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シリーズ11 「個人面接はキャバ嬢の法則」 39  まとめ

2011年04月25日
テーマ:個人面接・最終面接

このシリーズも今日で完結です。


 個人面接の世界は、キャバクラの世界と構造は一緒。だから学生は、NO,1キャバ嬢を目指しましょう!ということが、本シリーズの趣旨です。


 NO,1キャバ嬢の口説きモードの男に対する会話の進め方は、個人面接において、学生が面接官に対する接し方に大変参考になります。


ここまでダラダラ書いてきましたが、NO,1キャバ嬢は、口説きモードの男に対し、



①笑顔や愛想は欠かさないが、媚びは絶対に売らない。
②相手の意見を、一旦肯定しといてから否定する。
③相手とは対等なので、仕方ないから口説かれてあげよう、と考える。
④自分の良いところも悪いところも、普通に話す。



というポリシーで臨んでいます。これを踏まえて、個人面接に通じる点は、



『就活では「準備」をしなくてはならないが、面接では、何も考えず「素直」に臨む』



ことであり、一言でいうと、



『個人面接では何も考えず、ボーっとして臨む』



ことが、NO,1キャバ嬢ということになります。以上が要約です。


 個人面接では、ネットを中心に色んな情報が飛び交います。自己PRの仕方や、熱意の有無、引っかけ質問、圧迫・・・挙げだしたらキリがありません。


 でも、これらは全て本質を突いている見解ではないんです。だって面接は、個人個人の絶対評価だから。ヒトによって、口説き方が変わって当然なんです。


 マニュアル通りの対応で万人が口説ければ、その人は、よっぽどのカリスマですね(笑)。マニュアル通りで女の子が口説ければ、こんなに楽なことはないんだけど、実際にはそんなことあり得ません。


 ということは、面接だって、相手のキャラによって攻め方を変えないと、絶対に口説けないということになります。


 だから面接官は、学生間でウワサされる面接に関する情報や、鉄則じみたものを、全く気にしてはいません。そんなものを気にしていたら、ヒトを見極めることなんて出来ないから。


 キャバ嬢の方から見ると、マニュアルどおりに攻めてきて口説こうと思っている男だと、どう答えていいのか判らなくなる場合があります。こういう男は指名も拒否ですね。


 どうかこれからは、NO,1キャバ嬢目指して進みましょう。絶対になれますよ。難しくないんです。だって要は、普段の自分なんだからね。










シリーズ09 「個人面接はキャバ嬢の法則」 38  NO,1キャバ嬢は…拒否る!③

2011年04月24日
テーマ:個人面接・最終面接

 就活の真のゴールってなんでしょうか?


 それは、シリーズ『会社サイドから視る「自己分析」5』 や、番外編 「就活の道程」① でも書きましたが、学生サイドのゴールである、


 “自分が志望する企業”に、内定をもらうこと


 と、会社サイドのゴールである、


 本当に“自分の会社に入ってほしい”学生に、内定を出すこと


 とが、完全に一致することが就活の目的であり、理想系となります。


 会社サイドの目的である、「本当に自分の会社に入ってほしい学生に、内定を出す」ということは、つまり採用スペックにハマる学生を見極めるということです。だからこそ、アレコレ学生の回答に、“好意的”に突っ込みを入れる訳です。


 一方、学生サイドの目的である、「“自分が志望する企業”に、内定をもらう」ということ。これに関して、学生が就活中に、多くの会社を見れば見るほど、段々と自分の志望する企業が、果たして何なのか?という感じで、判らなくなってくることが多いんです。


 自分の志望する企業ってナニ?・・・追求していくと、難しいことを考えてしまい、余計に判らなくなって落ち込んでいく、っていうのが一般的な学生の姿。


 しかし、実際に社会に出て働いたことがない学生が、自分の志望する企業を判断する基準って、実は、非常に簡単で、それは自分の本音ベースでぶっちゃけベースの 「働く動機」  にどのくらい近いか?を見ればいいだけなんです。理屈を考え出した時点で、すでに正しくない方向に進み、オブラートに包まれてしまっています。


 「働く動機」については、僕の就活感の根幹であり、だからこそ、何度も何度も書いてきました。なので、今回は「働く動機」の説明は割愛しますが、とにかく自分の本音ベースでぶっちゃけベースの 「働く動機」 にできるだけリンクすることが、自分の志望の企業ということになります。


 ということは、逆に言うと、自分の「働く動機」にリンクしていない企業であれば、自分の志望する企業ではない、ということになりますよね?そういう会社に入社してしまうと、入社後に絶対にイヤになるし、悩むし、モチベーションが上がらないし、そして、自分のシュウカツ、これで良かったのか・・・?と自問自答。挙句の果てには退職、という最悪のパターンに陥る可能性があります。


