料理と政治の共通性-和食を食べよう- | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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料理と政治は実によく煮ている、じゃなくて似ている

 料理というのは食べる人に美味しく食べてもらうこと、それが究極の目的といっても過言ではありません。どのような超絶技法も極秘レシピも、珍しい食材も「美味しくなけりゃ意味がない」のです。

 

 政治の究極の目的とはなんだろう?と考えると国家を存続させることだろうと思います。とするならば、国家を存続させるためには一般的には「豊かで強い国家」を目指すという話になります。

 であるならば国民が一定以上の生活水準を維持して、豊かに暮らせる国家こそが「政治の目的」となろうかと思います。

 例えば主流派経済学のどのような難解な超理論も、国民を豊かにできなけりゃ一銭の価値もないのです。どれだけ崇高な思想も理想も、実際に安全保障に資するのか?国民を豊かにできるのか?ということが不可能なのであればくちゃくちゃぽい!なのです。

アベノミクスはお品書きだけ立派だった

 安倍政権は当初「瑞穂の国の資本主義」を掲げ、アベノミクスでデフレ脱却!と掲げました。いわば公約とはお品書きみたいなもので、料理で言えば「松茸と鱧の土瓶蒸し」とか「大トロの握り」とかがお品書きに書かれているので、そりゃ期待もしました。

 

 しかし土瓶蒸しの蓋を開けてみると鱧も入っていない、松茸の代わりにしめじが入っている、もしくは松茸が中国産だった等々。お品書きには達筆にかかれて立派な紙なのに、いざ出てきたら「なんじゃこりゃ?」でした。

 いやまだ土瓶蒸しもどきが出て来るならマシな方で、なぜか出されたのはハンバーガーだったりというレベルなので、普通は怒るのが当たり前だろうなのですね。

 

 最近は寿司学校なるものがあるのだそうで、3ヶ月で寿司職人を育てる!というのがスローガンなんだそうです。実際には「職人として修行していく前段階の、最低限の知識をつける」というような部分もあるのだそうですが。

 鮨屋というのは結構大変で、魚の鮮度、大きさ、身質などの良し悪しの目利き、どれだけ寝かせるか?熟成させるか?という勘働き、捌き方やら包丁の入れ方、握り方、出汁のとり方etc...挙げればキリがないほどに色々と必要とされるのだそうです。

 

 しかし客は通常、カウンターの中で握る大将しか見てませんから「寿司といえば握りさえ出来たらOK」みたいな感覚に陥りがちです。ホリエモンなんかはまさにそんなことを言ってますね。「10年も修行するのは馬鹿げている!」なんだそうで。

 しかし例えば大間のマグロなんかは全国的なブランドですが、その運送方法などもかなり気を使っているのだそうで、そういった職人技の積み重ねと、それを仕上げる鮨職人がいてこそのお鮨なわけです。

※寿司と鮨は意識的に使い分けてます。

 

 政治も本来このようにあるべきだと思うのですが、どうも昨今は「カウンターの中で握るパフォーマンスがかっこよければいいんだ!」的な舌バカな風潮があります。

 アメリカの寿司のようなけばけばしいものを「旨い!旨い!」と言っているようなもので、どうにも私には馴染めません。

政治の話なんてやめだ!やめ!

 先日、鶏の網焼きのお店に行ってきたのですが、これがまた大当たりでした。居酒屋より少しばかり上等って感じなのですが、私はだいたいあれば漬物の盛り合わせを頼みます。これをアテに日本酒をクイクイいくのが好きなのですが、大当たりでした。

 漬物はしっかりとした割と上等なものが出てきまして、鶏も旨みたっぷりの地鶏、塩はおそらく自家製の煎り塩で、トマトは多分緑健農法(永田農法とも呼ばれます)の糖度が高く硬いもの。

 水曜日にも関わらず18時過ぎにはテーブルがすべて埋まる程度に流行っていたので、やっぱり良いものは皆食べに来るのだなぁと。

 

 こういった料理の話は大好きなのですが、政治の話は不味くていけません。実質賃金は下がり続けるわ、GDPデフレーターはマイナスだわ、緊縮財政は続くわ、消費税は増税されるわ、社会保障は年々削られるわと、大量の科学調味料の入った中華のほうが「まだマシ」なくらいの激不味度です。

 

 料理で言えば出汁の効いてないすまし汁みたいなもんでしょうか。いくら色味が綺麗でも、これを旨い!と叫びながら飲む人がいるのが不思議なくらいです。

 料理屋は不味けりゃ二度といかなかったら済みますが、政治はそうもいってられません。イヤダイヤダ。

 

 美味しくないものは美味しくない!と国民が声を上げなけりゃ、延々と「出汁の効いてない、豪華絢爛すまし汁」を飲まされ続けるわけですから、不味いものは不味い!と皆様しっかりと政治に対しては声を上げましょうっと。

 

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本日の男の料理 イサギのマース煮

 マース煮ってなんじゃそら?といいますと沖縄料理なんですね。マースは沖縄弁で塩という意味なので、標準語でいうと「イサギの塩煮」となります。

 イタリア料理でもアクアパッツァという「塩と胡椒だけで魚と二枚貝、トマトを煮る料理」がありますが、それに近い料理です。

材料

  • イサギ(白身魚ならなんでもOK。切り身でもOKですよ)
  • 生姜
  • 長ネギ
  • 日本酒(泡盛がベストですが、ないなら日本酒でOK)
  • 昆布
  • 醤油(反則ですがいいんです)

調理手順

  1. イサギはまるまるなら鱗を取って内蔵を取り除き、ザルに入れて沸騰したお湯をかけて湯霜にします。臭み取りですね。新鮮なら省いてOK。表面に十字の飾り包丁を入れておきます。
  2. 鍋に魚がひたひたになるくらいの水を沸かし、昆布を入れて、その上にお魚を入れます。カットした長ネギ、細切りの生姜も入れてます
  3. 塩で塩味を適当な濃さにしたら日本酒少々をいれて落し蓋をして6~7分ほど煮ます。
  4. 火が通ったら火を止めてからお醤油数滴を香り付けに入れて完成!一旦冷ましてやると、味が染みて良いと思いますよっと。

 やや旨味がたりない・・・と思ったら、ほんの少し顆粒の本だしなんかを加えてもOKだと思います。

 

 近くに旨い沖縄料理を出す店を発見しまして、色々突きつつ、豆腐ようと泡盛で一杯やって来ました(笑)お値段もお安めで2人でいって5000円ほど。

 ・・・どうも食事の最中に写真を撮るという行為に馴染めなくて、画像は残っていないのですが(笑)

 一番美味しかったのがゴーヤチャンプルーとゴーヤのおひたし。ゴーヤのおひたしは醤油を使っていないのになぜこの味に?と不思議でした。もしかしたら塩麹かも?

 沖縄料理にもどんどんチャレンジしていきまっせ~。

 

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