京都山科中国語学習会

ミッション:日本語を母国語とする方が、一人でも多く中国語で話すことができるようにお手伝いすること。


テーマ:
「雑巾」

は、中国語で、

“ 抹布 ”“ mābù ”

“ 抹 ”“ mā ”

は、

1.ぬぐう。拭く。
2.(手で押さえて下方に)ずらす。

という「動作」。
日本語は物の名前なのですが、中国語にはしっかり「動作」が入っている。
このあたりが中国語らしいところだと思うのですが、この、

“ 抹 ”

は、他にも発音があります。

“mǒ”

と読めば、

1.塗る。塗りつける。
2.ぬぐう。ふく。
3.抹殺する。消す。切り捨てる。

“mò”

と読めば、

1.塗る:こてで泥・セメントなどを塗って平らにならす。
2.(街角などを)曲がる。

「あ~覚えることができない

と思われると思いますが、それは単語だけで覚えようとするからかもしれません。

「外国語は文章で覚える」

そして、

「中国語の場合特に、文章を耳で聴いて耳の記憶を作る」

といういうことを意識するといいようです。

おっと、話がそれました。
今日、雑巾を取り上げたのは、

置かれた場所で咲きなさい

という渡辺和子氏の本に次の詩が紹介されていたからです。

こまったときに思い出され
用がすめば すぐ忘れられる
ぞうきん
台所のすみに小さくなり
むくいを知らず
朝も夜もよろこんで仕える
ぞうきんになりたい


この本には中国で翻訳本が出ていてそれを見ると次のように訳されています。

“ 困惑 时 请 记得 ”
“ kùnhuò shí qǐng jìde ”
“ 用过 之后   马上 便 被 遗忘 ”
“ yòngguo zhīhòu   mǎshàng biàn bèi yíwàng ”
“ 抹布 ”
“ mābù ”
“ 缩 在 厨房 的 一隅 ”
“ suō zài chúfáng de yīyú ”
“ 不求 回报 ”
“ bùqiú huíbào ”
“ 夜以继日 地 愉快 劳作 ”
“ yèyǐjìrì de yúkuài láozuò ”
“ 我 想 成为 抹布 ”
“ wǒ xiǎng chéngwéi mābù ”

「むくいを知らず」(中国語では報いを求めずと訳されていますが)は難しいのですが、この「むくい」を求めるからこそ苦しむように思います。

「ぞうきん」でいいじゃないですか、人様の役に立てばそれでいい。
使われて、その場その時喜ばれたらすぐに忘れさられる。
名もいらない。
ただ静かに笑顔をたたえて、決して不機嫌にならず、おだやかな存在になる。
そんな「雑巾」になりたい。

“ 我 也 想 成为 抹布 。 ”
“ wǒ yě xiǎng chéngwéi mābù . ”


この本を購入されたい方は、ご自分で中国のネットで購入されるか、あるは私にご連絡いただければ手配させていただきます。

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