もっとも有効な人口減少問題対策は何だろう。それは行政システムをゼロにリセットすることが一番だと思います。

Q.なぜ人口減少対策をしなければならない→A.(主に)社会インフラや社会保障システムの維持が困難になるから→じゃあ人口減少対策をしなければいけない!

というのが世の通説であるけれど、これを対症療法というだろう、焦点がズレている気がする。合理的な答えはこうでは。

Q.なぜ人口減少対策をしなければならない→A.(主に)社会インフラや社会保障の維持が困難になるから→じゃあ既存の社会インフラや社会保障を根本から見直すために行政システムを再構築しよう!

何かと人口減少対策という言葉は聞くけれど、「人口が増える=世の中が良くなる」のかどうかということにはもっと懐疑的になる必要があると思う。

これから多くの自治体で力を入れてこうとしている人口減対策ですが、もしかすれば何年後かにそれ自体が税金の無駄遣いであったことに気づく時が来るかもしれない。

私も「人口社会減対策はやらないよりはやった方がいい」とは一応云いますが、根本的には必要がないと思っている。それよりも行政システムを再構築すべき。

再構築と言うのは簡単でもやるのは大変、しかしそこが変わらなければ何も根本的に変わらない。効果がよくわからない対症療法を繰り返してもそれ自体に税金が費やされ住民の負担になる。

具体的に何をすればいいのか。持続可能な社会、つまり循環型社会の形成に集中的に取り組めばいいと思う。自然と共生していくことがベースとなる社会。

と言うと反感を抱く人もいるだろうけれど、質素な暮らしに戻ろうとか資本主義を手放すべきと言っているわけではなくて、ひとりひとりが普段のライフスタイルの中に"持続可能性"をできる限り取り入れていけばいい。

というわけで、現在私の移住先には下水道が通っていなく排水が川にタレ流しであるため、わが家では松油洗剤というものを使っており化学物質は一切川に流さないように生活しています。

除草剤や農薬で土壌を汚染するのをやめて山林も再生させれば井戸水も飲めるようになり上水道がいらなくなる。行政が主導しなくとも、ひとりひとりの意識次第で「持続可能社会」をつくることができる。

それは、人口が減ろうが増えようがどうってことない社会。それは、むかしの日本。