私の備忘録(読書・映画・TV)

日々接した情報の保管場所として・・・・


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第7回「届かない心の叫び!僕が犯した指導ミス」
丸山康子( 滝澤史)鈴木が新任時代に亡くなった女子


先週は山際先輩が、怒りの原因は川辺の初めての相手である岬 勇気への嫉妬だとカミングアウト、それを受けて鈴木がまとめに入ろうとした所に足子が乱入!までの話。


足子は、山際が苦しんでいるのは「処女性」に拘るという自分本位な「エゴ」のせいであり、それが河辺を傷つけ苦しめているのだと山際を断罪。

「足子先生、それは違う。
山際はむしろ処女性や過去を気にしてしまう自分を深く恥じ、その苦しみが溜まり溜まったが故に今回の告白に至った。
何の思慮もなく人の心を踏みにじった事実など、どこにも存在しません」鈴木

形勢不利と見た足子は翌日、個別に指導しようとしたが、子供達の方が納得しなかった。彼らは自然と、積極的に鈴木の課外授業を求めた。
「なるほど・・・私は邪魔ってことね・・・よくわかりました」足子。
 鈴木先生、どうぞ続けて下さいと退場。

 

この時点で山際先輩は河辺を深く傷つけた事に気づき素直に謝った。
鈴木は山際の思いは男のエゴであると再確認した後、人間同士が生きていく上で、様々なエゴが存在し交錯しあうことを指摘。

「ひとつの価値観が何者かによって有無を言わせぬ方向で潰されること、また、ひとつの価値観が世の中の全てを支配してしまうこと、俺はこれらを何よりも恐れてるんだ」


「どんな入り口から、人の事を好きになろうと構わないんだ。
問題なのは入り口ではなく、そこから先なんだ。
パートナーとの関わりの中で、いつしか本能的なエゴから解き放たれ、自分自身よりも相手を尊重する人間になる。
それが真の意味で人を愛するということではないだろうか」鈴木

授業は、ある理由から「処女性」に拘る中村の意見から「非処女」の存在意義へ・・
「処女性」に価値観を見出す世界では自分の存在は汚らわしいものになると悲観する河辺・・・・
周りも経験豊富という訳じゃないから、何も言えない感じに・・・


そんなみんなに鈴木は、ある公式を教えるのだった。

『 学び /  体験 = 学習率 』

「『体験』を分母に『学び』を分子にして、でた答えの数値を学習率と呼ぶようにしよう。この数値が高いのはどのような人間と言える?」鈴木
 「あらゆる事から多くを学べる人間」竹地

「そうだ。様々な事情から多くを体験してしまった者は、その分がんばって学習率を上げ、りっぱで素敵な大人になればいいんだ。
河辺、お前はたくさんの教材を手に入れた。それを放りっぱなしにして、生きて行く上での邪魔な重荷と考えるか、あるいはそこから多くを学び、人間性を磨く上での糧にするか、すべてはお前次第なんだ」鈴木
「先生・・・・ありがとう・・・・」河辺

今日の授業はコレにて終了!

 

『何かが完全に片付いた訳でもない。
誰かが俺の指導で一瞬にして変った訳でもない。
だがみんな、どうか折にふれて思い出してくれ。今日の学びを』

 

鈴木は、そんなハードな課外授業があったことを、デートの時、麻美に報告。
その会話の中で鈴木は、自分の教師人生を変えるきっかけとなった丸山康子という女生徒の事を話し出す。

それはまだ鈴木が教師になったばかりの頃・・・
その頃の鈴木先生は問題児ばかりのクラスで、そのトラブルの処理に追われ疲れきっていた。


丸山康子が卒業した2年後、亡くなった彼女の日記を読んで初めて自分の過ちに気がついたという鈴木の告白は、学校教育の深刻な問題をはらんでいた。
問題行動のない普通の生徒の苦悩・・・・

教室の掃除をサボる者の存在。皆が彼女に押し付ける。
ホントは自分だってサボりたい。
しかも問題児になった方が先生に注目してもらえる。
サボりたい自分とそれを許せない自分との葛藤・・・誰もわかってくれない・・・
 
