本「引き寄せの教科書」の感想 | 喪われた和音を求めて〜プロデューサー日記〜

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今は直接文章書いておらずですが、同期した投稿のみになります。

少し前になるが、大学時代の友達が本を出した。

引き寄せの教科書

すごく面白かった。
学生時代に、語り明かしたことが懐かしい。

いつの間にか、とてもスピリチュアルな人間になって、こんな本まで出すなんて。
しかも、本がかなり売れているみたいだ。
なんだか、とても嬉しい。

内容に関して言うと・・・、

「引き寄せ」という言葉は聞いたことがあったけど、よくわかっていなかったので新鮮だった。

「引き寄せ」というのは、つまり「念ずれば叶う」というか、「諦めたら終わり」「努力すれば必ず報われる」的なことだと思っていたが、決して魔法的なことではなく、しごく当然のこととして受けいられたのが良かった。

もちろん、それはスピリチャルな次元に続いていくのだろうが、それを差し引いて、そういうのが苦手な人も、この本を読めば、「引き寄せ」というのは、極めて論理的な「幸せになるメソッド」と飲み込めそうな気がする。

ちなみに、僕が読み進めるうちに気になり、その後それが見事に解消されていたのは、願いが他人とバッティングした時はどうなるんだろう?ということについて。

ただ、それが「願いは叶うが、他人はコントロールできない」という話でとてもスッキリ整理されていて気持ちよかった。

つまりは「あの人にこうして欲しい」と願うのではなく、それがかなった時の自分の状態をイメージすれば、必ずしもその人じゃない「解」があるということだ。

具体的に言えば、「自分が好きなAさんに振り向いて欲しい」と思っていたとして、Aさんの気持ちを変えたいと思うのではなく、Aさんを好きな自分であったり、Aさんとうまくいった時の自分の幸せのイメージし続ければ、例えばそれが「毎日、好きな人と幸せな時間を過ごせてる」というイメージに集約できた場合、そこを念じ続けた結果、結果的にAさん以外の人で、そのイメージが達成される可能性がある、自分の受け止め方も含めて、自分に合った解決が寄ってくるということだろう。

「世の中は、自分という映写機が映し出している」という言葉を聞いたことがあって、それは本当にその通りだと常々思っていたが、やはりすべては自分次第なのだと思う。

昨日書いた「夢中は努力に勝てない」という話にも繋がっていくところはあると思うが、ともかく自分らしく生きていきたいものだ。


以下は、本からの抜粋で、印象に残った言葉を。

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□『引き寄せの教科書』抜粋

34p
思考から感情や気分が生み出され、そして、その気分が波動を創り、その波動が現実を引き寄せる。これが「思考が現実化する」おおまかな流れです。

39p
あなたが、何か現実を変えたいと思うとき、まず、変えるべきはあなたの思考です。これはなにも、他人に合わせて自分の意見や主張を変えろ、ということではありません。あなたが良い波動をなるべく保つために、どれだけいい気分でいられる思考を選択するか、その思考の選択を変えるだけなのです。

59p
あなたの願望と、あなたの思考が一致していれば、必ず実現します。あなたさえ抵抗しなければ、願いは叶うのです。自分の願望の達成の邪魔をしているのは、自分だけということを忘れないでください。

68p
すぐに、劇的に状況が変わるわけではありません。しかし現実は、あなたの少しの波動の変化をも反映して変化していきますので、少しずつ、少しずつ、良い方向へ向かっていき、半年や一年後には大きな変化になっています。「今より少しだけでかまわないので、いい気分でいられる思考を選択する」だけでいいのです。

134p
成長とは、自分が自分の喜びをより多く感じていくことなのです。そして成功とは、自分が喜びを感じる何かを達成することです。自分の喜びに焦点を置いてください。そうすると、自分の臨みもはっきりしてきます。
自分の成長・成功とは、どれだけ自分の喜びが得られたか、ということです。どんなことでも、物でも、自分の心が喜ぶものを求めていきましょう。

