グレースケアのとんち介護教室

時代の先端にして崖っぷち、ケアのトレンドを脱力レビュー。


テーマ:

ドラマ恍惚の人。原作が1972年だから、30余年たち、医療もそれなりに進歩。

なにより、アリセプトなるアルツハイマー病の薬が発明されたのは大きい。


医師の対応は、原作では何だかとりあえず内科的な検査をして、「異常なし」との診断。

夜間対応に出されるのは「鎮静剤」…。


今回は、医師も慣れており、ちゃんと長谷川式の検査をし(5つのものを見せて隠すやつ)、ずばり「認知症」と診断をくだす。

そして、治る可能性は低いこと、物忘れとの違いなどを解説。


ただ、「専門の施設で、リハビリなどで進行をある程度遅らせることはできる」という。

また、再度の受診時にも、専門の施設を勧めつつ、「認定のポイントが高いので待機されている方が非常に多い」とか。

「もう一度、ケアマネジャーに相談を」と。そして不眠には「安定剤」。


この「認知症専門の施設」が何をさすのか、よくわからない。待機者が多く、その後見学に行っているところは「特別養護老人ホーム」(介護老人福祉施設)だが、認知症に限らないし、今は介護度でより重度な方が入居するところ。


っつうと私のいるグループホーム業界的には、「専門」なら、やっぱりグループホームしかないでしょ!という感じなのだが、(正式名称は認知症対応型共同生活介護だし。よくわからないし。でも認知症しか入れない)、でもリハビリで遅らせるていうのはしっくりしない。


認知症初期の「リハビリ」。脳を鍛える大人の計算ドリルか? 多分、100-7、さらに-7…だけ繰り返しやったり、野菜の名前を暗誦することに集中すれば、次の受診で改善は間違いない。長谷川式スケール限定で。


「生活リハビリ」といえば、まだよいかも。家事や仕事などできることはやり、なるべくその人らしい、フツーの生活を送るホームは、確かに認知症の進行を遅らせることができる(人による)。


あるいは、医師はもしや精神病院を想定しているのだろうか? アリセプトを一切提案せず、周辺症状のうち「徘徊」のみに話がいくのは、本当に古いタイプの内科医で、認知症は手に負えないから即精神科、という発想もありえる。ただ青年医師の輝く瞳と、ケアマネジャーにすぐ振る態度からは、むしろアリセプトの副作用を案じて福祉の方へ戻す、医療の限界を謙虚に踏まえた誠実さをみるべきだろう(リアリティには欠ける。輝く瞳も誠実さも)。


(ちなみにアリセプト、今夏には認知症の初期だけでなく、中重度でも効果があると認められたとか。エーザイ張り切りますからね!)


ドラマでは、おじいちゃん、子どものころは飛行機乗りになりたかったというエピソードを盛り込む。それも紙飛行機の操縦士にと、子どもたちを相手に戯れる場面。新しいことは忘れても、昔のこと思い出や夢にたち返っている無垢な笑顔の三国連太郎、息子の三宅祐司も子どもの頃、父親と遊んだセピア色の過去を思い出す。メルヘンチックでハートフル…


のはずなのだが、そのクライマックス、なぜかロケ地が、2時間ドラマの厳しいルール(湯けむりを最低10カット)に従っているために、空高く舞う髪飛行機、まるで「伊香保温泉のフォレストガンプ」という、何だか中途半端なオチになってしまったのだった。残念。

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

映画やテレビに本、昨今のトレンディー、認知症。昨晩は、元祖にして決定版『恍惚の人』。


いままで、森繁久弥と千秋実の版を見たことがあるが、今回は三国連太郎。

有吉佐和子の原作は、どこかおじいちゃん、飄々としたところもあって、家族も振り回されつつあきれ半分な物語なのだが、三国は、歩き方とか口ごもる喋り方とか舌の弛緩など、演技行き届いているのだけど、どこか力が入ってしまっている。

森繁でリメイクするのが正解ではなかったか? 演技しなくていいい)


もうちょっと、とぼけた感じがあるとよかった。例えば、自宅にきた保健婦みたいのに、いきなり体操させられる場面、原作と森繁版にはあって、「ふつうに暮らして生きたいのに、変な人が介入してくる困惑」がにじみ出ておかしい。サービスする側の押しつけがましさとかもちゃんと描いている。


今回は、介護保険施行後、初のドラマ化なので、おのずと家族の態度や使えるサービスが異なる。そこにも注目だったのだが、

1.役所の「ケアマネジャー」を頼っている

2.認知症なのに、グループホームが検討されない

3.施設=特養しか出てこず、その特養も一人で書や花を楽しむ元気老人ばかり

4.元銀行の支店長なら、有料老人ホームもお勧め

5.結局、ヨメのみ頑張り~の家族頼りの結末


など、ちょっと違うな~という場面もみられた。

原作は、老人会館に、なんとなく日中通って過ごし、世話好きのお婆さんにもてたりして、老いらくの片思いみたいな面あり。

こっちの方が、介護予防事業っぽくて現代風かも。

つづく…。


福祉・介護blogランキング

↑↑          ↑↑


ほかのブログで認知症ケアは?