そんな日々が続いた後、彼女は不思議な光を放つようになってしまった。
諦めの果ての悟り・・・・
心を閉ざしてしまった彼女は、さらに真面目な生徒を演じきることによって、学校生活を乗り切ろうとしたのか・・・

彼女の本当の心を知った鈴木は、この時大きな学びを得た。
「今の学校教育は我々が普段思っている以上に、手のかからない生徒の心の摩耗の上に支えられている。
どんな生徒に対しても手が足りない中、教師たちは結局、目立った問題を起こす生徒に多くの力をさかざるを得ない。
問題のない生徒は、おそらく潜在的に問題児に嫉妬心を抱いているに違いないんだ。
問題児の心の中に優等生への妬みが存在してるのと同じようにね。
その亀裂が無くなれば、学校というコミュニティに存在する大きな力を目覚めさせることができる」

 

教師がクラス全員に平等に目をくばることによって、誰一人摩耗することないクラスを作り上

げる。その事によって生徒同士の横の繋がりが深まり、活性化し、学校はより深い学びの場となることができる。

「丸山康子は僕の生徒だっただけじゃない。教師でもあったんだ」鈴木
「大事なことを話してくれてありがとう・・・」麻美

教師として自分が一番大切にしていることを伝えられたこと、そして受け取ってくれたこと・・
このことによって鈴木と麻美の間に確実な絆が生まれたようだ。

 

そんな事のあった次の朝を迎えた鈴木は、ちょっと照れながら登校。
トイレで、がんばって出てきたけど「河辺とのことがただ恥ずかしい」という思いで足が止まってしまった竹地と会い、意気投合。
「一緒に行こう。すぐ、楽になるさ」
鈴木と一緒に登校した竹地を例の5人衆が暖かく迎えてくれた。

 

感想

今回は、処女性を失った河辺に対し、公式を使ってうまくフォローした鈴木の手腕に感心。

 


第8回「夏祭りで事件勃発!生徒にバレた秘密・・・」

丹沢 栞(馬渕有咲)鈴木に憧れる女子。できちゃった婚を知って逆上


生徒達の心が開放的になりがちな夏休み・・・
職員会議では校長から、いつも以上にキメ細やかな生徒指導にあたりましょうという話があり・・・
足子からも、教師が一丸となって風紀教育の山場に向き合いましょう的な訓示が・・・
ハッスルしている足子・・・
「風紀教育」の名の元に思いっきり教師としての自我を表現できるという感じで、いつも以上に笑顔が輝いている。

 

鈴木が、夏休みに2Aの生徒が緋桜八幡宮のお祭りに参加するので、見廻りの協力をお願いすると、周りの教師達から、2Aの生徒と鈴木を絶賛する声が上がり・・・・鈴木もいい感じで応えていたが・・・・
足子だけが怖いお顔で唇を噛み締めている。
「ちょっとよろしいでしょうか!お祭りも大いに結構ですけど、過度に開放的な気分は風紀の乱れにも繋がるってこと、きちんと気に留めておきましょう!ね、鈴木先生? 」
笑顔が怖い・・・・・
先週の課外授業でのけ者にされたことを恨んでらっしゃる・・・・
教室でも職員室でも、楽しい夏休みの計画が囁かれ・・・それが足子をイラッとさせている。

 

そして終業式の日。
校内のバカンス気分に背を向け、戒めの意味も込め黙々と仕事にのめり込む足子・・・
・・・ストレスと怒りが蓄積され、徐々にタガが外れて来る。


さらに、気になっている同僚の岡田が、同じく同僚の槙谷と付き合っていた事が判明。しかも、けっこう前から・・・
ショックと脱力感で職員室を離れると・・・・男性教員達が公私共に幸せそうな鈴木を囃す会話が聞こえてきて・・・嫉妬と妬みも相まって、怒りの矛先は鈴木に・・・

 