 学生と面接官は、キャバ嬢と口説きモードの男と同様に、対等です。上下関係はありません。だからこそ、NO,1キャバ嬢が、NO,1たる所以の一つの理由である、相手の要望に対して拒否をする、という武器を大いに使ってほしいと思います。


 拒否というのは、相手の質問に対して、黙秘権を遂行する、という意味ではないですよ。それでは会話が成立しないので。そうではなく、キャバ嬢で言えば、指名を拒否すること。つまり、なんかこの会社違和感あるなあ・・・?って思った会社であれば、もし選考を通過したり、内定をもらったとしても、断るという決断をするという意味です。


 その会社で実際に働いたことがなければ、その会社の真の実態なんて判らないんですが、でも違和感というのは、面接官の印象とか、会社のオフィスの雰囲気とか、説明会で受けた会社説明が、ちょっとイメージと違ってたとか、仕事している社員さんの印象が悪かったとか・・・なんでもいいんです。だって本音ベースなんだから。


 そういう違和感って、入社後に必ずクローズアップされてきます。その時、どのくらい耐えることが出来るか?っていうのは、実は、面接の時にある程度、イメージできるものなんです。みんな言葉にしたがらないだけ。だって内定はほしいからね、誰だって。内定出れば、気持ちが傾くのも仕方ないことではあるんですけど。


 でも、自分が将来キラキラ輝くための第一歩の会社選びです。どうか拒否することが出来るんだ!っていうプラスの思考を持ってほしいと思います。この拒否権を上手く使えることこそ、NO,1キャバ嬢に君臨できる路なんです。


つづく。

シリーズ11 「個人面接はキャバ嬢の法則」 37  NO,1キャバ嬢は…拒否る!②

2011年04月23日
テーマ:個人面接・最終面接

 僕は最近は、キャバクラにはほとんど顔を出してないですが、当時、キャバ嬢と話をしている頃、よく聞かされた愚痴(?)がありました。


「ウザイ客は、携帯教えると調子に乗って、メールも電話もしつこいんだよ」


「なんか、あたしはハッキリ言って、見込み客だから同伴とか付き合ってあげてんのに、あたしと付き合ってると勘違いしてる変なオトコがいるんだよ」


 このように、どこのお店でも、だいたい僕に対しては、キャバ嬢は色々本音トークをしてくれました。キャバ嬢と話をするのはお店だけで、プライベートで会おうとか言ったりしない、良い子だったんで(笑)。


 まあ、そんな小さい自慢話は置いといて、とにかくキャバ嬢にとって、携帯の悩みやトラブルは尽きないらしく、中には携帯営業がウザくなって、キャバを辞める子もいますよね。


 なんでこういうことが起こるのでしょうか?僕は、キャバクラの経営にタッチしたことがないし、キャバ嬢たちの本音を全て聞いてきた訳ではないけれど、構造上の理由の一つとして、こういうことが考えられます。


 普通のキャバ嬢は、できるだけ多くの指名客を取ろうとして、お客を選ばない


 ということです。つまり自分の成績をあげるために、自分につくお客一人当たりの、滞在時間と訪問回数を増やすことを優先するあまり、個人的に苦手な客やウザイ客でも、とりあえずいい顔をしてしまうということです。


 ・・・念のために書いておきますが、今の話はキャバクラの経営を否定しようとか、キャバ嬢を非難しようとか、そんなことを書いているのではありませんよ。これは、あくまで個人面接につなげるための布石ですので、勘違いしないで下さいね。 


 個人的に苦手な客やウザイ客に限って、いざ指名客となったり携帯交換したりすると、大きな顔をし出すもの。急に態度も横柄になったり、コイツは俺のオンナだ、と言わんばかりの口調になったりします。そして携帯のメールと電話攻撃。キャバ嬢の方からしてみると、「別にアンタのこと好きでもなんでもないんだから!金使いのいい便利な客だと思ってるから、付き合ってあげてるんだよ!」って感じなんだけど、時すでに遅し。向こうには通じません。


 よって、せっかく入ったキャバクラも辞めることになってしまう・・・という悪循環になります。


 No、1キャバ嬢は、素直な自分をそのまま出せば、本当に自分のことを評価して、好意を持ってくれる男が指名客になってくれることを知っています。無理して客を取りにいかずに、あくまでも自然体。良い所も悪い所も普通に話して、そんなあたしでよければ、また遊びに来てね!っていうスタンスでお客と接するから、お客の方も分別のある客がつくことが多いんです。


