グレースケアのとんち介護教室

時代の先端にして崖っぷち、ケアのトレンドを脱力レビュー。


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介護報酬を上げてくれ!でないと介護の人材が逃げていく!


という悲痛な叫びをドキュメントしたNHKスペシャル。

番組中、退職したグループホーム職員の年収179万円。

介護職員の平均賃金305万円。(これ一部の社福や医療法人が引っ張っていて、民間だけならもっと低いのでは?)


練馬区のグループホームのほか、世田谷区の特養や、中野区の新設複合施設での求人難・離職を描く。

そして、景気の回復により他業種・企業の賃金が上がり、人材が流れていくこと、くいとめるには労働条件を上げるため介護報酬のアップが必要だが、社会保障費1.6兆円の削減を決めた小泉政権の『骨太の方針』により、報酬単価が上がる見込みは今後ほとんどないこと、が明らかにされる。


「予想より早く財政の締め付けが始まっている…」。厚労省で介護保険をつくり阪大に移った堤修三氏。

「腰を据えていいケアをするには、いい人材が必要。介護保険をもう一度立て直していかなくては…」。


うっかり小泉ブームに便乗してたら、こんなオチに。

介護職員の労働条件改善を断固として認めない、骨太の方針に、こっちはどんどんスネがやせ細る


さらに暗雲垂れ込めるのは、ラスト、介護の仕事を辞めて3ヶ月、転職先がまだ見つからない…。


低賃金、仕事は厳しい、そしてつぶしがきかない。

これじゃますます人気薄。


そのうえ、読売が片棒かつぐ運営適正化キャンペーンと介護業界バッシングのせいで、いまや報酬を仕事に見合う額に適正に上げろという議論じゃなく、報酬を返せ・下げろ・書類仕事は増やせという、介護職の疲労感と虚しさをつのらせ、離職を後押しするものばっかり…!


もっとこう、仕事の魅力をアッピールする方法はないだろうか?


例えば、ケアスタッフの生活はとってもロハス


ただの安月給じゃない。

金銭的、物理的な豊かさを志向せず、社会的成功を最優先しない」。


バアさんジイさんに振り回され、おばさんスタッフの機嫌を伺っているんじゃない。

すべての人々が共栄共存できる社会を志向する生活創造者〈Cultural Creatives〉」。


認知症というある意味、自然そのものに還っていく人間との関わり、地域で最期までその人らしくというグループホームの取り組みなんかは、エコロジーのサスティナビリティである。意味不明。


参照:ロハスクラブ http://www.lohasclub.jp/what_is_lohas/top.php


でもほんと、利用者もスタッフもこんだけ多世代(10代~100歳以上)が混じり合い、女性が活躍している職場は一般企業にはない。


テクノストレスに悩むOLさんも、ぜひケアのお仕事で人とのふれあいを取り戻せば、きっと癒されるはず。

そんな魅力に、他業種からどんどん「介護に人材が逃げてくる」でしょう…。


まじ? つづく。

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NHK特集『介護の人材が逃げてゆく』、今夜再放送とのこと。


25日(24日深夜)0時10分~


私はまだ観ていない。

この実態を改めて知ると、介護職、ますます辞めたくなるらしい。


くわばらくわばら。

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コムスンは介護保険ドロボー!と声高に叫ぶ週刊現代。

ワクワクしてつい購入する(350円)も、ツッコミの甘さにがっかり。メインは田舎の医療法人の不正で、話題のコムスンについては新聞記事とネットや知人の話からテキトーにつなぎ合わせただけ。見出しにうたってつい買わせようという魂胆。ひっかかっちゃったじゃないか!

