加計学園と国家戦略特区と民間議員という破壊 | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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政治の嘘は自由民主制の致命傷

 昨日、一昨日と安倍総理が国会で答弁したようですが、なんとまあ白々しい・・・1月20日まで加計学園が国家戦略特区に申請を出していたのを認識してなかったんだとか。

 国家戦略特区の諮問会議の議長は安倍総理でしょうに。そんなわけないでしょう、というのが常識的な感覚で、どうも安倍総理は自身の保身のために国会という国権の最高機関で平然と嘘を答弁している、ということになりそうです。

※一応、体裁上は国会は国権の最高機関の”はず”なんです(笑)

 

 さて、政治において平気で嘘がまかり通るようになったのは2000年代初頭の小泉内閣からかと思います。そしてやや絶望的なことに、我が国日本の国民は「嘘をつく内閣」にこそ長期政権という果実を与えてきてしまっている、ということもいえると思います。

 小泉内閣然り、安倍内閣然り。

 

 正しい情報がなければ、常識的な判断は無理です。であればこそ、政治に嘘がまじると自由民主制としては致命傷になり得るわけです。

 もっとも困ったことに、世の中空言、戯言ばかりが幅を利かせておりまして、財政健全化なんて話もこのたぐいです。

 政治が不真面目だから世の中も不真面目になったのか、世の中が不真面目だから政治も不真面目になったのか、よくわかりませんが、そろそろおふざけで済まされる時期も過ぎていると認識するべきでしょう。

加計学園と国家戦略特区

 加計学園は「法的には何の問題もない」とされております。確かにそうなのかもしれませんが、もしこの恣意的な行為、不公正な行為が「法的に何の問題もない」のだとすると、その法的に問題がないこと自体が問題といえるでしょう。

 

 極端な例でいいますとこうです。日本がトチ狂って「人を害しても無罪である」という法律にしたとしましょう。さて、こうなると傷害事件が起きたって「法的には問題がない」というわけですが、どう考えても問題でしょう?

 法の根底には近代法の精神などもありますが、それ並行して習慣、習俗に基づく常識的な感覚が流れているはずです。

 

 もし近代法の精神だけでよいならば、世界中が同一の法律で良いはずでしょう?しかしそうはなっていないし、なるべきでもない。なぜならば法とは習慣や習俗、伝統、文化、宗教などによってその姿かたちを変えるものであるはずだからです。

 であるならば、加計学園問題を多くの国民が「説明不足、悪いことしたんちゃう?」と疑義を抱いているのに「法的に問題がない」と言い張ること自体が問題なのかもしれません。

 

 とするならば、この加計学園問題を「法的に問題がないことにしている」のは何か?国家戦略特区でございますので、もうこれごと叩き潰したほうが良い、というかそれ以外に解決策がないというのが今回の状況じゃないでしょうか?

民間議員というふざけた存在

 内閣官房参与などのアドバイザーや、もしくは国家官僚などの政治的活動のいち部を制限されているエリートが政治に対して直接的に関わるのは理解できます。

 民間議員ってなんですか?っていう(笑)

 

 国会議員は我々が投票して選びますが、民間議員はそもそも選挙を経ていないし、またなんらかの試験を通ったわけでもない。そして民間議員なるものが提案したものを遂行することによって不利益が生じた場合、一体誰が責任を取るのか?民間議員は少なくともとらんでしょう。

 

 ちなみにこのふざけた制度は民主党政権下では休止しておりまして、安倍政権になってからまた復活したようです。

 政治状況、内閣支持率などの状況の違いもあるでしょうが、小泉内閣の時も含めて考えますとこの民間議員の諮問会議は、極めてグローバリズム路線に突っ走るのに効果的な制度のようです。

 そらそうでしょう・・・有識者とかいってますが、会社の社長だとか会長だとか商売人が政治に提案するわけですから、グローバリズム路線になるのも当然です。

 「儲けられりゃいいわい!」ってなもんですからね。

内閣改造で上がらない支持率

 メディアなどによると8月3日あたりに内閣改造をするようですが、私は大して支持率は上がらんだろうと思っております。

 まあ、上がったら上がったで「はぁ・・・日本はもうあかんかもな」と絶望するだけの話なのですが(笑)

