まだSHEEOでの仕事が始まっていないので、今日はコミュニティカレッジの時の自分の体験を簡単に紹介したいと思います。過去2年間、自分はミネソタ州ミネアポリスにある、コミュニティカレッジ(2年生の大学)で、Institutional Researcher として働いていました。始めはインターンとして入って、そのうちパートタイムになり、正職員になるところだったのですが、今回のSHEEOの仕事が入ったため、こっちを選びました。


Institutional Researchとは、おそらく日本の大学でその部署を持っているところは少ないと思いますが、簡単に言うと、3つほどに役割がまとめられると思います。


1.大学首脳が必要な大学の情報を伝える

2.州や連邦政府、または一般企業が行うアンケートに答える(US NEWSとかのアンケートも答えます)

3.大学のデータベースの管理


この中で一番仕事の割合を占めるのは3のデータベースの管理。これに関しては後日また触れることにしますが、ともあれ、全体の仕事量の90%を占めるといっても過言ではありません。ともあれ、ここでの仕事を通して、自分は大学運営におけるInstitutional Researchの重要さを学びました。正直言って、今ではInstitutional Researchがない大学はどうやって大学を健全に運営しているのか理解できない、というくらいです。


その理由の一つにあげられるのは、大学首脳の人たちは、知っているかと思われているようなことを意外と知っていないからです。大学のトップの人たちは、それこそ分刻みで行動しているわけですから、その激務の中で大学の情報を独力で全ておさえるなんていう離れ業は不可能なわけです。仮に知っていたとしても、それをずっと覚えているという保障もありません。人間の記憶力なんてものは当てにならない、ということですね。ただ、個人レベルなら、その記憶違いによるミスは許されるかもしれませんが、組織レベルでは、そんなミスは絶対に許されません。だからInstitutional Researchというのは、すごく大事になってくるわけです。


アメリカでは80年代からInstitutional Researchの存在が認知されるようになり、今ではほとんどの大学がOffice of Institutional Research を持っています。日本もいくつかの大学にはあるという話を聞いたことがあります。競争の論理がそれなりに姿を見せ始めている日本の大学界でも、これから生き残ろうとするならば、必要な部署なのではないか、そう思います。


今回はいきなり専門的な話になってしまいました。明日はもっとくだけた話題について書こうと思います。




AD