そして緋桜八幡宮のお祭りの日・・・・
連れて来た麻美を残し、見廻りのために来た鈴木は、浴衣姿で中村と遊びに来ていた小川蘇美に久々にときめく。
でも、小川病を克服し、麻美一筋と誓った鈴木は、さわやかに挨拶だけして去る。

その後、突き刺さる視線を感じて確認すると・・・遅れてやって来た足子が鈴木を凝視していた・・・
鈴木は足子の毒気にやられて、白目を剥いて倒れてしまう・・
足子の負のオーラに導かれ・・・・


何とか持ち直した鈴木は、具合の悪くなった麻美を迎えに行き、介抱しているところを生徒達に見られる。ショックを受ける生徒たち。


中でも鈴木に、お好み焼きを食べてもらうことを目標にがんばってきた丹沢 栞の怒りと悲しみはすさまじく、かわいさ余って憎さ100倍、恨みを募らせるのだった。
そんな彼女の言葉を聞きながら幸せそうな足子・・・・「生徒のために」汚らしい教師に制裁を加えなければ!

さらに、麻美ご懐妊決定!
子供作る気満々で事に及んだはずなのに、やはり衝撃は大きい。
さぁ、デキ婚を生徒たちにどう説明する?「鈴木裁判」開廷!

 

感想
鈴木のワキの甘さが問題を爆発させる。鈴木の主義である「生派」を、どうキチンと説明出来るのか、ちょっとワクワク。

 


第9回「デキ婚は罪か!?生徒35名が教師を裁判!」


麻美の妊娠が確定し、鈴木は正式に彼女にプロポーズ。
もちろん麻美も了承。二人は結婚を前提にした同棲生活に入る。


妊娠&結婚は職員会議で伝えられ、同僚の皆から祝福の拍手。
「デキ婚」に関しては、ノープロブレムとされたが、中村と小川の二人に麻美がつわりで苦しんでいるとこを見られたと報告すると、にわかに職員室に緊張感が走る。
「まずいな~~」川野
「やっちゃったね~」江本
「生徒の中にはこういう問題に敏感に反応しちゃう子が結構いるのよ・・」五井。
「そういう子の保護者はさらにうるさいからねぇ・・・」石垣
「女子生徒・・というのは勘がするどいですからね~(満面の笑顔)」足子


中村と小川なら無責任な噂を流したりしないだろうと、妊娠については緘口令が引かれ、生徒たちには結婚の報告だけして、出産間際に妊娠の事を伝えることに。
だが足子が不穏な空気に変える・・・・
「小川さんと中村さん、あの二人なら大丈夫でしょう ? あの二人なら!? ぉ、ブレネリッ、あなたのお家はどっこ~♪」

 

中村は、もやもやを抱えてどうすることもできずにおり、小川はその思いを昇華させようと空手の練習に励む。
冷静な小川が二人の関係も、体調が悪くなった原因も、確かなことはわからないんだから想像して怒ったり軽蔑したりするのはやめようと中村を諭す。

 

足子は、同じく麻美と鈴木先生の姿を見て、ショックを受けていた丹沢、太田、梨本を呼び出し、「デキ婚」のことを感情を煽りながら伝える。
それを聞き、中でも鈴木先生LOVEを公言していた丹沢ははすさまじく怒る。
「そうね。真実は法廷で明らかにし、罪人は裁かれるべきね。
みんな、社会科で裁判員裁判って習ったでしょ?
みんなで考えて、みんなで裁く。民主主義よ」足子。


怒りの発散場所を求めていた丹沢たちは、すぐに足子の策に乗せられてしまい、「鈴木先生デキ婚」のニュースはすぐにクラス中に伝達され、同時に登校日に「鈴木裁判」を行うことも徹底された。


情報の確認のため中村と小川から鈴木に連絡があり、その応対で自分がごまかされていたと知った中村は徹底抗戦の構え。

 

職員会議では全力で「鈴木裁判」開廷を阻止するべきと意見が固まったが、鈴木は受けて立つことに決め、みなさんに「やらせて下さい!」と頭を下げる。
足子高らかな笑い声。
「『するならつける』、私は生徒を守るために避妊指導を徹底してまいりました。
その私の努力を、鈴木先生は身をもってだいなしにしてくださった。
その事に責任を感じてらっしゃるんですよね?
クラス会議、ぜひ、やっていただきましょう。
自由闊達な討論、オープンな学校、すばらしいじゃありませんか!


