グレースケアのとんち介護教室

時代の先端にして崖っぷち、ケアのトレンドを脱力レビュー。


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事業者が泣く泣くさかのぼって自主計算した「不正」請求額、合計4億2646万円


コムスン 2億261万円

ジャパンケアサービス 1億3837万円

ニチイ学館 8547万円


最大手コムスンが、堂々の1位。ニチイを抜こうと拠点増、顧客増にがんばった成果が現れた。折口会長いわく「でっかいことがしたい」。夢がかなったよ。とほほ。


この「不正」のなかには他社のケアマネジャーに言われて、当たり前のようにやってた散歩の介助なども含まれる。すでにサービス提供し、報酬も利用者1割負担もいただき、ヘルパーにも給料を払っていたものを、ぜ~んぶご破算にして返すのだとか。(ヘルパーからはもちろん返してもらわない)。利用者にも返金したらかえって戸惑うのでは。


結局今後は、例えば散歩は認められない、でも外出介助は閉じこもり予防とリハビリに効果がある、そこで良心的なケアマネほど、買物だとか名目を替えたり抜け道を探してやるだけのこと。ナンセンスだ…。


ところで、4億2千万円といってもピンとこない。月給17万円のヘルパーだったら200年以上働かないと返せない、4回生まれ変わって生涯賃金5回分全部費やす、そんな額だ。(絶対生まれ変わりたくない)

あるいは、100人の常勤ヘルパーに2年間、タダ働きさせるくらいの金額。


でも、「不正」請求を指摘する読売新聞が先月、国税局に指摘された申告漏れの総額、4億7900万円。記事はなんだかとっても小さかったが、いわゆる所得隠し。追徴税額合わせて、なんと6億5400万円を国税局に納め直している。読売のコメント「社内連絡のミスだった」。上には上がいる。負けた。

読売新聞社会部編
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地下鉄の駅などに置かれ、オトコを刺激する(らしい)フリーペーパー「R25」、最新号のコラムでは介護ビジネスを取り上げる。

http://r25.jp/index.php/m/WB/a/WB001120/id/200705101101

内容は、大手事業者の不正請求の背景に言及。介護報酬の切り下げで事業者は苦しみ、低賃金に介護職も疲れ、離職も相次ぐ。という暗い話…(「年間に4人に1人はこの世界を去ってしまう」)。

さすがヤングなリーマンに支持されるR25、‘コンプラ命’‘遵法バカ’のマスコミとは異なり、日本の将来を見通した警告を発する。いずれ親が要介護になったときに、「介護をしてくれる人が、もう日本にはいなくなってしまっていたとしたらどうだろうか。仕事を抱えた身で、親の介護が果たしてできるだろうか」。そして厚労省の試算、今後10年で介護職員を100万人から150万人に増やす必要、を挙げる。

普段、例えば都心で会社勤めをしている限りは、正直あんまり「介護」は関係ないかもしれない。むしろ目をつぶって遠ざけたい話題だろう。そんなピカピカのビジネス社会のなかに、読み捨て雑誌の1コラムながら「こっちを見て!」と、介護の実情を割り込ませたR25はエライ。

で、オチは①国の福祉政策について、しっかり目を光らせよう! ②介護もビジネスになっているという認識をもとう! ①②とも他人事にしていたら、本当に危機的状況がやってくるよ! というもの。

結局、関心をもって眺めましょうという、啓蒙的でパンチに乏しいまとめは残念。もし自分事として考え、国の政策に目を光らせて介護ビジネスに思いを馳せたら、「いや~いまの介護報酬や政策動向じゃ、事業として成り立たんわ~」っつうところ。成り立たすためには人件費を抑制するしかなく、ますます基盤の細る悪循環。


せっかく「青山一丁目」や「大手町」に割り込んだのに、やっぱり介護はアカンと思わせるだけだったら、これ逆効果。


ビジネスとして魅力をもち、働いている人が専門職として充分な報酬を得られるようにするには、いろんな資金や人材が介護やケア業界に流れてくる仕組みが必要。その一つ、国主導の介護保険が足踏みしてしまっているなら、そこに目を光らせて制度の逆転大充実を図るのもアリだけど、他方で制度の枠外で、なんだか新しい仕組みを創るのも手っ取り早いし、面白そう。

肝心なのは♪頭テッカテ~カ、冴えてピッカピ~カと光らせる、僕ドラえもん的未来志向。意味不明。

2005年から2015年まで、高齢者人口は2500万人から3200万人に急増する。3割増し。

平成17年度 高齢社会白書 http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2005/gaiyou/html/Hg111000.html


労働人口自体が減っていく中で、さらに介護職はいまのままだと、ハイペースで減っていく。


そんな危機的状況を回避するための秘密道具は何か?