だってここで指摘されているコムスンの不正の中身、「インターネットを使った見守りサービスを提供していないのに介護保険を請求した」という、まったくの意味不明なシロモノ。そんな怪しいサービス聞いたことない。もちろん提供したところで保険請求などありえない。

そのうえ、介護保険は保険料と税金半々だってのに、福祉だから税金のみという書かれよう。古い。そしてお約束の「我々の血税を何だと思ってる!」つう現代の読者におもねった展開。とほほ。最後は、どっかの施設長のコメントで、食事排泄入浴の世話だけで柔軟性がないとかなんとか。問題になってるのは、在宅の話なのに、入所施設の課題にすりかわっていてまったく意味不明。

こんなテキトーなつぎはぎ記事で稼ぐなんて、ひとこと言わせてほしい。

週刊現代は小銭ドロボー!350円)

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昨年末に実地指導を受け、報道が先走って盛り上がったコムスン。年明けにはやっぱり監査を受けており、その結果が出た(数字は拠点数)。


コムスン 自主廃業、業務改善勧告16、文書指導147、返還4,320万円?

ニチイ学館 業務改善勧告、文書指導28、返還4,100万円

ジャパンケア 業務改善勧告、文書指導18


東京都は、訪問介護46社集めて再発防止の説明会を開き、

http://news.goo.ne.jp/article/asahi/life/K2007041002210.html


厚労省は、広域で訪問介護を展開する十数社に一斉監査するよう都道府県に通知。

http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kaigo_news/20070410ik07.htm


いや~、本気で訪問介護事業所、つぶしにかかってます。


介護保険、使う人を減らし、使うサービスを減らす。そして提供する事業者を減らす。


昨年の4月改正で、まず大量の要介護者を要支援者にまわし、生活援助の基準も厳しくして、よし、だいぶ事業たたんだかな? と思ったら、青息吐息でまだ生き残っている。


次はダメ押しで監査指導、すでに払ったお金も返させる。これでどうだ!息の根とまったか!?

ただでさえ安い給料、上がらないのに書類と仕事は増えて、ますます介護職は逃げていく。


介護保険始まった当初は、民間の参入歓迎で一気に基盤整備を進めようとし、給付が増えすぎたと見ると今度は急ブレーキで抑制する。


今回の件、人員基準を満たさない虚偽の申請や運営は明らかにダメだが、その指導の勢いに呑まれて、行政による生活援助の「切り捨て」まで認めてしまっていいものかどうか、業界全体「適正化」の名のもとに、失われるものは事業者の売上だけではない。


実際に某社で実地指導を受けた知り合いの話。

東京都の職員が3人きて、生活援助をターゲットに2時間。次々と質問攻め。


ケアマネジャーからもらっているケアプランの内容と、訪問介護計画書と、実際に行ったサービス記録をとことん突き合わせる。


例えば、90分の生活援助を週2日。

「こんなに入る必要性はない!家族もいるでしょ!」

いやでも、家族は仕事で、日中は独居なので…

「同居の家族がいたらダメ!週末にまとめて家事してもらえるでしょ!」

でもあの~、ケアマネジャーのケアプランに入っているし…

「それはケアプランが間違ってます! ケアマネジャーに指摘して断るか、変えてもらわないと!そのまま受ける方が悪い!


例えば、30分の買物介助。

「どうしてこんなに長くかかるの? 近所の地図を書いてみなさい!」

え~っと、ここに商店があって、スーパーはここで…

「ほら家の近くにお店あるじゃない。買物も10分で済むでしょ!」

いや、生活保護の人で、遠くても安い方のお店に行かないと生活苦しいんです…

それは生活保護の話でしょ! 介護保険の運用が問題なの! だからダメなの!」


うううううううう。そりゃないぜ、セニョリータ。


だいたい、すでに、3月23日付で今回の業務改善勧告は出てるし、ニチイ学館などはお金の返還も済んでいる。それが今になって急に会見が開かれ、報道されるのはなぜか?