全員一致で、足子先生が完全に壊れてしまう前に強制的に休ませるべきだということになり、校長がそれを伝えることに。
「かえって恨まれませんかね?」校長
「恨まれると思います・・・休養することには救いを感じつつ、校長先生のことは恨み続ける・・・」桃井

案の定、恨まれた・・・
怒りの肩もみ攻撃を受けて、悲痛な叫び声を上げる校長の声を聞きつけた先生たちが駆け付けると、足子は鈴木以外の先生には後のことを頼み、鈴木には別れの挨拶をして去って行く。

 

恐れていた登校日がやってきた。
教室に向かう鈴木先生を中村と小川が迎える。
「今日は先生の味方しませんから。だから、今日は私を頼らないでください」小川

「ちゃんと納得させてよね!いもみたいに、あぁ、そうだったんだって、ちゃんと思わせてよね!
そうじゃなかったら、「鈴木学級」は終わりだから」中村

 

その頃、楽しい「鈴木裁判」のことを入江沙季から聞いた神田マリは、教室にしかけたカメラで裁判の様子を録画し、動画サイトに投稿しようと準備していた。
マリは裁判をかき乱すよう沙希に命じ、イヤーレシーバを付けさせた。
その後来た足子も「鈴木裁判」鑑賞に参加。
こいつらをたきつけたのも足子か・・・・


鈴木が教室に入ると、生徒達は早速、法廷っぽく机をコの字型に並び変える。
議長には丹沢が立候補。太田と梨本が議長補佐を申し出る。


この時点になって、クラスで「こんな裁判をやるべきか否か」でモメ始める。
「鈴木裁判」に肯定的なのは一部の生徒だけだったようだ・・・
その事にショックを受けた丹沢は感情的になり、しまいに議長を降りろとまで言われ、自爆寸前・・・


「何かを発見するためにクラス会議に挑みます」と同僚達に告げて、教室に来た鈴木は、やはり中学生には高等な議論などできないのだろうか・・と、一抹の後悔と共に新鮮なワクワクも感じていた。
『もしかしたら、僕の実験のひとつの結果が、今日、得られるんじゃないかって・・・』

 

混沌としていた法廷は、竹地が議長を引き継いだことで、収束。
まず、裁判を続行させるべきかが話し合われる。
中村の、机を並べ替えた時点でみんなは裁判に同意したことになる、という意見が採用され、続行が決定。

「要するにさ、俺達は先生に対して、宣戦布告をしたのと同じなんだよ」
「どっちが正しくて、どっちが間違ってるのか、どっちが土下座しなきゃならないのか、決着つけるまでやるしかないんだよ!」中村
「私たちは鈴木先生を相手に最後まで戦い抜かねばならない」小川

「チャイムが鳴る前に決着をつけましょう。
では、これより、クラス会議を再開します!」竹地

『さぁ、ここからが本番だ』

 

感想

足子の画策で開かれる事になった「鈴木裁判」。実に面白い!

 


第10回(最終回)「光射す未来へ!教師の告白に涙の教室・・・」


「鈴木裁判」の開廷。
「鈴木先生が「できちゃった結婚」することについて、罪があるのかないのか、みんなで追求していきたいと思います。
先生、僕達、容赦なくやらせてもらいますから」竹地
「あぁ」
『さぁ、どこからでもかかって来い』鈴木

 

まず丹沢から『お祭りの日、鈴木先生の彼女がつわりで苦しんでいるのを見かけた(せいで傷ついた)』という訴えが提議される。
それに対して鈴木先生が『つわりは事実』と答えると、やはり教室内に動揺が走る。