 逆に、自然体で会話ができず、話してて楽しくない男であれば、キャバ嬢自ら指名をやんわりと拒否します。そうやって、自分につく客層を良くしようとしています。


 こうなれば相思相愛です。No,1キャバ嬢も肩肘張らずに話ができて、仕事もイキイキできるし、お客の方もNO,1キャバ嬢とお話するのが楽しくて、お店に顔を出す。NO,1キャバ嬢を一人の女の子として、正当に評価しており、決してウザくはありません。


 No,1キャバ嬢は、ウザイ客は勇気を持って切り捨て、仕事もイキイキ。駆け出しのキャバ嬢は、とにかく誰でもいいから指名を取って、最後は負担になって辞めていく。


 これって、個人面接に対する対応と、就活の真のゴールを意識するということに関して、非常に有効な教訓になるんですよ。


つづく。

シリーズ11 「個人面接はキャバ嬢の法則」 36  NO,1キャバ嬢は…拒否る!①

2011年04月22日
テーマ:個人面接・最終面接

いよいよ終盤戦。本シリーズの32 で、こういうことを書きました。



 口説きモードの男は、それを求めて高い金を支払ってまで指名するんだからね。会話のイニシアティブと指名の決定権は、常に客である男側にあります。

 ただし、キャバ嬢はキャバ嬢で、指名を取れば、もちろん成績も上がってNO,1になれるのですが、嫌な男の指名は拒否する権利があります。男がお金を払っているとは言え、断ることが出来るんです。

 これって、実は非常に大事な要素なんです。後ほど詳しく書きますが、就活を充実したものにするために、そして会社と対等に接するために、拒否権は、学生の重要な武器になる。だから覚えておいて下さい。



 この、キャバ嬢は嫌な男の指名を拒否する権利がある、という点は、これから就活を行おうとしている方(新卒・中途を問わず、です)は、強く意識してほしいと思います。


これを説明するために、まずは会社サイドの考え方を書いていきます。


 面接というのは、面接官と候補者は対等の立場。これは真理ではあるのですが、会話のキャッチボールの最後は、ボールは常に面接官の方にあるので、そのボールをどうするか?つまり候補者に返すか、それとも捨てるか?は、面接官に委ねられます。


 個人面接は、口説きモードの男が、キャバクラでNO,1キャバ嬢を口説くことと同じなので、学生の皆さんは、キャバ嬢になりましょう!と主張してきました。実際に面接を行っている最中は、大いにNO,1キャバ嬢になって、自分の普段のままの全てを理解してもらう!という姿勢でいて下さい。着飾ってもまったく良いことはないから。


 そんな、個人面接とキャバクラですが、実は、どう転んでも埋めることができない相違点が一点だけあります。


 それは、ボールを返すか捨てるか?の判断基準が、その人本人の価値観か否か?という点です。


 No,1キャバ嬢を口説くモードに入っている男は、自腹切ってキャバクラに通って、横に座ったキャバ嬢と話し、気に入ったら、自分の価値観で指名するかどうか?を判断します。だからキャバ嬢としては、目の前の男に嫌われないように立ち振る舞えば良い、ということになります。


 でも、採用面接における学生の判断基準は、会社の採用スペック。だから、面接官に口説かれること=内定とはならないんです。ここがキャバクラと決定的に異なる点ですね。


 ・・・なんだ、色々能書きを書いてきたけど、結局は、キャバ嬢になっても内定もらえないんじゃないか?って思う方もいるかもですが、決してそうではありません。それは、キャバ嬢が拒否権を正しく行使できるか?につながる大事な要素。


 個人面接での合否は、最終的には、採用スペックになるんですが、採用スペックにハマるかどうか?を、面接官が判断するためにも、まずは面接官に口説かれなければならないんです。


 口説かれるということは、面接官に自分の本質が伝わった証拠。だから口説かれないと採用スペックにハマるかどうか判らない。仮にボールが返ってこない、つまり落とされたとしても、本質が判らないから、という理由で落されるのと、本質が判った上で落とされるのは、同じ落とされるという行為であっても、次元が全く異なります。


 でも、後者の理由で落とされた場合はそれでいいんです。むしろ胸を張って自慢していいくらい。拒否権を行使したと同じくらいのスタンスです。


 どんな企業でも、エントリーして面接を受けた以上は、落とされるとショックでしょうし、凹むでしょうが、採用スペックに合わない企業に入社しても、絶対に後から後悔します。


 僕はそういう子たちをたくさん見てきたし知ってます。


つづく。

シリーズ11 「個人面接はキャバ嬢の法則」 35  短所は誇るべき短所!

