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  黎明記
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2009年11月23日

ビジョンと死

テーマ:黎明期
起業後、386日目。

今日は、ビジョンと死について。

学生に対するエントリーシートの中に、「あなたの将来のビジョンを教えてください」
(1年後/3年後/5年後/10年後/30年後) という項目を入れている。

学生からの多くのエントリーシートを見ていて感じたのは、
自分の時間感覚よりも、多くの人がゆっくりしていることだ。

以下、2005年に、私が前職の会社に入社した時(25才)のビジョン

2006年:NO1営業になる
2007年:新規事業立ち上げを経験する
2008年:独立
2013年:上場
2016年:『AERA』の表紙を飾る

⇒実現可能性はさておき、けっこう早い。

この機会に、
「自分は、なんでこんなに生き急いでいるのか?」考えてみた。

原因は、自分が20才のときに、
大事な人が49才で亡くなっていることにあると思われる。

この疑似体験によって、
自分も49才で死ぬものだと思っている。

残された時間をすごく意識すると共に、焦る。

具体的には、

「他の人よりも、1.63倍のスピードで生きなければいけない」

という意識がどこかにある。

(算定根拠:日本人男性の平均寿命(80才)÷自分の寿命(49才)


若くして近しい人を失うことは、悲しいことではあるが、
2つほどメリットがあるので、そういう体験のない方の為に、こそっとお伝えする。

1:ゴール(死)から逆算して、ビジョンを確立することが容易になる。

2:意思決定に際して、どうでも良い枝葉を切り捨てて、本質を捉えた選択ができる。


以下、詳細。

1:ゴール(死)から逆算して、ビジョンを確立することが容易になる。

⇒自分のビジョンが達成できるかどうかは、自分のスペック・努力・外部環境などによって、
  大きく左右される。なので、不確実極まりない。しかし、一つだけ確実なことがあって、
  それは、誰もがいつか死ぬということだ。「では、いつ死ぬのか?」ということが問題になるが、
  仮でも良いから、「えいや!」で設定しておいた方が良い。ココが決まらないと、逆算できないから。
  何かの目標を達成したり、スピーディーに問題解決したりする際に、仮説思考が有効だと
  言われているが、ビジョンの確立はその代表だと思う。早めにビジョンを掲げることができれば、
  その進捗を確認し、軌道修正することも容易になり、実現可能性が高まる。

  ポイントは、この「えいや!」で決める死のタイミングを
  どれくらいリアルに想像できるかにある。

  その際、近しい人の死が参考になる。

  コレが、ビジョンに時間軸を与える。

2:意思決定に際して、どうでも良い枝葉を切り捨てることができる。

⇒「いずれは死ぬ」ということを前提にした場合、目の前にあるものや選択しようと思っていることに
  対して、本質的な意思決定基準を持つことになる。
 
  例えば、多くの人は、外部からの期待やプライド、恥や失敗を恐れて、
  本当に価値のあることを見失うが、
 
  死んだらこういうモノは、どっかに消えてなくなる。

  残るのは、生きていた頃に付き合った人との心の絆と
  後世の人に役立つと判断されたモノ(志・芸術・真理・法則・商品・技術・サービス・人など)だけだ。

  つまり、「どうでも良いこと」と「とても大事なこと」の分別がつくようになる。

  コレが、ビジョンに方向性を与える。


以上、ビジョンの決め方にも色々あると思うが、
私の場合は、死を軸に考えている。

きっかけをくれた母親には、とても感謝しています。

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