つづく…。

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なんつうか、介護業界の魅力が色あせつつある昨今、久々に前向きな記事。


そろそろ腰痛もキツイし、別の仕事を探そうか、と私も毎週熱心に眺める求人欄。


その欄に、シリーズ仕事力、姜尚中『ニッポンには新エンジンが要る』。


よくあるモノから知識・情報へ、製造業からサービス業へ、という議論なのだが、姜教授が、日本を覆う現状維持モードと閉塞感を打ち破り、「新しく優秀な人材が積極的に価値を見いだして、仕事を切り開いていく」セクターの一つとして挙げているのが、介護。


正確には、「介護などでさまざまなサービスを組み合わせ、モノを介在せずスキンシップなど目に見えない価値を大切にする情動的なビジネス」。


う~ん、またロハスか? わかりにくい。


介護とスキンシップ。確かに現代に失われている人と人とのつながりを、濃厚なまでに取り戻す場ではある。

言葉でも言葉以外のコミュニケーションでも。スキンシップも大事。認知症のケアなどは特に。


いっしょにご飯を炊きトイレに行きフロに入り。不眠で不穏の人がいれば行って恐がらなくていいと手を握り。それでも治まらなければ明かりに体の向きに暑さ寒さに音に水分に空腹に失禁に尿意便意に便秘に体の不調に不安に気がかりに怒りに不満に寂しさに昼寝のし過ぎに薬に…と想像してはさまざまなサービスを組み合わせ、それでもうまくいかずに振り回され。表に現れない、裏の思いやニーズまで汲み取らないとならず。


確かにモノを提供して、対価を得て、それでハイ満足。という仕事ではない(尿とりパット替えてOKってこともあるけど)。


介護の世界では、ニーズとデマンドの区別ってよく言うが、口で訴えられている内容(フロ嫌とかのデマンド)とその方本来の必要(清潔にしたいとかのニーズ)とは違って、まさに目に見えない価値を探るサービスと、言える。


な~んもしたくないっつうデマンドと、でも頼られてハリのある暮らしをしたいっつうニーズ。

対する介護サービスの中身も、ただのお世話と、専門性のある自立支援、と分かれる。


姜教授は、モノそのものと、目に見えない価値(知識・情報・サービスなど)、という風に分ける。目に見えない価値は、さらにサービスの中身やレベルで分かれるだろう。そこに、新たな可能性や価値を探そうとするケアの仕事は、確かに、やりがいがあると言えなくもない。やせ我慢で

(認知症の人の情動への関わりや、お客様にできることは何でもしてもらう究極のサービス!は、まだまだこれからの分野だし。ノウハウないし)


「イギリス、アメリカはいち早くその分野に優秀な若い頭脳をシフトさせ、債権国家にふさわしいあり方を確立しようとしていますね」

「私は日本にも…もう一つの大きなエンジンが必要だと思っています。若い人が燃え尽きる前に飛び込んでいける、ビジネスのフィールドが」


現状を打破して、新しい時代を引っ張るような強力なエンジン。
そして、若い人が飛び込んで、…燃え尽きてしまうのか?

「情動的なビジネス」と並んで挙げられているのは、「金融サービスや保険など成熟社会に対応した富を生み出していくビジネス」。債権国家・英米で若い頭脳が向かっているのは多分こっち。姜尚中、いつから国際社会のブルジョア賛美になっちまったの?


やっぱり腰が痛い。金融屋さんに負けないよう、頭も使わないと。


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行政とマスコミの介護保険運営適正化キャンペーンで、利用者も事業者もスタッフも叩きのめされている昨今、「日中独居」や「生活援助の必要性」の解釈が、行政の恣意的に過ぎることを批判する記事が出た。やっと。


日本共産党の機関紙、赤旗


知ったのは、はりたさんのブログより。内容の一部が抜粋されている。

http://themefromrawhide.blog86.fc2.com/blog-entry-140.html


某区の介護保険課では、ケアマネジャーら現場の判断を尊重して、あとから不適切な給付と判明しても、さかのぼって返還命令は出さないとかいう記事も。


いま、ここ数年にわたり提供したケアを精査し、不適切事例と決め付けられて返還を迫られたり脅されたりしている事業者には、一筋の光明になるような内容。


いささか共産党への動員めいて、元「ノンセクト・ラジカルス」(あるいは「ニセ左翼暴力集団」。懐かしい)とかに近かった私にはちょっとためらわれるのだが、このさい、赤旗を振って紹介してしまおう。


なにしろ、これまで要介護本人やご家族、ケアマネジャーには感謝され、ふりまわされながらも一生懸命提供してきたケアが、いま、一方的で急激な「適正化」のなかで、世間からも「不正」呼ばわりされ、金返せとか言われ、いったい自分たちのやってきたことは何だったのか? と突き落とされている友だちヘルパーがいるものだから。その憤りは深い。


少なくとも、「不正」の中身をきっちりわけて、「生活援助の切捨て」「介護の取りあげ」と区別する議論がもっと必要だと思う。

もちろん、「自立支援」という一方の理念との兼ね合いも見極めながら…。




安全手旗 赤・白

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