・「鈴木先生も丹沢も、両方不運でかわいそう」紺野
・「今時、「出来ちゃった結婚」ってそんなに悪いこと?」岬
・「正式な彼女かどうかが問題」駒井→「真剣に交際している恋人」であると回答あり
・「責任を取って結婚するなら問題ないのでは?」本木→「結婚する」と回答あり
・「できちゃった結婚」は間違った順序であることを認識すべきであり、先生はその順番を守るべき(足子指示で入江沙季が発言)
・「いわゆる先生とは教師全体を指し、鈴木先生がその罪を犯すのはさらに悪い」丹沢

竹地が書記をやりながら進行していたが、ここで、小川が書記に立候補。
ついでに、自分の意見を述べる。
「できちゃった結婚」はいいかげんな内面を表している場合もあるけど、鈴木先生がどういう事情でそうなったのかをちゃんと知りたい」

 

ここから、生徒たちの身近な具体例が出され、鈴木云々より、家庭の事情を背負った生徒対生徒の展開に。
・「遊び人だった従兄弟が「できちゃった結婚」したことにより、更生し、みんながハッピーになった」野呂
・「結果的にいいパパになっても、それまでのやりまくってる罪が許されるわけではない」吉井
・「「やりまくってる」とは具体的に何人か?」→同時に二人はダメ→かぶってなければいいのか?→ダメ。やはり一生添い遂げるべき!


これらの発言に身に覚えのある岬や河辺彩香は内心、言いたいことがあるようだが・・・

 

その後、鈴木が結婚すると聞き、それならいんじゃね?結婚しないなら最悪だけど的な流れになった時、桂から「結婚することが本当に責任を果たしてる事になるのか」と意義が唱えられる。
桂の母親は結婚せずに彼女を産んでおり、桂は母親の生き方、さらには自分の家庭や自分自身が責められてると感じた。
「私のパパとママは最悪なんですか?どうなんですか?!」桂
「俺・・別に桂のお父さんとお母さんを否定するつもりなかったし・・・」本木
「でしょうね!わかってるよ。アンタは気づかないで否定してたんだよ!
それを言って、傷つく人がいるなんて、これっぽっちも想像しないで。
読書感想文を書くみたいなつもりでさ!わかったふうな理屈タレ流してたんだよ!
本木だけじゃない、全員そう!みんなのそういう議論聞いてて、私、ずっとムカムカしてた」桂


『覚悟はしていた。ひとつの道徳的基準について、大勢が本気で検証し始めれば、その事から派生して様々な基準が是非を問われることになる』

新見も、別の立場から発言。
新美の父親は現在は弁護士だけど、若い頃は司法試験の勉強のために経済的にずっと苦しかった。そのため結婚後も子供を作ることができなかった。
経済的な余裕ができた頃は、母親は高齢出産の年になっており、命がけで姉と自分を産んでくれた。
経済的な問題を考えずに『デキ婚』をして、国から援助を受けているのはおかしい。

 

ここで同じく、今は大学の教授やってるが、若い頃は貧乏だった両親を持つ出水が発言。
彼の両親は経済的な問題がクリアーされるまでは結婚するべきではないと思っており、そのため、ずっと交際を続けながらも、結婚の機会を見いだせずにいた。
だが、妊娠によって結婚に踏み切ることができたという。
「そんな訳で、うちは「出来ちゃった結婚」なんです」出水

生徒会室で神田と『鈴木裁判』の中継を覗いている足子、嬉しそう・・
でも、この企みに続木が気付き、すぐに校長らに報告。

 

深刻なカミングアウトが続き、生徒それぞれの葛藤を聞くことになった『鈴木裁判』・・単なる嫉妬から始まったのに、大変なことになってしまった・・・と責任を感じた丹沢は裁判中止を提案し、それに賛成する者も何人か現れる。

