ブログ料理教室開設 生徒募集中注意



                   みんなあつまれチョキ


はじめに・・・先生のごあいさつニコニコ 




長引く不況による、内食志向の高まりなど、外食産業は、とても厳しい状況


の中にあります。また、料理人の姿も、この数年間で大きく変わったように


思います。チェーン店や、大手の店では、工場で作られた製品が各店舗


へ配送されマニュアル通り調理します。ホテルなどでも、魚をおろしたり


肉をさばいたりという工程をセントラルキッチンで行ったり、各卸業者が


行ったりで、処理されたものが納品されることが多くなっています。


合理化や、効率化を考えた時、この流れはやむを得ないことで今後も


続くと思います。昔ながらの料理人は、とても長い時間、仕事に拘束され、


肉体的にもきつい仕事ですが、合理化で職場環境が改善されたり余暇が


増すなどのメリットがあります。一方、効率化は多くのマニュアル化された


料理人を作り出したり、知識がなくても作れてしまう便利さと恐さが、同居


しています。料理人の考えも多様化しているのでその賛否を問うものでは


ありません。私は、十数年前から調理師学校の講師をさせていただいて


います。入学してくる生徒さんもこの十数年で随分変わったような気が


しますが1人の料理人として、総合的にいろいろな料理が作れることも


大切だと話しています。実際に現場に入ると、なかなか思うように勉強


できないこともあるでしょう。そこで、料理教室のページを作りますので


若い料理人や料理を志す人が料理の奥深さと料理の楽しさを知って


もらう良い機会になればと思います。


もちろん、料理に興味のある人もぜひ参加してください。




ナイフとフォーク第1回の教室は、フランス料理のソースについての勉強です。ワイン


ソースの概要と基本ソースと派生についてのお話です。

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2012-02-23 09:36:33

第225回『広島カキを知ろう―30 カキを調理する―①』

テーマ:カキ

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「カキ調理―①鮮度の見方」


さて、カキの知識が少し深まったところで、いよいよカキ料理について話を

進めていきましょう。


皆さんが、カキを購入するのは、スーパーの魚コーナーだったり魚屋さんと

いうことでしょうが、その多くが、パック詰めのものです。


パックの中のカキは、通常、海水(滅菌海水)の中に浸かっています。


カキの総重量で、計量されていますので、購入する時は、どうしても大小が

混じっています。


現在は、大粒の選別カキなど粒を選り分けたものが多く出回っていますので、

調理に応じたものを購入しやすくなりました。


ずっと以前は、海水入りのカキは、水ぶくれしていて縮むと言われていましたが、

現在は、あまり気にすることはないと思います。


一方で、カキ養殖業者さんから直接購入できるところもたくさんあります。


業者さんで直購入したカキは、やはりずい分違うと実感できるでしょう。


カキの見た目での判断ですが、広島のカキの場合、


①色は、クリーム色がかったものか若干緑色がかっているもの。


②ひだの部分の色が黒くハッキリとした鮮やかなもの。


③貝柱が透明感があり白く濁っていないこと。


④身(内臓)の部分がぷっくりして張りのあるもの。


が、鮮度が良く風味も豊かなカキです。


広島カキは、全体的に小粒傾向ですが、コンパクトで丸みのあるものが

良いカキと言えます。


購入後は、冷蔵保存は、絶対条件。


袋ごと水に浸けておけば尚良です。


冷蔵温度は、5℃以下が最適です。


良い条件が保てれば比較的長く鮮度保てます。


鮮度が落ちてくるとカキの色合いから艶やかさが失われて来ます。


具体的にはひだの黒色のクッキリ感が弱くなり貝柱の透明感が弱くなります。


カキの鮮度は他の食材同様色合いが鮮やかで、艶やかなことで判断できます。


購入後、調理に入る前にカキの洗浄ですが、カキの調理のポイントは、

洗浄と加熱に尽きます。

ダウン

次回は、「カキの洗い」についてお話します。

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2012-02-18 09:00:26

第224回『広島カキを知ろう―29 大震災とカキ』

テーマ:カキ

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「世界の海はつながっています。」


平成23年3月11日に起きた未曾有の大災害東日本大震災は、東北地方の

カキ養殖に壊滅的な被害をもたらせました。


カキ筏は、全て津波にさらわれ、カキ養殖の将来に暗雲がたちこめました。


しかし、この大災害に対して、日本各地のカキ養殖業者のみならず、遠く

フランスからも支援の輪が広がりました。


時代は、少し、さかのぼって約40年前。


フランスのノルマンディー地方は、ヨーロッパのカキ養殖の中心地ですが、

乱獲とカキの病気の蔓延によりヨーロッパのカキは壊滅的な状況に陥りました。


この時、ヨーロッパに救いの手を差し出したのが日本。


特に、釜石市の万石浦(まんごくうら)のカキが大量にヨーロッパに空輸され、

この危機的状況から脱したのです。


このような国を超えての支援がいち早くフランスを動かせたのです。


広島と宮城県は長くライバル関係にありました。


が、今回広島からも若手の養殖業の人々を中心に宮城県へとカキ筏の設備を

送り、現地に赴き、筏の組み立ての支援や種ガキの供給など支援を

行っています。


東北地方とりわけ宮城県のカキが絶滅すると日本のカキ養殖は、成り立ちません。


というのも、以前お話したように日本の種ガキの多くは、宮城県を中心とした

東北地方が賄ってきました。


宮城県は全国の種ガキの最大の供給地です。


今年の東北地方のカキの出荷はほぼゼロです。


