動物の表現者i§e!

経験キャリア培ったものを表現


テーマ:

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 今回の記事は
いつもと違う内容となっております。

秋田市大森山動物園 関連です。
「地方の小さな動物園」ですが、動物の生態をできるだけ見せる、行動飼育展示に取り組まれています。動物がエサを食べる様子を間接できる「まんまタイム」に人気があります。




今回は2016年に出会ったキリンの飼育員さんについて書き記していこうと思います。昨年の研究・勉強会の教育講演でお話を聞いて興味深い印象を受けたのが始まりです。



その方は
柴田典弘 飼育員です。

「約束しよう、キリンのリンリン
 いのちを守るハズバンダリー・トレーニング」

という児童書を出版されているので、ぜひ拝読されてみてください!

秋田市大森山動物園の柴田典弘さんがキリンの命を守るため、ハズバンダリー・トレーニングに取り組む、感動ドキュメンタリー。麻酔なしで蹄を整える削蹄(さくてい)や採血などをできるようにする「命の約束」。

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また、
2017 年  
NHK プロフェッショナル 仕事の流儀 にも出演
メディアの露出も増えてきています。

私の上司の研究員もその番組を拝見したらしく、話の花が咲き、とても素敵な取り組みをなされてる方 だとおっしゃるほど絶賛していました。



自身にも
興味深い印象を受けたのは間違いではなく
実際に 秋田市大森山動物園に赴きました。
そして、
柴田 飼育員から実際にお話を伺うことができました。

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ここでは
字数制限があるため簡潔に書こうと思いますが、
柴田飼育員の取り組みと熱意が伝われば幸いです。


  動物へのトレーニングの意義やこれまでの経緯などの詳しい情報は、大森山動物園の広報誌「コミュニケーション」

に詳しく 記載されています。


ハズバンダリートレーニングとは?

行動分析学に基づき、飼育動物の健康管理、心理面での管理を可能とすることを目的にした行動形成です。

詳しく述べると

笛やクリッカーの音などを合図にして、できたらご褒美のエサを与えたりほめたりすることで動物に、こちらがやってほしいことに協力してもらうためのトレーニング。できない場合には怒ったり罰を与えたりしません。


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動物園動物に対するハズバンダリートレーニングは、欧米ではかなり広まっていますが、
日本では、イルカ・アシカなどのトレーニングはかなり高度なものがお粉れていますが、陸上動物で以前からトレーニングを行うことが必須とされてきたのはアジアゾウなどごく一部に限られていました。

   トレーニングをすることで、飼育員さんや獣医さんが身体を触診したり採血、削蹄するなど、健康管理をしてあげることができるようになることです。

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※写真はインターネットより引用


このトレーニングはイルカで取り組まれているのは知っていましたが、まさかキリンで?!という第一印象を受けました。

https://www.youtube.com/watch?v=f-YDO6nIVSs&sns=tw

https://www.youtube.com/watch?v=BidM8Mm-KvE&sns=tw


  キリンでの取り組みは、大森山動物園の柴田さんが初めてだったようです。

(常識的には考えられないことを試みた  ということをみなさんには知ってもらいたい)


2017年1月のプロフェッショナルでもリンリンちゃんがお腹が張って食欲がなくなってしまった状態でした。

大好きなリンゴも吐き出してしまい、かなり心配されてましたね。
そこでいつものように首の脇をパンパン叩いて、そこに注射器を指して投薬し、点滴もして食欲と脱水症状を改善させてました。


キリンは、血圧も高く転ぶことがかなりの衝撃ですので、転倒防止のためにも蹄を定期的に削ってあげるのが重要なんだそうです。

柴田さんは、過去の飼育していたキリンの死のショックで一度は飼育から遠ざかっていた時期もあるみたいでした。
でも、二度と治療しないままキリンの死を待つようなことはしたくないとのことで水族館のイルカの調教師の方々にトレーニングを教わりに行ったことも研究・勉強会の時にも話されていました。
今では、キリンだけでなく、ブタ、トナカイ、フクロウなどの動物にも導入されていることを紹介されていました。

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柴田飼育員の印象は

今までの常識とされていたことに違和感を持てると同時に行動にも移せる人物だということ。

携わる動物の知識と行動をしっかりみれる目を持っていること。考えたことは試す行動力もあります。

キリンのことについてディープな話を様々な角度や分野のことを考えながら話されていたので、研究者タイプの方だと思ってしまいました。

 あと、Amazonを多く利用する点については共感してしまいました笑。私も普段から使用しているコンテンツを飼育員さんも活用している新鮮さを受けました。確かに、安いしはやく届くのでコスト削減にも繋がってきます‥私も研究所で活用しまくってます笑。


1番の印象は熱意です。

この一言の意味がふさわしい飼育員さんです。


柴田さんは「給餌(きゅうじ)や清掃だけではない飼育員の仕事を知っていただくことで、新しい視点で動物園を楽しんでもらえるはず。動物園が子どもだけではなく、大人の知的好奇心を満たす場所になれば」と来園を呼び掛けています。

