ヨーロッパ旅行者の最大の悩み
シェンゲン協定について
建前上の決まり、僕が経験した実態、真実について書いていきます。
▼ シェンゲン協定とは
日本国籍の人、つまり日本のパスポートを持っている人というのはヨーロッパの国では観光ビザを取る必要はなく、90日間の滞在が許されています。
ヨーロッパでビザが必要な国は『ベラルーシ』『ロシア』ですね。
そして、一度入ってしまえば他の国にも出入国審査を受けることなく自由に移動することができます。
自由に移動できる国というのが下のオレンジ色で塗られた国です。
例えば、日本からオランダに飛行機で入り、
その後、陸路でベルギーに行き、また飛行機でポルトガルに入るとします。
入国審査があるのはシェンゲン協定国ではない日本からオランダに入る時だけで、
ベルギー、ポルトガルは入国審査を通ることはありません。
これはシェンゲン協定のおかげなのです。
パスポートにシェンゲン協定加盟国のスタンプがあれば、
協定国内は6ヶ月のうち90日滞在することができます。
この協定はEU圏外に住む人のための協定で
よく混同しやすいのですが、
欧州連合(Europe Union)、 EUと呼ばれるものがあります。
EU圏のパスポートを持っている人はシェンゲン協定とは関係なく
EU圏を自由に行き来することができます。
EU圏の人はEU圏内を自由に移動できる。日本人は本来、自由に移動はできないがシェンゲン協定があるおかげで入国審査を通ることなく移動することができる。
これが欧州連合(EU)加盟国です。
・イギリス⇒EU加盟国、シェンゲン協定未実施
・ルーマニア⇒EU加盟国、シェンゲン協定未実施
・ブルガリア⇒EU加盟国、シェンゲン協定未実施
・アイルランド⇒EU加盟国、シェンゲン協定未実施
・アイスランド⇒EU非加盟、シェンゲン協定実施
・ノルウェー⇒EU非加盟、シェンゲン協定実施
・スイス⇒EU非加盟、シェンゲン協定実施
これらの国が話をややこしくしているので、解説していきたいと思います。
気軽に尋ねてくださいね。
続く
http://lij.co.jp/blog/2015/09/28/schengenvisa/