2011年04月21日
テーマ:個人面接・最終面接

さてさて、ここまでダラダラと、個人面接に関する会社サイドの考え方について書いてきました。


 面接官というのは、所詮スケベなんだから、学生を何とか口説こうと、好奇心丸出しであれこれ質問してきます。これはキャバクラで、口説きモードの男が、NO,1キャバ嬢を落そうとしている図と一緒。なんら変わりはありません。


 女の子を口説く時、もしくは女の子であれば口説かれる時、やっぱり会話が盛り上がった方が、絶対に口説き口説かれる確率は上がります。


 会話が盛り上がるというのは、お互い共通の話題があったり、価値観がマッチしたり、なんていうことが背景にありますが、それがどういうカタチで現れるか?というと、会話が弾んでいるということです。つまり、ポンポン言葉のキャッチボールが出来て、お互いがよくしゃべっているということです。


 会話が弾んでポンポン言葉のキャッチボールが出来るためには、理屈をこねてはダメ。そして、頭で駆け引きしてはダメ。そうなると自分の演出が始まってしまいますので。


 面接官がナアナアというのは、そういうことです。少なくとも学生の見極めをするための会話では、理屈や駆け引きはありません。常に素直なストレート勝負。


 学生は、ここの意識(面接官は難しいことを考えていないということ)が本当に希薄です。希薄というか、信じてもらえない(笑)。面接官は、色々裏で企んでいるのではないか?っていう疑心暗鬼が、いつも生まれているようです。


 でも、面接官はスケベなので、知りたいことは学生の人物像。つまり中身。これしかありません。学生サイドが変な裏読みをして、無難に回答しようとしたり、理屈で長々とごまかしたりしているのを聞くと、単純にイライラします。それは中身じゃないから。


例えば、面接官がこういう質問をしたとします。


面接官 「あなたの短所はなんですか?」


ってね。ここで皆さんならどう思います?多くの学生が思うのは、


学 生 (・・・これって引っかけ?素直に短所を言ってしまったら、ヤバイよなあ・・・)


このため、回答としては、


学 生 「私の短所は、持ち前の粘り強さが災いして、一度やろうと決めたことを、途中で投げ出さず頑張り抜いてしまう所です」


みたいな感じで、長所に転化してしまうんです。


 でも、これでは面接官の質問に答えていません。面接官は単純に短所が聞きたかっただけ。でも、長所っぽいことを言われては、人物像が把握できないんです。こういう回答をすると、全て落とされると言っているのではないですよ。質疑応答全体から人物像が把握できれば、短所を回答しなくても受かります。でも、それは他の質疑応答で、短所がある程度、視えたからなんです。


 短所を長所に転化するのは、面接官の仕事です。だって面接官は、学生を口説いているんだから、何でも好意的に解釈しようとします。だから学生側が無理に転化しなくても大丈夫なんです。


 短所を聞かれたら、素直に短所を答える。それによって会話が弾んでいくんだから。短所については、面接官はだいたい以下のように捉えていますね。


 ①持ち前の短所が、仕事にどう影響するか?を視たい
 ②持ち前の短所が、入社後矯正できるレベルか知りたい


 つまり、短所自体が評価基準ではなく、その短所の出方を把握して、人物像を探りたいと考えているんです。


 ①はプラス的な解釈です。短所だって、使いようによっては、武器になる。それを面接官は、よく知っています。また②については、学生時代の生意気さに由来する短所、例えば時間にルーズであるとか、言葉遣いがなってないとか、そんな短所は、入社後に簡単に矯正できます。一度鼻を折ってやればいいんだから。これは多くの学生が入社後にやられます。僕も、かなりの天狗っ鼻をへし折られましたね(笑)。


 好きな子の短所を聞ければ嬉しくなりませんか?「あー、俺に心開いてくれてんのかなあ?」なんてね。男は単純です。短所を聞かれたら、素直に短所を答えてやれば、スケベな男は「よし!この子は口説けた!」って勘違いするからね(笑)。


つづく。

シリーズ11 「個人面接はキャバ嬢の法則」 34  マイペースの限界②

2011年04月21日
テーマ:個人面接・最終面接

 本番の面接官は、擬似面接官と異なり、ナアナアである・・・これは、ヒトがヒトを判断する、という行為であるからこそ起こることです。


 擬似面接で面接官を担当したり、学校の就職課で学生の自己PRや志望動機の指導をしている先生が考えているのは、


 「この学生の自己PRを内容のあるものにして、説得力あるものにしないと!」 」


 ということです。学生は、これまでの人生の中で、オフィシャルな場で自分をアピールするなんて、やったことがありません。自分のことをアピールするのは恥ずかしいと思うはず。だから自己PRも、上っ面のものが多くなります。  