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

使えない国家資格で知られる社会福祉士。 4月からの地域包括支援センターでほとんど初めて、必置の資格扱いされて業界ちょっと沸き立ったけど、実態は予防プランに追われて総合相談や権利擁護など社会福祉専門職ならでは!の業務になかなか取り組めず、かつお給料は安い、仕事は不安になるくらい増えていくといった有様。


医師、弁護士、司法書士…など開業で食える専門職になるにはどうすればよいのか?


っで、ヒントは久保田社会福祉士事務所

http://k-cswoffice.air-nifty.com/blog/


昨日、多摩地区開業社会福祉士の懇談会に久しぶりに参加、歩き方から身づくろい、すべて開業者として発想する久保田先生の独立起業魂には、本当に学ぶことが多いです。 地道な日々の積み重ねが、ブランド価値を高めていく…。ちょっとわらしべ長者的なところもあるが、それも師のご人徳が呼ぶ人のつながり故。やっぱり社会福祉士も専門職として、億万長者をめざさなければダメだわ、本気で…、と思いました。

福祉・介護blogランキング

↑↑          ↑↑

ワンクリックが大判小判に

AD
いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)

テーマ:

英国紳士がズボンのすそをまくると、そこには尿袋がのぞいている…。


国際福祉機器展、あまり意識していないが「国際」なので、インターナショナルな雰囲気もある。

中国語を賑やかに話している一団や、海外からの出展者も少なくない。


外国人客を意識したコスプレでは、浴衣に下駄履き、立派なヒゲとはげ頭のおっさん。車イスを売っているが夜店でやっているような風情がある。あと、ナマズのかぶりものをした住宅メーカーの人。耐震構造を説明するのに、ひたすら揺すっている。


また、私らエンドユーザーが物見遊山で流しているのに対して、きっちりと大手の卸や代理店と取引をまとめようとしているビジネスマンや町の発明家もいる(というかそっちが本当の見本市か)。


あるブースでは、福祉系の女子生徒に囲まれた異国の紳士が2人。「男性のオムツを不要にする画期的商品!」とワープロ打ちされた紙を張り、一生懸命、クリアファイル入りのカラーコピーの商品説明を配っている。もったいない。わざわざ飛行機で欧州から来ているのに、もっとターゲットを絞った方がよいのではないか。


彼女たちが彼氏に、尿袋と長いチューブのついた失禁パンツをプレゼントするとは思えない(もしかしたら、「ずっと私のそばにいて!トイレに行って離れるくらいなら垂れちゃって!」という告白のアイテムにはなるかも。冒険だけど)


私も得意の英語で話しかけると、「そうコレはとてもジョウブ!」と、いきなり足元の尿袋を外すと、口をつけてふくらませてみせる。その顔はハンサムだが、なんとなく汚い。「何回分たまるのか、それとも一回一回とりかえるのか?」と聞くと、「No!No!2千回くらいはダイジョウブ!」と言ってまたふくらます。うう伝わっていない。

目盛りは1,500cc、10回もたまったら、あふれてチューブを逆流するだろう。


でも、前立腺肥大とかでダラダラと出続ける人や、パットやリハパンは嫌だという男性にはいいかもしれない。バルーンカテーテルを尿道に入れるのには抵抗があっても、これは逆に陰部をチューブに入れるだけだから、逆にトイレにも行きやすく自立支援に使えてよい。ただ垂れ流す感覚に慣れてよいものか、抵抗感はある…


と英語で熱弁をふるってみるが、それには紳士たち特に答えず、私もクリアファイルを渡された


う~ん、このモヤモヤ、会話の端々で意味がまっすぐに00%通じ合わない不安や不満。


ことばの意味や使い方を忘れた認知症の人も、日々味わっているのだろうな…。


namazu


まだ残っているブースがあるので

つづく…。


福祉・介護blogランキング

↑↑          ↑↑

ワンクリックで小さな地震

いいね!した人  |  コメント(3)  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。