145p
自分の好きなことをして楽しんでください。人生は、自分をいかに幸せにできるかというゲームなのです。

148p
自分でどんな現実をも創れるとはいっても、あなたは、リンゴの木からみかんを収穫することはできないのです。

151p
方向性はバシッと自分で決めて、できるだけぶれないように保つ。その上で、起こることはただ、あるがままに任せる。

159p
あなただけがあなたの思考を選択でき、そしてその思考があなたの現実を創ります。ですので、あなたは、誰からも邪魔されない絶対的に自由な存在なのです。

162p
現実を変えるのは、あくまであなたの思考であり、思考から出ている波動です。行動では、現実は変えられないのです。行動は原因にはなれません。行動とは、本来、自分の思考で創作した現実を楽しむためのものなのです。

198p
他人や全体のために何かしたい、その思いは大変素晴らしいものです。しかし、その思いを行動に移す際にできることは、自分の喜びを追求することなのです。そうすればするほど、それが他人のためになります。すべてはひとつであり、そのすべてはあなたが創っていますので、自分のためにすることは他人のためにもなるのです。

201p
他人の言動に対し、自分はこう思う。あなたが他人に対してできるのはそこまでです。そこから、相手の言動を変えようとすると罠にはまります。そして、そこからいい気分に持っていくのは、相手ではなくて自分の責任です。

203p
あなたの言ったことやしたことは、常に相手の選んだことでもあるのです。あなたが決めたことは、相手の引き寄せたことなのです。ですので、自分の行動に自信を持ってください。

210p
他にも、こうすれば運が良くなりますよ、というジンクスのようなものはたくさんありますが、すべて同じです。その行為が運を引き寄せるのではなく、その行為によって自分の気分が良くなった場合に幸運を引き寄せるのです。

217p
そもそも愛しかないものを、愛でないように見る、これがザル(=エゴ)の機能で、人間にしかないものです。愛でないように見ることが悪いわけではありません。愛でないものを知って、愛がよりわかるためにそうなっているのですから。
しかし、本当のところは愛しかありません。愛でないように見えるものは地球上にまだたくさんあるかもしれませんが、それらはすべて本人が望んで選んだゲームの設定です。愛を選ぶのも自由、愛でないように見た設定を楽しむのも自由です。

219p
そして、他の人がどのような選択をするかは、その人に任せておけば大丈夫です。あなたが危険なものを知らせようが知らせまいが、その人は、自分に適した選択、自分の臨む選択を必ずしています。これは他人を信頼することであり、宇宙を信頼することでもあります。たとえ、人にとって良いと思われる方向でも、他人をコントロールすることはできません。

何かを表現しようとするときや何かを伝えようとするとき、それは自分の臨むことかどうか?と一度考えてみてください。自分が焦点を当てたものが現実になっていきます。自分が望まないものばかりに気を取られていると、望まないことが自分の現実の中で増大していきます。

224p
最後に自分さえいい気分になれれば、それが「出来事を受け入れた」ということになります。逆に嫌な気分に浸ったままでいると「その出来事を避けている」ということなので、繰り返しまた同じような出来事が起こります。つまり、出来事を受け入れる、とは、「何があってもできる限りいい気分を選択する」と全く同じことなのです。

226p
動物が無闇に殺される姿や動物実験をされる姿を見たくない、という気持ちもよくわかります。しかし、動物が殺される姿を見ることなんて、普通に生活していてありませんよね?それを例えばネット上ででも見るとしたら、自分が見たいから見ていることになります。つまり、あなたが望むからそうした姿を見るのです。見たくないはずなのに自分が見ようとしている、ここには大きな矛盾があります。「あなたが」世界を創っています。「あなたが」世界の中心です。見たくないものではなくて、見たいものを見てください。自分の焦点を合わせているものが現実になります。

251p
受け入れる必要や同意する必要はありません。ただ、その人の自由な選択を認めてあげるのです。そうすると、他人がどうあるべきだ、こうして欲しい、という発想は徐々に少なくなっていきます。私たちは、何を選択してもよい、という大きな大きな神の愛と信頼で包まれていて、それは自分でも他人でも誰でもそうなのです。誰の自由意志をも認める、言い換えると、基本的に他人は放っておく、というのが、神=愛に一番近い態度なのです。

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