やっぱり、都知事選の真っ只中に出て、福祉が争点になっても困るとか…。事業者の「不正」が前面に出て来ているけど、議論が深まれば介護保険の給付抑制や、介護職の労働条件と人材不足、福祉の基盤整備などの課題が出て来ざるを得ないし。


在宅支援が弱くなったら、結局施設に流れる。介護保険スタート時の在宅重視の理念からはますます遠ざかる。ちょっとの支援があれば、住み慣れた自宅で、年をとっても暮らし続けられるものを。その支援は結局、家族頼り、さもなくば自費という世界。「介護の社会化」もネジが逆に回りだした。


「施設解体」を進めたアサノ知事だったら、これ一体どうするよ?




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介護業界、太陽の沈む季節模様

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介護職の募集に、希望者殺到! 倍率20倍の難関!


うらやましい。ありえない。

フィリピンの日本人退職者村での求人の話。日本行きも念頭におく。

(NHK『フィリピン介護士がやってくる』3日教育)


対して、私の勤務先界隈。スタッフ不足でいつもシフトに頭を悩ませ、そしてあーまた退職者、残ったスタッフはさらに厳しくなるお仕事、そしてあーまた退職者、の悪循環。連続夜勤に身体もココロもボロボロ…


職安に福祉人材センターに専門学校に折込チラシにホームの壁に近所のスーパーに口コミにスタッフの親兄弟姉妹親戚に辞めたスタッフにもう一度と次々当たり、頭を下げて迎える金の卵(むかし工場いま特養。でもあんまり金にはかえらない)。


2003年の介護の求職者20万6千人が、2年間で3割も減ったとか。介護施設は増えているのに、これだけ担い手が減ったらまわらないのは明らか。都内に加えて中京圏や神奈川、阪神など、景気が回復して、他に好条件の職場のある地域では特にキビシイ。


フィリピンの取材では、特養の施設長の視察に同行して、2つの介護士学校に行く。


最初に訪ねたのは、日本語クラス。日本に行きたいですか?の問いに、「はい、もちろん!」と屈託なく応える生徒たち。併設のホスピスでは90歳のおじいさんを7、8人がかりで介助する場面。「人海戦術」だね、と施設長。これは取材用に、施設のアピールで人材豊富な気がするが、その後の面談で「夜勤は20人にスタッフ1人」と日本の実態を聞かされ、ギョッとしながら「ベリーエキサイティング!」と叫ぶところをみると、現場の介護職の配置はもっと多くてフツーと思われているのかもしれない。(確かにエキサイティングだわよ、毎晩。ホームは9人に1人だけど)


次に訪ねたのは、フィリピンでも1、2を争う評価という介護士学校。そこのクラスで行きたい国を聞くと、カナダ、イスラエル、カナダ、カナダ、米国、カナダ、イギリス、イスラエル、カナダ、カナダ、中国、カナダ…。20数人聞いて、日本はたったの一人だけ。いわく条件が厳しすぎて不人気。「学歴じゃなく介護士としての技術やお年寄りを思いやる気持ちを評価して欲しい」。ごもっとも。


肩を落とし「政治の責任ですね」という施設長。日本語クラスでは強気だったのに…。


<求人案内>

特養 日本ホーム

・四年制大学卒に限る ・さらに6ヶ月の介護士学校卒 ・日本語能力要

・4年以内に日本で介護福祉士取得(試験はモチ日本語)、できなければ帰国のこと。

・交通至便。飛行機で4時間


有老 カナダビレッジ

・2年間介護士として働けば永住権さしあげます

・英語で働けます


番組の情報からはこんなカンジ。

これ日本ホームの条件をもっとよくしないと、スタッフこない。他に流れるのは当然。


冒頭の退職者村介護職は、フィリピン内での人気が濃厚。あと、日本クラスというのも、もっと大胆な労働市場開放を当て込んでフィリピンで開講相次いでいるものの、現状ではそのうち失望が広がるのではないか?(日本に来るより、フィリピンに移住する日本人の介護に応える?)