 これを何とか矯正して、内容のあるものに変えていき、ビジネス会話ができるようにさせようと、擬似面接官は試行錯誤する訳です。この労力は意外と大変なんです。


 でも、擬似面接の有効性はここまで。つまり、学生のアピール内容を、しっかり精度高く説得力のあるものにするまでが、擬似面接の役割です。  


 でも本番の面接官は、もっと先を視ています。


 本番の面接官が視ているものって、なんでしょう?それは過去に何度も書いてきているように、


「この学生は、当社の採用スペックにハマるかな?ウチに入社したらイキイキと働いて、成長に貢献してくれるかな?」


 っていう視点です。つまり会社の思惑が先に立つということ。


 擬似面接官は、経験不足の学生を叱咤激励して、何とかレベルを上げよう!とすることが優先して、学生がエントリーする会社の採用スペックや思惑まで頭が回りません。ていうか、判らないんです。なぜなら、ほとんど全ての擬似面接官は、企業での面接官、特に最終面接を担当したことがないからです。つまり、自腹でキャバクラに行って、NO,1キャバ嬢を指名したことがないヒトということです。


 だから、擬似面接も「準備」段階。ここで色々なことを言われても、決して凹む必要はありません。就活のゴールというのは、志望する会社に入社して、イキイキと自分のパフォーマンスが発揮できることだから。


 本番の面接官が知りたいのは、精度の高い自己PRや志望動機ではなく、この学生の普段の人物像は、どんなタイプなのか?っていうこと。入社後の仕事は、普段の人物像の方が全面に出ます。決して自己PRの自分ではないから。


 だから、決して自己PRが優秀だからといって、内定を出す訳ではないんです。普段の人物像を知るためには、口説きモードになって、本当に目の前の学生に興味を持って接しないと、絶対に判りません。だから、質問の内容は学生によって違ってくるし、学生の回答によって、また次の質問も変わってくるんです。


 しかも口説きモードということは、面接官は、基本的には学生を好意的に視ようとしているので、学生がしゃべった内容を否定することもないし、そこから視える本質を探ろうとします。


 ・・・理屈として言葉にすると、本番の面接官って、メチャメチャ高度なテクニックを駆使しているような印象を受けますが、全くそんなことはなく、要は口説いてるということ(笑)。合コンで、好きな子を落そうと頑張ってるヒトは、みんな本番の面接官の素質があります(笑)。そういう時って、結構ナアナアでしょ?ナアナアというか、遊び心があるというかね。ガチガチのストーリーに固執したら、絶対に口説けないから。


 擬似面接の限界と、本番の面接の本質。この2つは、似て非なるものです。根本的に役割が異なるんだから。だから、擬似面接であまり完璧に振舞うと、学生は知らないうちに、質問の項目や順番も想定してしまいがち。これは、擬似面接と本番の面接を同じ座標軸で捉えていることと同意です。


 こうなると絶対に、「仕方ないから、口説かれてやるか」モードにはなれなせん。本番の面接官はナアナアなのに、自分だけ頭のカタイ人になっているんだから。そうなると面接官も大変ですよね。


 ナアナアな面接官は、質問の項目や順番には絶対にこだわりません。全ては目の前の学生ありきです。質問の項目や順番にこだわっていると、NO,1キャバ嬢にはなれませんよね?


つづく。

シリーズ11 「個人面接はキャバ嬢の法則」 33  マイペースの限界

2011年04月20日
テーマ:個人面接・最終面接

もう一つ、意識しているか否か?にかかわらず、マニュアルに染まった学生が、案外思い込みがちなのは、


  質問の順番を、勝手に想定してしまう


っていうことです。これもナンセンス。


 学校や先輩にやってもらう擬似面接では、聞かれやすい質問を想定して行われます。これは、自分のことをスムーズに語る訓練としては、有意義です。できるなら、絶対に擬似面接はやってもらったほうがいいです。


 でも、擬似面接はあくまで訓練。小学校とか中学校でやった避難訓練に出たことを思い出してほしいのですが、あれって、もちろんマジモードでやるのが理想ですが、そうは言っても、そんなに気合入らないでしょ?良い悪いは別として。


 なぜ気合が入らないか?というと、それは訓練だと知っているからです。つまり本当に火が出てないため、自分のペースで行動できるということ。


 でも、実際に火災が起きたとしたら・・・どうでしょうか?そんなのん気なことは言ってられないですよね?実際に火災が起きた場合、出火から火災までの進捗によっては、マイペースで行動してたら、間違いなく死に至る可能性が高くなる。


 訓練では、非難時の導線の確認や危機意識を、身体に覚えこませることが目的で、それはやらないよりやった方がいいのですが、でも一方で、訓練では絶対に本番に追いつけない限界があります。それが、


  マイペースで出来るか否か?


