和ごころ心理相談室公式ブログ ~拳をひらいて~

激しい感情の波や情動と人知れずたたかう、たった一人のあなたへ
【衝動や不安感のほんとうの正体を知ることで悩みを解決し、生きている実感をとりもどす心理相談所】


テーマ:

和ごころ心理相談室です。

 
前回の記事で、
わたしたちが予期せぬできごとに遭遇した時、
その理由をさがし求める先にたどり着く場所は、
自分自身がじぶんに課した「設定」にほかならないこと、
 
 
その設定というのは、

「じぶんは、ほんとうは生きていちゃいけない人間」

「じぶんは、ほんとうは自由になってはいけない人間」

「じぶんは、ほんとうはなにをやってもうまくいかない人間」

「じぶんは、ほんとうはどこへ行ってもうまくやれない人間」

「じぶんは、ほんとうはだれにも愛されない人間」

「じぶんは、ほんとうは幸せになってはいけない人間」

 

という、

ふだんは意識にあがってこない心の根っこの部分で、

ひそかにあなたが思い込んでしまっている、

「じぶんの人生の真理」であることについて、お伝えしました。

 
 
では、なぜわたしたちは、
このような、何の得にもならない、
効果的でない人物設定を、
自分自身の身におこなってしまうのか、
 
今回は、その理由についてお伝えします。
 
 
【出来事とその意味】
 
まず、生まれたばかりのあなたの姿を、できるかぎり想像してみてください。
誕生したてほやほやの、赤ちゃんの時のあなたは、
じぶんと他人(親)という区別もあいまいな、
感覚だけで生きている、生命力のかたまりです。
 
年齢関係なく、「予期せぬ出来事」というのは、
そのタイミングがことなるだけで、
だれでも平等にやってきます。
 
今、お腹がすいているのに、お乳がすぐもらえない、
だっこしてほしい気分なのに、周囲に誰もいない、
おしめが濡れて気もちが悪いのに、すぐに取り替えてもらえない、
 
さあ、じぶんのまわりでいったい何がおこっているのか!?
じぶんで生きるすべを知らない赤ちゃんにとっては、
まさに一大事!
 
そんな時、あなたはどうしたでしょうか?
 
力の限り、泣きさけびますよね。
「今」じぶんが不快であることを、ありったけの声をあげて周囲にうったえます。
それと同時に、じぶんの「イヤ」な感覚を、外に放出していきます。
 
まもなく、泣き声に気づいた周囲の人間が、
お乳をのませたり、抱っこしたり、おしめを取りかえたりしてくれます。
そこであなたは、もう泣きさけぶ必要はなくなります。
 
こういったプロセスに、「トラウマ」や「設定」はいっさい、存在しません。
そういった(たとえ一時的にせよ)つらい出来事にたいし、
赤ちゃんのあなたは、
「意味」をもとめないからです。
 
 
ところが、
わたしたちの脳は、身体とともに、日々成長していきます。
人間関係や環境もめまぐるしく変化することで、
「予期せぬ出来事」のバリエーションも増えていきます。
 
機嫌の悪い親がきまぐれにあなたにぶつけた、心ない言動、
突然始まったいじめ、教室内の不確かな人間関係、
なんらかの原因で背負うことになった、消えない罪悪感、など…
 
解決策の選択肢が非常にすくない環境で、
子どものあなたにとっては一日一日がまさに、
「何が起こるかわからない、恐怖の連続」のくりかえしだったかもしれません。
 
「周囲をみても、どうやらこんな目に遭っているのは、じぶんだけのようだ・・・」
「どうして、毎日こんなに、いやな思いをするんだろう」
「どうして、じぶん(の家)だけが、人と違うんだろう?」
子どものあなたは、答えの出ない自問自答を、その都度くりかえします。
 
赤ちゃんのころと違うのは、あなたは「考えること」を身につけ始めているということです。
 
そして、
その幼い思考の行きつく先が、
先述の「自己設定」へとつながっていくのです。
 
例) 「いいこにしていなかったから、親に殴られたのだ」→何もしていないのに殴られた→「何もしなかったから殴られのた、お手伝いしよう」→お手伝いをどんなに頑張っても殴られた→「がんばりかたが足りなかったからだ!もっとがんばろう!」→がんばってもがんばっても結果は同じ→「今度はこういうふうにしてみよう!(親をよろこばせる子どもなりの創意工夫」
以下略→以下略→以下略・・・・・
 
 
上記の例にあげた方の、行きつくさきは、
「どうやら、じぶんはだたいるだけで親を怒らせてしまうらしい」
「もしかして、じぶんはほんとうは、生きてちゃいけない人間なのかな…?」
「そうか!ほんとうは、じぶんは存在してはいけない人間なんだ!」
(だからあんなに、親はじぶんを怒ってばかりいるんだ)
 
 
すとん
かなしい設定にもかかわらず、あなたはそれを、
水でも飲むように素直に受けいれます。
 
受けいれるとなぜか、
あなたは以前と比べ、
どこか晴れ晴れとした、心地のいい心境に変わることができました。
 
 
なぜ、そのような自己否定感が、じぶんを安心させてくれるのでしょう?
 