 

 しかし加計学園問題は過去の安保法制の時の政策論争とは違い、安倍総理自身の「信用」が崩れているという話でありまして、一度なくした信用を取り戻すというのは無茶苦茶難しいことくらいは、社会人の方なら理解可能なはずです。

 そして安倍総理の性格的にも、口先では「丁寧に説明する」といいながらも、実際には逃げ回るだけなんてのは既定路線でありまして、もはや袋のネズミでしょう。

 

 私はポスト安倍なんてのは誰でもいいんですが、むしろレームダック化した安倍総理でも結構なのですが、兎にも角にも「決められない政治」「実行力のない内閣」を望んでいるわけです。

 だってそうでしょう?1990年代から「政治改革!」とかいって「2大政党制!」とかほざいて小選挙区制という有害な制度にして、「決められる政治!」と高らかに叫んで何かよくなりました?

 

 GDPは停滞、軍事費はようやく2000年水準を少し超えたくらい、大企業は外資に侵され、あの東芝すらヤバい。移民はどんどん推進されて世界第5位の増加数、インバウンドとかいって大阪は外人だらけ、猫灰だらけ。

 国家戦略特区だ、TPPだ、RCEPで中国様と同じ経済圏だ、日欧EPAで世界の3割を占める経済圏だといっても、それで日本が豊かになりますか?と考えると、端的にいってならないどころかもっと落ちぶれるはず。

 これらを進めてきたのはみな「決められる政治」だったわけですよ。

 

 私は高らかに宣言します。「決められない政治を取り戻そう!」と。

 

P.S

 決められない政治ってのは何をやっても玉虫色。つまりはこれって「各方面全てに配慮して玉虫色になる」わけです。

 私は小渕内閣は典型的な決められない政治の内閣だったと思いますが、あのときは財政出動してましたでしょ?配慮の政治こそが「財政出動の鍵」だと思っております。

 

 そしてついでに言及しますと、保守思想とはマッチョなものではなく、本来は女性的なものなんだそうです。これはつまり配慮という要素が、保守思想の精髄に近いといっても過言ではないと思います。

 むしろ「決められる政治」なんてのは「どこかに正しい理があるから、それにたどり着くのが早ければ早いほど良い」という合理主義的、理性万能主義的、左翼的な話でしょう。

 決められる政治がよいならば、独裁国家が一番良いってことじゃねーかと(笑)スターリンでも拝んでやがれ!ってなものですよ(笑)

 

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本日の男の料理 ニラと豚の炒め物

 喉風邪を引きましてね・・・・声がでまへん(笑)んでまあ、風邪のときは精がつくものということで、豚とニラの炒め物を作りました。

 あとニラ粥と。

 

材料

  • 豚バラ肉
  • ニラ
  • 胡椒
  • ガーリックパウダー
  • 醤油
  • サラダ油

調理手順

  1. 豚バラ肉はカットしたら塩、胡椒をふって下味をつけます。ニラは適当に5cmくらいにカット。卵は溶いておいて塩少々。炒り卵にしておきます。
  2. 中華鍋にサラダ油を入れて豚肉投入。火が通ったらニラを入れて、塩、胡椒、ガーリックパウダー、醤油で味をつけて炒めます。最後に炒り卵を入れて混ぜたら完成!

 ちなみにニラ粥のレシピもついでに書いておきます。簡単なので。

  1. 小鍋に水(1.5Lくらい?)を入れてだし昆布投入。沸騰したらお米1合。弱火にして25分煮込む。
  2. 25分たったら塩、薄口醤油で味をつけて、溶き卵を入れて、最後にニラを入れて蒸らしたら完成!

 下記が昨日の夕食でした~。ニラと豚の炒め物、なめこの味噌汁(いりこ出汁)、ニラ粥、前日に作ったサラダのあまり。

 久しぶりに煮干しと昆布で出汁を引いて味噌汁を作りましたが、やっぱ旨い!!今度はお手軽ないりこだしの取り方とかも書こうと思います。

 

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