戦争中、日本では、

貯金は兵器とされ、

決戦衣服が奨励されていて

生活を切り替えるよう説得されていた

ことを、私は最近、学びました。


 日本人は真面目で協調性が高いから、

それで統制が取れたのかもしれません。

 
 そこだけ見ると、日本人って、

草食動物的な、大人しい、

扱いやすいだけの国民
に見えます。

 
 しかし、私は戦時中当時の、

日本の人たちの、能力の高さ に驚きました。

 例えばこれ。

  

 昭和初期のランドセルだそうです。

 この時代にもランドセル、
 あったんか!( ̄□ ̄;)

という驚きもありますが、

なんと、これ、紙製です。

 Made of Paper

ですよ!


 どこかでご覧になったことがある方もいらっしゃると思います。

 
 どうやって作られたのかお分かりになりますか??


 私には想像もつきません。


 さらに、こちら。


 右端に写っている帽子は、

大豆製

 Made of Beens!!!!!
( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚


 ついでに太鼓や三味線の胴の部分は、

通常、動物の皮で作られますが、

写真のは絹。シルクです。

 シルクの方が贅沢な気がするけどな・・・?

 
 ファスナーはセルロイド。

 かつての合成樹脂ですね。
 この時代に、合成樹脂のファスナーがあったのか。。

 これが戦後、日本が栄えた源となっているのかも。


 もっとすごいのが、こちら。
  


 ただの腕時計に見えますね。

 これ、文字盤を外すと

アクリル系のシースルー腕時計

 鉄が兵器用に、すべて回収されたので、

腕時計の部品まで合成樹脂製って。


 今の時代にあっても、

かなりイイ値段で売れるんではないでしょうか。

 
 たとえお寺の鐘でも、兵器用の金属として熔かされていた時代。

(この時代に失われた文化財級の財産は多かったかも)

 
 当時の日本の人たちの、

知恵と技術がどれほど研ぎ澄まされていたか、

窺い知る想い。


 挙句の果てに、

 飛行機も木製ってどうよww

 もっとも、これは実用はされなかったようですが。


 誰もが「無」から「有」を作り出そうとしていた

こういう時代の人たちと、

何から何まで身の回りにある

現在の自分を比較してしまうと、

「意識する世界」は全然違いますね


 違う国に生まれたくらい違う。


 それが戦後60年くらいの間に

様変わりしていったのだから、

やがて、

世代間の軋轢が生じたのは、

無理もないことかもしれません。

(つづく)


 
↑ついでに、ヘルメットも紙製。
 これは戦争中には使えませんね。。