靜岡市美術館は10月にポーラ美術館コレクション展を開催して、多くの来場者を迎えることができ田中館長はじめ関係者を安堵させております。
12月10日から「家康と慶喜」展が開催されております。
当日の開会セレモニーには、徳川御宗家の徳川御夫妻がご来賓として出席されました。我々とも親しく会話されてうれしく思いました。
「家康は狸おやじ」、「慶喜は道楽者」と聞かされて、それが私の脳裏に焼きついていて、贅沢三昧の生活を想像させておりました。ところが・・・・、
家康公は遺訓にもあるように、人々を大切にして、贅沢を慎むなど素晴らしい人格者だった。また、外国文化に関心を示し文明開化のさきがけをした功績は大きい。戦国の時代を平和国家へと導いく礎が読み取れるのであります。
慶喜公は、カメラを通して当時の生活文化を撮影し、数々の貴重な映像をこの世に残している。美術館の展示品から、彼の質素な性格と旺盛な行動力が伝わってきます。とても親しみを感じる作品展であります。
正月には、ご家族で必ず観覧されますようおススメ致します。