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柴田飼育の思いを
今回は代弁したいと思う
以下
柴田飼育の想い。読者に届け。


大森山のキリン飼育そして命を預かる責任とは

私の考えは非常に単純なのです。
一生懸命頑張るのではなく、”最善を尽くすために行動する”ということです。技術がないのに一生懸命やっても、命を守るための最善とはいえません。ですから、最善を尽くすために、最善の手法を選択し、直ぐに実行するよう心掛けています。


ですからキリンのトレーニングも「できない」ではなく「できる人に聞く」それがキリンを守るために最善と考えたからです。
ですが皆が皆、そうではありません。
聞くことができないのです。

プロフェッショナルでも放送されましたが、
「あなたにとってプロフェッショナルとは?」の問いに真っ先にこう答えました
「教えて下さいが言える人」。

私はキリンのトレーニングでは既に世界レベルにありますが、それでも聞かれることは日常ではありません。
もっと普及しなければ助かる命が助からないと常に危惧しているのです。

最善だろう行動を起こした先に、
あらたな技術が生まれ、最善だったものが最善ではなくなり、さらなる最善へと変わります。

これがオリジナリティーとなり、現在の私の技術となっています。私の技術は本を見て学んだものではないことから、伝えるためには師弟関係に近い状態になる必要があります。
幸いこの時代に生まれてよかったのは、動画のやり取りだけで可能である点です。直接指導に行かなくとも遠隔のみでトレーニング等の助言が可能になりました。



あとは一歩踏み出すだけです。
その一歩は、メディアであり、SNSであると考え、機会に恵まれることを日々願っています。

  昨年の秋田大学でお世話になったきっかけも、
別の動物番組への出演でした。
動物園同士では進まない技術普及も、
一般の方が大きな力をなり私を支えて下さっているのが現状。

つねに熱く、常に自信満々でい続けることができれば、機会は訪れると信じています。

※私(i§ei)も熊本から東北・秋田大学でお世話になったきっかけも、別の動物分野に携わる方から情報を得ることでした。動物愛護以外の情報を得たかったから。


  話は変わりますが、現状を変えたくない人が放つ一番嫌いな「言い訳」は「いままでこうやってきたから」です。

この無根拠極まりない経験則至上主義は、
技術者の世界には不要と考えています。
頭の中は常に「白」でありたいのです。
真っ白な状態から思考をスタートし、必要な色で着色していく。新たな壁にぶつかった時は、新しい別の白い紙を用意して、それに着色していくイメージです。
一枚の白い紙ではなく、まっさならノートを頭の中に置いているような感覚です。ですから今までどうだったかを、前提としたものの考え方はせず、「そもそもどうすべきなのか」を先に思い浮かべます。

キリンはトレーニングが難しい動物という概念は一瞬で消え去り、結果「トレーニング技術があればできないはずがない」と思えるのです。

トナカイも同様です。トナカイは暑さが苦手「でもエアコンがないからどうしようもない」ではなく、「そうだ池で泳がせてみよう。彼らは野生で水とともに生きているのだから」そう考えて行動しました。
【NHKおはよう日本で取り上げられた放送】
http://www3.nhk.or.jp/news/cameramanseye/2016_0829.html


簡潔にいえば「助けられるキリンのために、自分の技術を使って欲しい」と願ってられるということ。
柴田さんは、大森山のキリンのための技術ではなく、キリンのための技術を確立していっていると私は思います。



柴田さんの
考え方や行動力、こだわりや常識にとらわれないこと、熱意や想いは、ただただ感銘を受けるばかりです。

  熱い想いとこだわりと考え方をお持ちの方は、私の身の周りになかなかいない世界でした。
現代の飼育員さんの捉え方が少し変わり感化されたのは事実だと思います。


私が携わる業界とは別の動物の職種ですが、
動物という共通するカテゴリーがあるので、
トレーニング法や動物に対しての思いやりや考え方も培えるものがあるので、ぜひ私もそれらを見習いたいと思います。



エンリッチメント大賞を受賞した際の声

※インターネットより引用


 大森山動物園は開園40周年を迎えました。これに今回の受賞が重なり、さらに記念すべき年となりました。
 私は2011年4月、9年ぶりにキリン担当となりました。以前最後に担当した個体は物語ともなった「義足のキリンたいよう」。当時は、何もできない自分に対する歯がゆさに震える毎日でしたが、従来のキリンの飼育のあり方について考えはじめるきっかけになりました。大型動物のキリンに対して、「何もできない」ではなく、「人との関わりの重要性」、「事故を限りなくゼロに近づける努力」さらには「ゾウと同等の健康管理の必要性」を強く感じ、同じ後悔を二度と繰り返したくないと思いました。


