消費税増税の陰に隠れた相続税増税 | 弥生会計を使い倒せ!~経営・節税に効く会計ソフトの使い方~

消費税増税の陰に隠れた相続税増税

みなさん、こんにちは!弥生会計を使い倒す税理士、弥生マイスター宮原です。

といいつつ、今日は弥生会計からまったく外れたご報告です(;^_^A


昨日5月27日に、相続税のセミナーを開催させていただきました。

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ただいま国会で審議中の消費税増税法案。


じつは、この法案は消費税【】増税法案で、

法案の後半には所得税増税と相続税増税が盛り込まれています。


中でも相続税増税については、本来平成23年度の税制改正で審議されるものだったのですが、

平成24年度税制改正にも入らず、この社会保障と税の一体改革に入ってきました。



増税の内容は、

・財産がこの金額を超えると税金の対象ですよ、という基礎控除の引き下げ

・税金の対象になる金額がいくらだと何パーセントです、という税率の引き上げ

・死亡保険金に設定されていた非課税枠の対象者を縮小

というあたりです。


一方で減税・緩和もありまして、

・相続人が未成年者や障害者である場合の相続税の軽減

・子や孫への贈与は税率アップのペースが緩やかになる

・相続時精算課税贈与(もらった財産を、相続税のときに相続財産に足し直して
 相続税を計算し、贈与のときの税金を充当して精算する方式)
 を適用できる要件の緩和

なんてのがあります。

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今国会での成立が危ぶまれているところでもあるのですが、

成立すれば平成27年からの適用となります。