 ということ。実際の火災時は、生きるか死ぬか?は完全に火の方に支配されます。自分のペースは全く考慮されません。


 面接だって同じです。擬似面接では、学生の方に視点が置かれます。ただ、擬似面接を担当する面接官は、基本的に、全ての学生に対して同じ質問を投げかけ、そして苦言を呈することが多いものです。



擬似面接官  「じゃあ、自己PRしてみて」


学 生 「はい。私はリーダーシップがあります。それは大学2年のとき・・・・」


擬似面接官  「じゃあ、志望動機は?」


学 生  「は、はい。私は御社の・・・・」


擬似面接官  「なんかね、もっとハッキリしゃべんないと熱意が伝わらないよ。それにリーダーシップが            あるようには思えないんだけど。もっと他に、リーダーシップを伝えるネタがあるでしょ?あと志望動機も弱いし・・・」



 なんて、こっぴどく痛めつけられて、スッカリ凹む・・・。場合によっては悔しくて泣く・・・。そしてこの経験によって、自分はダメダメなんじゃないか・・・?って悪い方に考えてしまう・・・。経験した人はいませんか?


 でもこれは、あくまで訓練。訓練というのは、キツイものなんです。小学校を思い出してみましょう。避難訓練で校庭に全校生徒が集合して、整列・点呼した後、校長先生か体育系の先生が決まって、


「皆さん、遅いです!火災発生から点呼まで10分かかってます!こんなことでは、本当の火事の時に皆さんは死んでしまいます」


 ・・・なあんて、タラタラとお説教を喰らいますよね?絶対に褒められません。訓練って所詮、そういうものなんです。これは、想定の範囲内で理屈が通じるイベントだからです。


 だから、擬似面接で色々キツイこと言われても、気にする必要なんてないんです。ウダウダ言っている擬似面接官の顔と、演台で説教してる小学校の校長先生の顔をダブらせてみてください。当事者意識が、いい意味でなくなるから(笑)。


 皆さんのことを、実際に本番で面接するのは、企業の面接官です。面接官は想定どおりに質問はしてきませんが、評価の基準も擬似面接官とは異なります。誤解を恐れず言うと、もっとナアナアです。だって口説きモードに入ってるスケベな男なんだから(笑)。理屈でヒトを判断することはないんです。


 言ってみれば、本番の面接官は、“火”と同じです。想定外のことが多いし、火は怖いけど、でも落ち着けば意外と扱いやすいものです。No,1キャバ嬢になればね。


つづく。


シリーズ11 「個人面接はキャバ嬢の法則」 32  自分のストーリーに酔う人④

2011年04月19日
テーマ:個人面接・最終面接

 志望動機に限らず、何でもそうなんですが、個人面接は、口説きモードになっている男が、キャバ嬢に気に入ってもらおうと、あれこれ話しかけており、キャバ嬢の方は、指名を取るために、仕方ないから口説かれてあげよう、という構図と一緒なんだ、ということを意識すれば、実は巷に出回る就活の情報っていうのは、多くの学生が表面上の見解に惑わされ、正しく理解しないまま怯えていることが判るはずです。


 中でも、特に志望動機に関しては、被害妄想に陥る学生が多いんです。前回も書きましたが、「志望動機は必要である」というところまでは正しいのに、それを拡大解釈して、「志望動機は必要。よって面接で必ず聞かれる」と考えてしまうと、個人面接でボーっとすることは出来なくなります。


 目の前の学生を口説こうとしている、ということは、まずはどんな学生なのか?っていうことを知りたいと思っているということです。キャバクラでいうと、キャバ嬢が自分のことをどう思っているのか?なんていうことは、あまり関係ない。それよりも、このキャバ嬢と話していて心地よいか?とか、現実を忘れて楽しくお話できるか?ということに目が行きます。だって、口説きモードの男は、それを求めて高い金を支払ってまで指名するんだからね。会話のイニシアティブと指名の決定権は、常に客である男側にあります。


 ただし、キャバ嬢はキャバ嬢で、指名を取れば、もちろん成績も上がってNO,1になれるのですが、嫌な男の指名は拒否する権利があります。男がお金を払っているとは言え、断ることが出来るんです。