キリン飼育からしばらく離れた後、再び担当になってから、キリンの飼育管理そのものを見直すため、思いを巡らしました。

「可能な限りストレスを与えない飼育管理」、「枝葉をできるだけ多給する努力」、そして「ハズバンダリー・トレーニングの導入」です。
 

  キリンの担当に戻った時、ジュン(故オス18歳)の前肢はあきらかな過長蹄で、少しずつ関節に影響を及ぼしていました。触ることからはじめ、馴致を開始しましたが、削蹄することができないまま、ジュンは6月に亡くなってしまいました。蹄を削ることができたのは、死して横たわった後でした。しかし、ジュンは「キリンの蹄の柔らかいこと」を教えてくれ、私はヤスリによるケアが可能であると確信しました。また、歯の著しい摩耗が確認され、給餌のあり方も深く考えさせられました。

 過去のキリンたちの死は私の経験となり、今飼育している個体に対しどう接すべきか示してくれたことで、キリン飼育員としてこの後すべきことは明白でした。


過長蹄の情報収集をする中で出会った他園の技術者に指導してもらいながら、オペラント条件付けによるトレーニングの勉強、手探りでの実践を開始しました。


想定を超えるスピードでトレーニングの成果が現れ、今では飼育しているオス、メスの蹄のケアのほか、メスのリンリン(8歳)は定期採血もできるようになり、これまで1年半ほど継続しています。


 「動物と語らう森」をテーマとし、人と動物とのいい関係を構築することを大事にする大森山動物園では、3人の飼育員「Teamキリン(泉弘美 舘岡幸枝 柴田典弘)」が、これらの飼育管理を徹底しています。


キリンの幸せを追及する活動の中には、一人では決してできないことも含まれています。キリン飼育をチームで行なうことを後押ししてくれた組織、私たちの活動を日頃からあたたかく見守って下さっている全国の動物園関係者や動物園ファンの方々の支えがあって、ここまで来ることができました。皆様に心より感謝申し上げます。


とのこと。


そのチームという体制で柴田典弘飼育員の技術は
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後世にも伝わっていくものだと思います。
着々と普及啓発が進んでいる印象も受けました。

また、キリン専用の飼料開発のことについても
お話をしていただくことができました。
現時点ではキリン専用の飼料というものはありません。
動物種によっては
その動物ごとに専用の飼料があってもいいのではないかと思います。また、飼料を統一することでデメリット、メリットは発生してくるとは思いますが、その動物のために考えられた飼料ということで、よく研究されて開発されるレベルのものだと考えると、あまりマイナスにはならないのではないかと思います。
飼料の確立も今後の課題というか、実現していくことのひとつだと私は思ってしまいました。柴田飼育員の行動力で実現しそうです。





今後、どのようになっていくか
私自身も楽しみにしながら
       みつめていこうと思います。

柴田飼育員のTwitterはこちらです

@nori_212 

ぜひ、
活動をリアルタイムに覗き込んでみてください!
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キリンのことについて

国連自然保護連合が「レッドリスト」の最新版を発表。2016/12  

過去30年で個体数が4割も減ったというキリンを絶滅危惧2類に指定した。



 国際自然保護連合(ICUN)は12月8日、絶滅の恐れがある動植物のリスト「レッドリスト」の最新版を発表した。キリンが新たに絶滅危惧種に加わった。農地の拡大や鉱山開発で生息地が失われたり、密猟が横行したりして数が減っているという。

 アフリカなどに生息するキリンは、1985年には15~16万頭いたが、2015年には約9万7500頭と、過去30年で個体数が約4割減少。絶滅危惧種の3段階のランクでは最も危険度が低い「絶滅危惧2類」に指定した。

最近の研究では、キリンは4つの異なる種で構成されている可能性があると分かっているが、IUCNは今回のレッドリスト更新で、従来の1種9亜種の定義を使った。

このうち5亜種で生息数が減少しており、1亜種は横ばい、3亜種は増加した。生息地が亜種ごとの違いに大きな影響を及ぼしているとみられる。


動物園のキリンも貴重になってくると私は思う。

動物園の目的の1つに種の保存がある。

それを、果たしてもらい 

この世界からキリンが消えないよう祈りたい。。



______________________



  個人的にキリンに関心がある問題がある‥それは、キリンの首の変化だ!

動物の骨格標本好きということは、あまりこのブログでは公言していませんが‥大学の時から骨の病理組織を顕微鏡で観察診断しながら研究していました。。。(研究室の友達とも卒業制作で牛の骨格標本も作ってしまいました‥)

根っからの骨屋に成長して、根っからの骨好きです!


キリンの首の変化の過程って未だ解明されてないみたい。化石も首が長い時と短い時は発見されているが、その途中の過程が見つかっていないという。

ダーウィンの進化論やラマルクの説、自然淘汰の諸説がいろいろと存在しているが、、、ほんと骨の研究をしている私自身にも興味深い内容。


これも、いつか解明されてない私の頭の中のもやもやも晴れることを祈りたい!



                                              i§ei

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