「ナチュラル・リテラシー」
子どもが焚き火を楽しむ姿は絵になります。
子どもが「火」と遊ぶ。
うちわで仰いでみたり、
枝の先っぽの炎を振り回してみたり、
水と火の戦いを実践してみたり、
煙から守るために水中眼鏡とマスクをつけてみたり。
見ていると、
「火遊び」というよりも
「火」と遊んでいるように思えてきます。
「火」という常に変化しているものと遊ぶ。
自分の思い通りにならないものと遊ぶ。
触ると泣くほど熱いものと遊ぶ。
「薪を焼べる(くべる)」という、
知識や理屈だけでは習得できない技を
経験的に身につけていく。
そんな体験の一つ一つが
子どもの「遊ぶ力」を育んでいく。
まさに「ナチュラル・リテラシー」。
「ナチュラル・リテラシー」とは、
直接的な自然体験から学び、
かつそれに応答してゆく能力。
(『足もとの自然から始めよう~子どもを自然嫌いにしたくない親と教師のために~』
デイヴィド・ソベル著)
日常的に、
とはいかなくても
週に1回とか、
月に1回などのレベルでも
ただ、それを続けていく。
そうすることによって、
子どもが経験的に自ら学んでいく。
「学び方を学ぶ:リテラシー」一つの方法かと思います。