桜はずいぶん雨にやられて散ってしまいましたが、遅ればせながら
4月13日(日)の夕刻より「春の集い」を開催しちゃいました。
奈良町北の奈良女子大学付近で、バリバリの玄米菜食のオーガニック料理をされている「菜一輪 」さんと今回はタッグを組んで春の野菜を中心にお酒の肴にこだわろうかと…。
とはいえ「菜一輪」さんでは普段一切「動物性」の食材を扱わない完璧な菜食主義「マクロビオティック 」のお店です。肉・魚はもちろん出汁に鰹節も使いませんし、砂糖もダメ。そんなんでお酒の肴ができるのかぁぁぁと料理人「高村さん」とも結構心配しながらのMENU作りでした。
今回この時期に遅くしたのは理由がありまして、ホントは3/20の春分の日に合わせたかったのですが、食材があまり豊富でなかったためここまで引っ張りました。
「こごみ」や「わけぎ」「タラの芽」「わらび」などの山菜、そして筍。できるだけ野生のものを手に入れようということでたくさんの方にご協力を得て集めることができました。お手伝い頂いた皆様には誠に感謝でゴザイマス。
そして、今回食材を提供頂いたのが、茶筅で有名な生駒・高山の「岡田農園」さん。土にこだわり、無農薬の野菜を作っておられます。県内のフレンチとか和食屋さんとかに卸されてて、当日は料理人としても腕を振るって下さいました。
さらに、「筍」は細谷さんて方が筍林をやっておられて、有名な山城の朝堀り筍を持ってきて下さりました。そして、筍についてのウンチクをお客様にご披露頂いたんです。
さてさて、宴のはじまり、はじまり~っ!
「先付」 山城朝堀りたけのこ ①そのままで
②岩塩を少~しつけて
「前菜 盛り合わせ」
・奈良県 川上村 大辻さんの田舎蒟蒻
・シメ豆腐の麹漬醤油
・奥口さんのワケギ辛子酢味噌和え
・カリフラワーのピクルス奈良漬添え
・細谷さんの筍 胡麻和え
・キンカン甘煮
・甘酒の寒天寄せ~桜塩漬・紅生姜仕立
・花わさびの春鹿大吟醸酒粕漬
「小鉢」
山菜の和え物(十種の山菜・お野菜)
「椀物」
胡麻豆腐ふきのとう味噌がけ
菜の花のおひたし
「替鉢」
春野菜と貝柱の甘酢あん
→動物性をお酒の会ということで特別に初めて取り入れて下さいました。
かなり冒険。
真ん中は「テンペ 」といいます。大豆をテンペ菌(クモノスカビ)で発酵させたインドネシア伝統の食品です。
「盛り合わせ・膳」
・揚げ物 山菜の天ぷら(タラの芽・こごみ)
・御飯 玄米御飯おにぎり
・香の物 春キャベツと新ジャガの甘酒マヨネーズ
胡瓜と大根の糠漬
「汁物」
若竹汁
デザート
奈良漬と干柿のしめヨーグルト和え
春の花見酒 「南都霞酒~ナントカスミザケ」
木桶で製造 「KIOKE-SAKE 四段仕込」
和りきゅ~る 「紫蘇酒」
吟醸香る 「而妙酒 白滴」
一滴入魂 「春鹿 超辛口」
料理ばっかでお酒の説明少なくてゴメンナサイ。
お酒に関して詳しくは…
「ウナギの寝床」とも呼ばれる間口が狭く奥に細長い奈良町独特の古い数寄屋造りのお店。
庭の老松に眼を奪われながら新しい息吹を感じる。
ゆったりお酒とお料理を頂き、心も身体も癒されるとはまさにこういうことか!と実感することができました。
奈良にもまだまだ沢山食材が眠っていました。
早速、次回のテーマ探しにいってきまーす!