経済連携協定、看護師もセットになっており、あまり大量に来られても困る、日本人の労働条件まで落ちかねないしっつう業界団体の思惑がらみで、ハードルが高くなっている。(他方、「准介護福祉士」の創設など、怪しい抜け道をつくる動きも)。


でも、現場的には、もうヘトヘト。やりきれない。介護の質も下がる。何より利用者にしわ寄せが。フィリピーナのあの自然にあふれ出るような心からの笑顔、ニッポンジンもう出ませんネー。


とにかく早く好条件での採用をすすめて欲しい。日本ホームの施設長どの…。誰だ?


つづく。

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まだ何とか、生き残っています

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フジテレビが、昨年9月放送の『恐怖の食卓』の内容をお詫び。

http://www.fujitv.co.jp/index.html

(右側What'sNew最上段)


食生活をAD/HD(注意欠陥・多動性障害)に結びつけ、病気の解説中、キレる症状が特徴で未成年の凶悪犯罪の一因などと決め付けた。あんまりにも短絡的で素朴な偏見丸出し、当然のごとく関係者団体(えじそんくらぶ)などが抗議。


詳しい経過は、http://www.e-club.jp/ikenhuji.htm


直後 番組担当者「現場がつくったので分からない」

10月 編成制作局バラエティ制作センター番組チーフプロデューサーの回答

12月 編成制作局長の回答

3月 会社名で謝罪


だんだん対応窓口がエライ人に代わっていく。この経緯をドキュメントしたらよっぽど面白そう。局側が団体へ釈明に訪れても門前払いされるところは絵になるし、団体側も「こんなの回答じゃない」と突っぱねたり、とことん理詰めで迫りつつ、落としどころを探したり、内部の議論がもっとわかるとメディアと障害の関係について理解が深まりそう。


医師会等の資料を持ち出すテレビ局側と、そのとりあげ方や影響を問題視する当事者側。脳の器質的な問題を取り扱う脳神経外科医か、社会的・心理的側面をみる児童精神科医か。注意力欠如で衝動的で多動か、好奇心旺盛で即実行力・バイタリティがあるのか。


フジテレビの文書では、障害の「克服」や「治療」という用語がフツーに使われている。確かに訓練や薬物治療もあり、すがる関係者もいる。ただ、同時に、まぁちょっとクセ強いけどいっか~という周囲の受け止め、危ない恐いっつう偏見の克服、環境の改善なども、求められよう。


ちなみに、成人のADHD。ウィキペディアより引用。

成人においては、時間が守れない、物の整理や情報の管理ができない、大切なことを忘れる、見通しをつけるのが苦手で、衝動的に行動してしまう、注意力を持続することができない等、日常生活をきちんとこなす能力に欠陥が現れるとされる。先延ばし も問題になる場合が多い。


本人が努力しようとしている場合でも、人と同じように行動できないことが多く、周囲の理解や本人自身の理解もないことが原因で、劣等感からうつ病 不安障害 などの二次障害を生じる危険性が高い。


ただし、基本的な障害をかかえた上での社会適応は環境に依存する。またこれら欠点を持つことと同時に、優れたアイデアを思い付く能力や、興味のある対象に対する強い集中力、大胆な行動力を示す場合もあることも知られており、これらの能力を積極的に生かすことで社会的に成功している人もいる。向いている職業は、エンターテイナー及びその他芸能関係、企画、さらには、内科医や精神科医など。


引用おわり。


不二家叩いてたら、みのもんた叩かれ、英女性が殺されたら、無責任男が追悼され、命がけで脱北したら、隣の晩ごはんにも突撃だ。

テレビの情報番組を見ていると、トピックの移り変わりの素早さにはあらためて驚く。とても一つ一つに注意していられない。一つのことに集中できず、関心が次々と移る。注意力を散漫にするよう鍛えられる。


では、次の情報バラエティのテーマは『恐怖のテレビ台』ということで。



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