 これって、実は非常に大事な要素なんです。後ほど詳しく書きますが、就活を充実したものにするために、そして会社と対等に接するために、拒否権は、学生の重要な武器になる。だから覚えておいて下さい。


 それでは、ここで今一度、口説きモードの男とNO,1キャバ嬢の会話をイメージしてみます。


 口説きモードの男はキャバ嬢を堕とそうと、色々聞いていきます。


「あれ?今って学生なの?」
「ねえねえ、好きな食べ物は?」
「あのさ、普段何してるの?」   
「ひょっとして、今って彼氏とかいるの?」


 なんていう質問ね。これって、なんで男は聞きたがるか?というと、全ては、自分の共通の価値観はないか?自分が詳しい分野に興味を持っていないか?なんていうことを知りたいんです。それが判れば、話が一方通行にならずに盛り上がるし、その中で、キャバ嬢がどういう考えで、そのことに興味を持っているのか?なんていうことが判るからです。


 焼肉が好き!という情報は、まずは聞いて見なきゃ判んないけど、焼肉の何が好きなのか?を知ることが、キャバ嬢の人物像や価値観の把握につながります。


 この、焼肉でいうところの、「焼肉の何が好きなのか?」っていうところまで聞いていくのは、実は、結構大変なんです。初対面の、見ず知らずの子に対して、ここまで聞くまでには、会話のテクニックがある程度必要。しかも、チェンジまではあまり時間がない。そんな限定された条件と時間で、人物像と価値観を把握しようとすることを最優先している口説きモードの男が、貴重な時間を使ってまで、


「ねえねえ、俺のことどう思う?」


 って聞く訳がない、って思いませんか?何度か会っていれば、こういう質問も意味がありますが、お金を払って飲みに来ている以上、自分のことが好きかどうか?は、あまり関係ないんです。もちろん、キャバ嬢に気に入ってもらうために、好かれる努力はしますよ。相手に合わせたり、褒めたりね。でも、指名するかどうか?において、自分のことをどう思っているか?は、関係ない。


 面接だって同じ。限られた時間の中で、学生のことを理解しようとするのに、学生の考える志望動機は、聞いてもあまり意味がない場合が多いんです。志望動機なんてどうでもよくて、ウチの会社にハマってくれる人物かどうか?を見極めるのが大事であり、優先事項。だって学生は、まだ働いたことがないんだからね。本当の志望動機は、働かないと見えません。


 会社は、高い採用募集費をかけて採用活動を行います。さらに内定者には、給料という高い人件費を払う必要があります。高いお金を払ってまで採用するのに、学生サイドの志望動機より、会社サイドの意向を重視するのは当たり前・・・これって、キャバクラとそっくりでしょ(笑)?


 以上の観点から、志望動機を聞いてこない面接って高い確率であり得るんですが、志望動機が必ず聞かれるという情報に振り回されると、どうなるかっていうと、


「ああ、なんで私には志望動機が聞かれないんだろう・・・?初めから落とすつもりなのかなあ・・・?」


 って、とんちんかんな考えが面接中に頭をよぎり、普通に会話することが出来なくなります。そして最後には、


面接官 「はい、質問は以上ですが、なにか聞きたいこととかありますか?」


っていう面接官の“質問”に、


学 生  「・・・はい、あのう。。。 志望動機を話してもいいでしょうか?」


 なんて言わなくてもいいようなことを、自分から言ってしまうことになるんです。


 キャバクラと個人面接が同じであると考えると、それってナンセンスだって判るでしょ??


つづく。


シリーズ11 「個人面接はキャバ嬢の法則」 31  自分のストーリーに酔う人③

2011年04月18日
テーマ:個人面接・最終面接

 あと、「準備」の解釈を間違って捉えている学生、つまり、NO,1キャバ嬢になり切れない学生に多く見られるのが、


 面接の質問項目や質問の順番を、勝手に決め込んでしまう


という事項です。


 「準備」段階で、自己PRや志望動機等々に関しては、多くの学生が、頭を捻って文字に落とし込み、それを暗記しています。・・・と、ここまでは問題ない。


 何度も言うように、自分を表現するキーワードやエピソードというのは、本番の面接でいきなり思い出して、言え!といっても、それは不可能です。キチンと事前に考えておくことによって、面接では、それが武器になるんだから。

 

 でも、せっかく入念に「準備」したのにもかかわらず、「本番」に向かう過程で、方向違いの被害妄想に襲われる学生が多いのは事実。被害妄想とはどういうことかというと、


 「準備」したことは、「本番」である面接で必ず言わなければヤバイ!


