思想とはなんだろうか?思想の目的性 | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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ヤン・ウェンリー命は2ちゃんねるのコテハンです。

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タイトルがなんか難しそうなんですけど、できるだけ平易に「思想ってなんやねん?」と書いていきたいと思います。

まずはケインズのこの言葉「人は思想の奴隷である」。これはまったくもって真実だと、私なんかは思います。

これは自然科学なんかでは当てはまらないんですけれども、社会科学全般に当てはまり、経済学もその範疇であるということです。

 

こんなことを言いますと「経済学は実証的学問であり中立だ。実証してきた結果として、自由主義(自由至上主義)の方が良いという判定になっている」という反論もあるだろうと思います。

でも思想面から考えますと、経済学の「中立で理性的に組み立てた」ということそのものが、機械論じゃん?っていう話になります。

機械論とは何か?すんごく簡単に言いますと、観測、判定できる事象のみを集めると、全体像が把握できるという思想でして、古典物理学が成立していった時期に流行った、ひと前昔の思想、哲学です。

※ちなみに機械論は唯物論とほぼ同じ考え方です。

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上記は一例を出して「思想から逃れている人などいないし、束縛されていないと本人は思っていても、実は束縛されている」という話のご紹介です。

 

さて、思想の目的とは何でしょうか?自然科学においては「真実を探求する」ということであるのは、明白かと思います。

では社会科学においては?と言いますと、社会科学の分野というのは、それぞれが関連し合い、一分野だけを持ってその方法論を正当化する、というのが難しい分野です。

そうであるならば、社会科学における思想とは「人々を幸福にする」というものでなければならないんじゃないでしょうか?

 

例えば軍事学というものがあります。この中にはかの有名な「ランチェスターの法則」(近代戦闘における戦闘力、被害数などの数値化論)だったりという、数理的なある意味で経済学に近い物もあります。

しかし軍事学といえば、真っ先に思い浮かぶのはクラウゼヴィッツの「戦争論」であり、この内容はどんなものか?と言いますと、情報の取捨選択から兵士の士気や精神論、戦争のあり方から国家、外交、政治までを幅広く論じるものです。

 

他にも「アメリカのデモクラシー」というトクヴィルが書いたものがありますが、彼は第一巻上においてアメリカの地理的要因、始まり、法体制、理念などを事細かに観察し、論じています。

(はっきり言いまして、一巻上は退屈この上ないほどに、詳細に論じておりまして、読みきれるかどうか?と不安になったものです(笑))

これはトクヴィルが民主主義というものを考察する上で、きっと欠かせない作業だったのでしょう。

 

つまり社会科学はどの分野においても、全体的な視座が必要になってくるわけであり、それはなぜか?と言うと社会が1つの有機体であるからだろう、と考えられます。

要するに軍事だけを優先してもダメ、民主主義のみを追求してもダメ、経済のみを追求してもダメ、人権のみを追求してもダメ、伝統だけを追求してもダメ、という性質のものだからでしょう。

・・・・つまり筋トレする時に、トレーニングはしてるけれども、食べるのはカップラーメンやと筋肉つかないどころか、体壊すでしょ?って話です(笑)

 

そうすると社会科学で、社会の全体像を考えない学問というのは、あり得ないという話になってしまいます。

ところがこの中において、経済学というのは非常に特異な学問で、主流派経済学は特に、社会学的な視座が皆無と言って良い状況です。

 

こう言い換えるとわかりやすいでしょうか?

軍事学ではその目的は「戦争に勝つこと、戦争を起こさないこと」でしょう。とすると、軍事的な兵器やら軍隊運用だけ語っていても意味が無いわけですね。

軍隊のドクトリン(特徴)はその国の国土条件、地政学的条件、国際状況、政治体制、財政状況に左右されるわけですから、それらを含めた包括的な戦略が必要になり、それによってどのように軍隊を運用するか?ドクトリンをどうするか?が決まってくるわけです。

 

では経済学で政治体制、国土条件、国民性、安全保障を考慮した論がありましたか?というと、私は寡聞にして知りません。特に日本では。

それはなぜか?というと、機械論哲学的な思想が根底にあり、上記のような「観測できないがそこにあるもの」を無視し続けた結果なのだと思うわけです。

軍事学で言えば、軍オタの域を出ていない、ということでしょうか。

だって特殊な国土条件とか、それに対する安全保障は「生産性の維持」のためには、どう考えたって必要なのに、なんで語らないんでしょう?

