2014新春第一弾!!外食コンサル事件簿〜22〜「やる気と本気の違いpart2」 | 飲食店で成功と失敗を経験した虎 安田久のブログ by Ameba

2014新春第一弾!!外食コンサル事件簿〜22〜「やる気と本気の違いpart2」



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明けましておめでとうございます!

2014年がスタートしました。 

今年は外食業界は激動の時代を迎えます。

消費税導入、居酒屋不振によるM&Aの加速など、この時代に生き残る為には、今迄のやり方では生き残れません?!

今年もさらなる成長の為に、このコラムを発信していきます。

本年もよろしくお願いします。

新春第1弾!!

~やる気と本気の違いpart2~

 リピート対策の具体的行動は以前にもこのコーナーに書きましたが、名刺交換が一番です。

 お酒を扱うお店で客単価が4000円上、ターゲットがサラリーマン相手の場合は、名刺交換が最大の武器になります。

 なぜ名刺交換が重要なのか!?

 名刺交換してくれる人は、店を気に入ってくれる可能性があるからです。

リピーターになってくれるかもしれないお客様だからです。

次回来店したいという具体的行動の現れが、名刺交換なのです。

名刺交換をしたら、「俺のことを覚えておいてくれよ」と、お客様に言われていると思ってください。

 また経営者にとって名刺交換は、店の責任者の実力や、本気がわかるバロメーターです。

良いサービス、良い料理……お客様にとって"良い"ことが多ければ多いほど名刺は集まります。

やる気のない責任者、仕事ができない責任者にいい店はつくれません。

 必然的に名刺交換の数は少なくなります。

本気で名刺交換をしようとすると、お客様からはお店のダメなことを指摘されます。

お客様から指摘されたことが全て正しいとは限りませんが、同じ指摘を何件も頂いたら、至急改善しなければならない。

 本気で名刺交換をすると、店の何が良くて、どこが悪いかがわかってきます。

 売上が悪くなった店長に、

「どこが悪くて売上が悪くなったの……?」

と聞くと、答えが、

「原因がわかりません……」

 ということがありました。

 このような答えの店長は、本気で店のことを考えているとは思えません。

本気でやっている店長は、店のどこが悪いかを日々真剣に考え、お客様からもヒントをもらって理解しているので改善ができています。

 しかし、本気でやっていない店長は、一番大事なお客様と本気で向き合っていないから、原因が分からない……だから何をやっていいかわからない。

お客様と本気で向き合っていたら、このような答えは返ってきません。

 名刺交換は、リピートするために必要なだけではなく、現場で働く店長などの本気度や実力もよくわかります。


 話は変わりますが、売上を一時的にあげることは簡単です。

お金をかければ一時的に売上はあがりす。

テレビコマーシャルや新聞広告、ネットやチラシなど、お金をかければ一時的に売上はあがります。
 
 また、大幅な割引でお客様を入れても、割引の時は入りますが、割引が終わったらお客様は来ません。

そのお店が好きなのではなく、割引が好きだから来るのです。

 広告や大幅な割引でお客様は入りますが、販促費がかさんで、逆に赤字になるのは目に見えています。

 飲食店は実力がなければ長く続かない商売です。

長く続けていくためには、実力を付けなければならない。

 では、実力とは何か?

 次回に続く……。