・「それぞれの事情があるから他人がとやかく言うのはよくないというのは「思考停止」では?」と沙希が発言(足子の指示)
・「本当にそっとしておく事情なのかどうか確認すべきでは?」中村
・「「出来ちゃった結婚」が全部悪いという結論になったら出水君の両親を否定することになるのでは?」岸
・「僕はうちの両親が正しいって言いたい訳じゃない。ただ、うちみたいな考え方もあるって付け足したかった。その上で考えて、「デキ婚」が悪いって結論になるなら、それはそれで僕は受け入れるつもりでいます」出水

「今、手術のためにお腹を開いてる状態なんじゃないのかな。だから血が出てきている。でも、開いたからにはやり遂げないと。
怖くなったからって放り出したら、もっとひどくなると思う」小川
「続けようぜ。後で、議論しそこなった思いがフツフツしてくるに決まってる」藤山
という事で続行決定。

 

流れを黙って見守り続けた鈴木だが、ここからは己の罪について具体的に説明する展開に。
まず、「教師だから「デキ婚」は余計許されない」という意見について。
「自分のした事について、一個人としては汚いとも不道徳とも思っていない。
だが、中学教師としては、やはり常識的判断から見て、失敗を犯したと思っている」


「失敗を犯した」とは、判断能力が未発達な中学生に誤解を受けるようなことをしてしまったことだと説明して謝罪。
でも生徒たちからは、ちゃんと鈴木先生の言葉を聞き、自分自身で判断したいから「裁判」を始めたとの反論あり。

 

次に「鈴木先生はどういう事情で「デキ婚」に至ったのか」の説明に行こうとしたが・・・
「避妊はしたんですか?」と椿から厳しい言葉。


『やはり、避けては通れないか・・・』
「避妊はしていない」鈴木
ここからは「生派」と「避妊派」の怒涛の意見交換が・・・
「俺が避妊をしなかったのは、俺が「避妊をしない主義」だからだ!」ドーン!!

鈴木が生派になったのは、「付ける」ことに罪悪感を感じるようになり、セックスが喜びではなく苦痛に変わってきたから。
話は「避妊教育」の是非から、男性側の「生を封印する辛さ」や妊娠する女性側の辛さへ。
河辺から「女子だって生を我慢するのは大変」という意見が出て、経験者と未経験者の意見が交錯。
現実の辛いことを忘れたくてセックスするのに、付けることで現実に戻されてしまうのが苦痛らしい。
想像を超えた河辺の「私は生でいいって言ってくれる人が好きなの!」という発言に、衝撃を受ける生徒たち。

『どうする?・・・どうする俺!落ち着け、落ち着け!考えろ!観察しろ!』
『こいつらの創りだそうとしている流れを見極めるんだ!』

 

「避妊派」と「生派」の意見がヒートアップして爆発炎上か?!と鈴木が危惧していると・・
「どっちが正しい、間違ってるじゃない。両方が並立する考えもあるんじゃないでしょうか?
たとえば、僕達には「付けてする」という選択が許されている。
「付けてしなさい」でも「付けてするべきだ」でもなく、それが許されているという考え方、それなら、かち合うこと無くわかりあえます」竹地

 

『ここだ!!』
鈴木は河辺の純粋な思いによる付けないセックスに同意を示し、でも、そのためには『それが叶う相手』と『環境』と『自分自身の覚悟』が伴わなければならないと伝える。
「「付けてする」という行為はそれらが伴わない時、にただ許されてるだけだ。
そして、ただ許されてるだけの者が「生でする者」を罵倒したり、上からものを言ったりすることは、全然道徳的ではないんだ」鈴木
「ひとつの考え方が絶対的正義と思ってはいけないってことか・・」出水

「つまり、酢豚なんだ。嫌いな人が多いから排除するんじゃなくて、そういうメニューも残しておくべきだったって、先生は言ってるんだよ」樺山
樺山は、あの辛い「酢豚事件」から学びを得て、咀嚼して、自分のものにした。