 
それは、わたしたち人間にとって、
「未知」という状態が実はいちばん、不快で、不安で、恐ろしいものだからです。
 
ここでいう、
子どもにとって「いちばん不快で、不安で、恐ろしいこたえ」というのは、
「親は、じぶんをあいしてくれていない」「じぶんはあいされていない」
という、絶望的な状況のこと。
※幼い子供にとって、なぜそれが絶望的かというと、
それはイコール「大人になるまでちゃんと育ててもらえない」「生きるために必要な衣・食・住の保証がない」という、
生命の維持、じぶんの生き死ににかかわるものだからです。
 
それが、
たとえ一時的で効果的でないにせよ、
その理由(設定)づけができたことで、
「そのことはじぶんはわかっている」という、心のよりどころが出来るのです。
 
 
そしてこの「設定」は、
その後、あなたが生きていく中でも、
ある意味では、あなたのこころを守ってくれる盾となってくれます。
 
「しね!」「あんた最低!」「なんでそんなに●●なんだ!」
成長した今のあなたが、
他人にどれだけひどい言葉を吐かれても、
どんなにひどい扱いをうけようとも、
昔ほど不快でなく、傷つかずにいられるのは、
 
「そんなことお前に言われずとも、とっくに知ってるよ、バーカ」「そんなこと言われるのなんて、想定の範囲内ですよーだ( ゚Д゚)ヘッ」
 
と、
こころの中で先回りして、じぶんでじぶんの価値を最初から値引きすることで、
他人の攻撃のダメージをへらす、
自己免疫のような役割を果たしているからです。
※同じような状況を自身で選択し、じぶんの「設定」を確認しつづけることを「強化行動」と呼びます。こちらはまた、次の機会に。
 
 
 
これが、
わたしたちの悩める心におこっていた、
人生の初期設定~いままでのプロセスです。
 
 
 おわりに・・・
 
「こんなご時世だから、何が起こるかわからない」
昔からつかわれてきた言葉ですが、
個人の力では何をもってしても想定したり避けたりすることがむずかしい出来事(自然災害や人災、トラブル、病気、たいせつな人の死など)、
そういったことに遭遇したら、
 
まず、無理に理由をさがし、気もちの納得感やおさまりどころを得ようとする必要はありません。
厳密にいうと、そんなことをするのは、ずーっと先でよいのです。
 
 
まずは、
じぶんの気もちに正直になり、
あなたにとって安心できる、安全な場所で、
 
 
理屈のふたをおもいきり解放して
ただただ涙をながしてください
身も世もなく悲しんで、
ぶつけようのない怒りを思いきりかんじて、
怒りを吐きだしてください
「ほんとうは怖かった」気もちをなかったことにせず
なにかにしがみついたりして、こどものようにこわがってください
「気もちを感じること」に、大人も子供も関係ありません
こわくていいのですから
悲しくて当たり前なのですから
腹がたって当然なのですから
 
 
これが「じぶんを大切にする」ということです。
 
 
 
「出来事に意味はない。解釈をあたえるまでは」
そして、その出来事にもし、意味があるとするならば、
あなたがこれまでの人生のなかで、感じることを避けていた感情たちが、
飽和状態で外に出ようとしたために連れてきた状況、と考えてみると、
いままでと違った、
気づきがあるかもしれません。
 
怒り、悲しみ、恐怖心、
一見ネガティブにおもえる、これらの感情はどれも、
あなたの心身をすこやかに保つために、
何ひとつ欠かせない、たいせつなエネルギーです。
 
 
あなたの心身が、その均衡を保とうとして、
今のタイミングであなたの人生に引きよせた状況が、
あなたがいま遭遇している、その出来事なのだとしたら・・・
 
 
 
 
あなたのその「設定」は、
これからもまだ、維持しつづける必要がありますか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

※ホームページ追記しました。

和ごころ心理相談室HP
https://wagokoroshinri.amebaownd.com/

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