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小児の将来に対する正常な視知覚の獲得において、小児の眼鏡は大変重要な役割を担います。

 

成人と小児で同じ種類の同じ量の屈折異常・視機能不良であっても、成人は既に完成した視機能があり「現時点において困っていることの除去」「現時点の見え方の質を向上する」を目的とする眼鏡作成になり、小児の発達過程にある視機能は「将来に対する正常な視知覚の獲得」と「現時点で困っていることの除去」この両方を目標とする眼鏡になります。

 

にも関わらず、度数やサイズが全く合っていないもの、品質・強度に不安の大きい素材を使用した小児眼鏡フレーム、数値は処方値通りであるが光学的・美観的調整が不完全であるが故、日常で連続装用するに堪えない小児眼鏡が多く見られるのは残念なことです。

 

自覚的検査が主となる眼鏡作成において、幼児期~学童期前半のお子さんへのアプローチは特に難しさが多く、発達系の問題を持つお子さんへのアプローチは検査者の熟練度によっても非常に大きく左右され、その発達の幅により検査精度にも幅が出るため、視知覚を含めたアセスメントは労も多く大変難しさが伴うものです。

 しかし、当方は

 ‟成人の「現時点において困っていることの除去」「現時点の見え方の質を向上する」を目的とする眼鏡、小児の「将来に対する正常な視知覚の獲得」と「現時点困っていることの除去」この両方を目標とする眼鏡”

 この両者に日常的に触れている立場からして、 視覚発達時期に必要でありながらも眼鏡が上手く装用できなかったと思われるエピソードがあり、大人になって困難を訴えて来店される方が多くおられます。

当然ながら、大人になってからの困り感を解決するのにもベストを尽くしますが、視機能の可塑性を考えた時、その柔軟性が高い時期にこそ優れた眼鏡の装用が大切であり、そのような眼鏡に出会わず過ごさざるを得なかった事を残念に思います。

これらは、子どもが眼鏡を装用する時期に、周囲の大人が質の高い情報や知識を持つことも重要であると感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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