グレースケアのとんち介護教室

時代の先端にして崖っぷち、ケアのトレンドを脱力レビュー。


テーマ:

NHK教育で3時間、認知症当事者を3組を迎えての討論会、というか座談会。


私は介護職でありながら、ナベプロのドラマに魂を売って

1時間くらいしか見ていないのだが、討論の噛みあわなさがせつない。


みのもんたは、認知症の親と同居して介護経験あり、とあるが、

やっぱり、対個人で話のできるケアワーカーじゃないわけで。

いわゆる大文字の政治ごと、社会問題としての認知症をどうするか、

「発言できるような当事者」ではない、もっと進んで大変になったら、

いまの日本ではとても暮らせない、年金が60歳でもらえなくなっても

誰も何もいわないようなところですから! とアッピール。


確かに、認知症を自覚し、自ら訴えることのできる方は、

みのにしてみれば、まだ「軽い」、恵まれているということなのだろう。

そして、実際、より重度で、家族も周囲も大変で、という認知症

(みのは「自ら認知できない認知症」というが)の方が、

問題としてわかりやすい。プラス、解答として、

「私ゃ東南アジアやヨーロッパの都市で資料を探している、

日本じゃもうダメ、、、」とか、金持ちらしい極論でアジテーションする。


せっかく、例の堀田力さわやか福祉財団理事長とかが、

地域での支え合いとか周囲の理解、さらに当事者の発言に感動という落としどころで

まとめているのに、みの、ぶち壊し。


人選と趣旨が出演者に共有されていなかったミスで、

当事者や家族のほか、堀田とみのと医療者とFAX回収嬢しかいないのがダメ。

介護、福祉職もおけば(和田行男や三好春樹も、ちょっとお約束だけど)、

あるいは、うるさい障害当事者でもおけば、まだ、発展的に

まとまったのではないだろうか。


当事者が出ると、よく、軽いからとか、特別な人とか、操られているとか

いわれるが、忘れてはいけないのは、急にボケが深くなって、

「な~んにもわからない」人に化けるのではなくて、

いわゆる初期の人から、行きつ戻りつのプロセスが、ずっとずっと

続いているだけなわけで、本人の思いや不安や不満やあきらめや脱力や

希望も、急に丸ごと忘れられたりなくなったりするわけではないこと。


ボケが進んだら、本人の言うことに耳を傾けなくていい、

わけではなくて、もっと知る努力や工夫が周りに必要になるわけで。


その意味で、きっちり当事者の発言を中心にすえたNHKの試みは

よかったけど、あまりにきれいなシナリオが見えていたことと、

みのもんたが、その反発もあったのか、あまりにデリカシーなく

吼えてしまったものだから、何だか後味が悪い番組に仕上がっていた。

(思いっきり生気分でズバッと怒り芸を見せられても困る。

自分がヘゲモニーをとれない場でのコミュニケーションスキルの貧しさ

認知症ケアに向かない)


ナベプロ創業、渡辺晋は、戦後の人々を楽しませたくて、まったく新しい芸能界、

エンターティメント産業をつくろうと夢をもって実現した(らしい)。

こっちのセミドキュメントドラマも、後半しめっぽかったのはいただけなかったが、

植木等やザ・ピーナッツがスターになり会社も発展する勢いには胸踊る。


いま、遅れて高度成長の勢いに乗っている「介護界」。ケアスタッフの労働条件の

圧倒的な低さに、身体も心も壊す使い捨て、「優しい人」「えらい人」あるいは

「バツいち女」「リストラ男」「外国人」が担うという偏見と現実、、、


日本の介護福祉業界を、いっちょまえの、魅力ある明るく楽しい産業にしていくためには

まだまだ、先は長そうだ。

渡辺晋のあとを追って、ハイ、スイスイスーダララッタ、スラスラスイスイスイスイ…


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