「ひとりひとりがたくさんの価値観を胸に抱き、面倒で苦しくても向き合い、葛藤し、回りの価値観との共有を一生懸命さぐれば、僕らには別の道が開けてくるはずなんだ」鈴木
「そんなこと、できるのかな・・」中村
「俺はできると思う。だって、今ここでやっている事こそが、まさにそれなんだから。
お前達はりっぱにやってのけられてるんだぞ」鈴木

 

チャイムがなったが、討論は続く。
B組の桃井とC組の江本が援護して時間稼ぎをしてくれていた。


鈴木は麻美さんとの出会いと結ばれるまで、結婚を決意するに至った経過を話した。
「俺の告白はこれですべてだ。どう判断するかみんなで決めてくれ。どんな裁きにも俺は従う」

 

子供達は結論を出すため集合して話し始めまる。
この事態を許せない足子は、さらなる議論をふっかけようと沙希に指示を出したが、この討論の過程で自分も鈴木シンパであり、2Aの一員だと自覚した彼女は自らの意志でイヤホンを外す。

 

『麻美さん、つくづく思うよ。大人は子供を見くびってるって。
新しい知識を得て、新しい考えを身に付ける、それは新しい人間に生まれ変わるようなものだね。
きっと彼らには、世界が昨日までとはまったく違ったものに見えてることだろう。
その瞬間を目のあたりにすることを、教師にとっての幸せと思う』

 

子供達は、みんなが全員で納得できる答えが見つかるまで考えさせて欲しい、待っていて欲しいと頭を下げた。
「もちろんだ。俺は自分の不注意でみんなの心をずいぶん不安にさせてしまった。今のお前たちにこの点を深く謝罪したい。本当にすまなかった」鈴木

丹沢からも「独りよがりの狭い考えで失礼なことをしました」と謝罪が・・・
「ごめんなさい」
「俺は丹沢に特別に礼を言わなければならない。クラス会議を開き、俺にみんなの前で話す機会を与えてくれた。ありがとう」鈴木

 

生徒たちは外部に鈴木の事が知られることによって、鈴木の最高刑の執行になってしまうことを気遣い、誰にも漏らさないことを誓い合う。


『他者を批判することで、自らを正当化する者のなんと多いことか。
自分の意見を押し付けようとやっきになり、相容れない意見は相手の人格までも否定する者の何と多いことか。
こいつらは、そんな大人たちの何倍もすごい』

 

でも、このエンディングを許せない足子先生暴走中!
2Aに殴りこみをかけようとして、先生たちに取り押さえられた足子は家庭科室に飛び込み、窓から「ばっかやろおおーー!!鈴木のばっかやろおおおーーーー!!」と叫び続けた後、涙にくれるのだった・・・・
鈴木が来る前は職員室のリーダー的存在だったのに、その座を奪われ、アイデンティティ崩壊の危機から憎しみが募ったらしい。

 

 


全体感想
実は、TV放送時は全く知らなかった。東日本大震災の1ケ月後から放送された事も関係していたのかも。平均視聴率2.1%と、歴代ワーストに近かったにも関わらず、多くの賞を取っており、評価は高い。


1年ほど前だろうか。この「鈴木先生」の映画がTV放映されて、なんとなく録画してあったものを観始めたら、元々のTV版でバックグラウンドを知りたい、と猛然と思う様になった。

ネット検索をあちこち繰り返し、何とか全話把握出来た結果が今回。
中には音声データが直接使えないので、男性の声で全セリフをカバーした回もあり、それはそれですごい情熱を感じた。

 

生徒を何か実験台や、モノ扱いしている様な印象が最初あったが、回を重ねるにつれ鈴木自身の個性と、生徒のそれとのぶつかり合いの中で生じる化学反応に、こちらも反応。
卒業後に亡くなった女生徒のエピソード。問題を起こさない生徒の心の摩耗、という言葉が強く心に残った。


中学生の頃の青臭い、思い出したら「ギャっ!」と叫びたくなる様なエピソード満載で、かなり観るのがつらい回もあった(実体験あり)。

 

 

このバックボーンがあって、初めて「映画版」が語れる・・・

 

 

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