 

冒頭のケインズの言葉「人は思想の奴隷である」とするならば、私は社会全体を見渡して、より良い思考ができる思想の奴隷でありたいと思います。

私にとってそれは経済学、リバタリアニズム(自由至上主義)、グローバリズムではなく、パースの言うプラグマティズム(実践主義)であり、ナショナリズム(国家主義)であり、それに内包されるリベラリズム(自由主義)なのです。

それが恐らく、国家国民の幸福度を上げるベターなものだと思っているからです。

(ついでに日本が幸せになると、私もおこぼれで幸せになれます。そういった意味では、私は自分自身のためにそうしている、という話なのかもしれません(笑))

 

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全部で5話構成なのですけれども、割と中立に難民、不法移民の実態についてのドキュメンタリーです。

(国内での難民、移民の事件などは扱わず、あくまで越境に絞ったドキュメンタリーです)

国家とな何か?国境とは何か?人道とはなんなのか?その上で、移民反対と言える論理構成を自分ができているか?

と自分に問い直す意味で見ています。

 

移民、難民問題を考える上で、一度は見ておきたい動画です。

正直見ていると「可哀想・・・・う、受け入れても・・・・」という感情は刺激されます。その感情を受け止めつつ、移民、難民は日本には入れない、という立場をどう構成するか?沢山の人に考えていただきたいと思います。

 

https://www.youtube.com/channel/UCEQZfXjIuWM38fMdsxZz1EA

上記で私のチャンネルに登録してもらいますと、この手の「考えさせられる動画」とか「参考になる動画」など、視聴したものをちょくちょく追加していきます。

 

本日の男の料理~【主に煮物】火の通し方、味の染みこませ方の科学~

 

包丁が多少ヘタでも大丈夫!料理の美味しさは火と味で決まります、多分(笑)

ということですぐにできる、美味しい料理のための科学とコツを少し書きます。

 

【煮物は煮るより冷ますこと!】

「今日は肉じゃが!」とか思ってじゃがいもは大きめに切って、コトコト煮ること1時間。

「あれ?思ったより味が染みてないなぁ…」

なんて誰にでもよくある話です。

基本的には「温度を上げる」=「材料の味が汁に出る」です。この逆に「温度を下げる」=「材料に味が染み込む」という方程式になってます。

 

つまり出汁などは昆布は70度で1時間がベスト(そんなにやらんけど)、鰹節は90度で3分ほどとか、味を出すためなんですね。

逆に味を染み込ませるには、例えば肉じゃがなら、じゃがいもに火が通ったら、後はゆっくりと冷ましてあげること。

(新聞紙などで鍋をくるむ方法もあるそうです。私はアツアツのまま冷蔵庫にぶち込んだりしますけど(笑))

こうすると煮崩れもせず、綺麗で美味しい肉じゃがや煮物になりますよっと。

んで煮崩れしないので、面取りなども不要(笑)

 

【お肉が柔らかくなるのは40分以上!】

豚の角煮、チキンカレー、ビーフカレーなどお肉を入れる料理は1時間~1時間半ほど煮こむのが定石です。

なぜならお肉のタンパク質は熱を入れると凝固しちゃうからです。これがほぐれていく時間が、熱を入れてから40分以上経ってから。

だらか肉料理は煮込めば煮こむほどに柔らかくなりますよっと。

 

もしくは熱を極力通さないか。

最近ではタンパク質に火が通りつつ、凝固しない温度というのは70度くらいだそうだとわかってます。

なので低温調理とかが持て囃されてるんですね。

ローストポーク、ローストビーフなどは表面を焼き色を付けて仕上げたら、70度で30分以上加熱してやる、と言う方法がジューシーに仕上げるコツです。

(かなり面倒くさいですが、炊飯器で保温温度が設定できるもの、もしくは保温温度が70度のものであれば簡単です)

 

【麺類は食べる時に芯がなくなるように】

麺類に書いてある茹で時間は基本的に、メーカー発表のものがぴったりです。

ただしパスタのように、茹で上がってからさらにソースに絡めるとなると、火が通り過ぎるわけですね。

なのでパスタはアルデンテで茹で上げて、食べる時に芯がなくなるのがベスト!です。

だいたい茹で時間から30秒~1分ほど引いとけばよいです。

(食べる時に完全に芯が残っているのはイタリアでは「貧民のパスタ」と言われます。うっすら残っているか残っていないか?くらいだと、食べ終わるまで美味しく食べられますね)

 

【素材は均質な大きさに切ること】

あまり神経質になることはありませんけど、肉じゃがにしてもカレーにしても、材料は「同じ時間で火が通る」程度には均質な大きさにしましょう。

また素材の火の通りやすさによって、入れる時間を変える場合もあります。

 

例えば里芋とエビの煮付けの場合、エビを里芋と同じ時間煮込みますと火が通り過ぎます。

なのでエビは里芋に火が通った後に、さっと入れて沸騰させて仕上げる、とかですね。

ここまで自分で料理、ルセット(とかっこ良く言ってみましたがレシピです・・・)を組み立てられたら、上級者まであと一歩!

 

まぁ料理なんてそんなに難しいものでもないので、とにかく作って慣れる、それが一番です(笑)

 

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