 と勝手に考えてしまう、ということです。これではせっかくの武器も、知らずして自分の首に突きつけていることになり兼ねません。


 この被害妄想が、一番ダメージとなりやすいのが、志望動機です。志望動機に関して、大きな勘違いをしている学生はたくさんいます。どういう勘違いかと言うと、


  志望動機は大事!


    ↓


  事前に考えて「準備」しないといけない!


 とここまではいいのですが、この後、


  面接では絶対聞かれる!


 という認識をしてしまうと、この時点で被害妄想です。


 面接というのは、キャバクラと同じく、対等な関係での会話ではありますが、質問のイニシアティブは、基本的に面接官にあります。キャバクラだって同じ。口説きモードに男が、自分の聞きたいことをキャバ嬢に聞ける、というのが、キャバクラの売りです。


 面接官は、学生の人物像を見極めたいと考え、学生に色々話しかけます。逆に言うと、人物像が会社の採用スペックにハマるのであれば、学生の考える志望動機なんて、実はどうでもいいんです。どうでもいいというか、評価基準としては、あまり重きを置かれないということ。


 志望動機は、別の斬り口で、必要な場合もあります。どういうことか?というと、本当にこの学生は、ウチの会社に来てくれるかどうか?や、どのくらいウチの会社のことを思ってくれてるんだろうか?ということを知りたい時に重要な項目だ、ということです。でも、まず最初に見極めたい学生の人物像に関しては、志望動機なんてあまり関係ないんです。


つづく。






シリーズ11 「個人面接はキャバ嬢の法則」 30  自分のストーリーに酔う人②

2011年04月17日
テーマ:個人面接・最終面接

 前回の記事の後半に書いた、学生と面接官の質疑応答。この学生は、志望動機に関して、事前に「準備」した事項に執着して、面接官の質問に回答していませんね。キャバクラ的に言うと、せっかく指名を受けられそうなスケベな男が、口説こうとしているのに、それを自分からシャットアウトしてしまっている、ということです。


 通常、キャバ嬢に気に入ってもらおう!と企んでいる口説きモードの男は、絶対に質問を一問一答式では終えません。なぜかというと、それでは生のキャバ嬢を本当に理解できないし、共通の価値観を見出して、盛り上がることができないからです。


仮に一問一答式であれば、


野 郎 「好きな食べ物はナニ??」


キャバ嬢 「えっとねえ、焼肉~!!」


野 郎 「好きな色はナニ?」


キャバ嬢 「・・・えっ?焼肉の話は終わり?」


 って感じになって、これでは、キャバ嬢のことを理解できるはずもないし、話が盛り上がるわけもない。通常は、


野 郎 「好きな食べ物はナニ??」


キャバ嬢 「えっとねえ、焼肉~!!」


野 郎 「焼肉か!俺も大好き!何が好きなの?俺はハラミ」


キャバ嬢 「あたしもハラミ好き~。でもタン塩も好き~。」


野 郎 「ああ、いいよねえ!タン塩も!ホントに焼肉好きなんだなあ。どこの店に行くの?」


 なんていう風に、一つの質問から波及させて、色々掘り下げていって、初めて相手が何となく判ってくる訳です。


 焼肉が好き、ということだけでは、単なる表面的な情報。就活に置き換えると、表面的な情報というのはESに記載した言葉と一緒です。それだけでは、学生の本質は判りません。焼肉について何が好きで、どこら辺に食べに行って・・・みたいな掘り下げていく会話のキャッチボールがあってこそ、相手が判る。


 でも、面接官が私を口説いている、学生側から見ると、口説かれてやってる、という感覚を持っていない学生ほど、面接官が自分の発言に突っ込んでくると、たちまち想定外になってしまいます。想定外というのは、事前に回答を準備していなかったということ。これって、学生がどういうことを思うかというと、


圧迫面接


 ということを考えてしまうんです。


 学生が事前に考える想定質問に対する回答案というのは、単なる情報の域を超えない場合が多く、それは面接官から見れば、ESに記載の情報を、単に口で言ってるだけに過ぎない、という解釈になるんです。 


 面接官は、学生の人物像をまずは知りたくて、色々聞いてくる。せっかく学生の回答を、好意的に解釈していこう!と考えているのに、学生の方が、そのメリットを活かしきれていない場合が多い。それがどういう形で現れるか?というと、自分で作ったストーリーに固執するということなんですね。


 面接官に口説かれてやろう!という意識を持って、質問に素直に回答していかないと、面接官の質問に答えてない、とみなされます。質問に答えてくれないと人間像が把握できず、面接官からみると、よく判らない人、ということになってしまい、落ちてしまう危険性が増す、という流れになりますね。


つづく。






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