そこで広島県では、カキの出荷解禁日を11月1日から2週間遅らせ、生産量を

増やし東北地方へ供給するためカキを夏場に1度水揚げし、フジツボなどの

害敵を取り除き、養分を摂取しやすくし、カキの増産体制を取りました。


そして、日本の食の安定のため質と量の確保へと大きく舵をきりました。


東北と広島そしてフランス。


遠く離れていても海はつながっており世界の海は1つなのです。

ダウン

次回からは、「カキを料理する。」と題し、カキ料理について話を進めましょう。

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2012-02-17 10:12:41

第223回『広島カキを知ろう―28 出荷』

テーマ:カキ

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「カキ養殖の現場から―⑰出荷」


いよいよカキの養殖の現場から最終話―出荷です。


私達が、スーパーなどで見かけるカキのほとんどはむき身にした後、

パックされたものです。


贈答用のカキでは、殻付カキのまま出荷されるものもありますが、

出荷の大部分はむき身にしたものです。


浄化プールで20時間以上浄化したカキは、プールから水揚げした後

直ちにむき身にされます。


広島地方では、カキを殻から取り出すことを「打つ」と言います。


カキむき作業される方は、多くが女性の方ですが、この人達を「打ち子さん」と

呼びます。


私達は、シーズンが始まると「カキ打ち」が始まったと言います。


カキを殻から取り出す作業は、難しく熟練が必要です。


熟練の打ち子さんとなると1コあたり5秒弱でカキを開けます。


1日に何十㎏とむき身にします。


熟練の打ち子さんを育てることもカキ業者にとってはとても大切です。


むき身になったカキは、この後、清浄海水(滅菌海水)でよく洗われます。


そして、各種検査が行われます。


検査は、主に一般細菌検査と大腸菌群検査です。


ノロウイルスの検査も定期的に行われています。


検査が終わると最後は目視による検査です。


殻が残っていないか、異物はないかを調べ、選別が行われパック詰めと

なります。


この時、生食用と加熱用のそれぞれのラベルが付きます。


広島県では、生食用は、赤色表示まで加熱用は黒色表示まで

ハッキリと示されます。


こうして、5℃以下に保冷され出荷となり私達の手元に届くのです。


カキ養殖は、採苗から収穫までの海での工程と洗浄から出荷までの

陸上での工程に分かれています。


そのどちらの工程にもカキを安全にそして安心して食べてもらえるようにと

願う多くの人々の手がかけられています。


そして、これを可能にしたのが連綿と受け継がれたカキ養殖の歴史です。


そして、カキ養殖業の方のたゆまぬ研究と努力の結実です。

ダウン

次回は、「東日本大震災とカキ―世界の海は1つ」のお話です。

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2012-02-16 08:52:30

第222回『広島カキを知ろう―27海域の違い―②』

テーマ:カキ

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「カキ養殖の現場から―16海域の違い―②」


「指定海域」と「条件付指定海域」の海域の違いでカキの味にどれだけの違いが

あるのかについて一般的な表現を前回お話しました。


私個人としては、この違いを意識していません。


というのも、カキを調理する上で生食するのか、加熱するのかの調理の違いで

カキはまるで別なものになるからです。


加熱用カキを生食として使用することは、絶対にあり得ないし、

逆に生食用を加熱することも通常ありません。


それよりも、加熱用カキであれば、

加熱に適した大きさと艶やかさがあるかの方が重要です。


このようなカキは、加熱した時に身の縮みがあまりありません。


逆に火を入れることで、プックリと膨らみ、加熱カキ特有の芳香が立ち昇ります。


生食用なら水揚げ海域を重視します。


水揚げ海域の違いによりカキの味の透明感は、幾分か違いがあります。


むしろ調理上1番恐ろしいのは、加熱用カキの加熱不足です。


また、生食用カキだから安心だと思い、表面だけ火を通すことです。


このあたりは、カキの調理上の注意点でお話します。


大切なことは、調理の目的にあったカキを選ぶということです。


そして、適切な調理を行うことに尽きます。


長くにわたりお話してきましたが、

ダウン

次回は、養殖の現場からの最終話いよいよ出荷のお話です。

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2012-02-14 18:33:38

第221回『広島カキを知ろう―26海域の違い』

テーマ:カキ

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「カキ養殖の現場から―⑮海域の違い」


生食用カキが出荷できる「指定海域」

一定の条件を満たせば、生食用として出荷可能な「条件付指定海域」。


この海域の違いでカキの味はどのような違いがあるのでしょうか。


まず、カキの栄養(エサ)である植物プランクトンの分布が、

カキの生育状態と関連があります。


この植物プランクトンは、海に濃い部分と薄い部分とに分散しています。


カキ筏は、出荷直前の直吊り育成期間の数ヶ月間、身入り漁場に移動させますが、

身入り漁場は、植物プランクトンの多い海域と言えます。


さて、話を本題に戻しましょう。


植物プランクトンは、光合成により独自に栄養を作り生きています。


が、陸上の植物同様栄養を作り出すためには養分が必要です。


陸上の植物であれば土の中の養分(ミネラル分)を取り込み、光合成を行います。


海中の植物プランクトンも同様で、海中の養分を取り込んでいます。


この養分は、以前お話した太田川が運んでくる森のミネラル分で、「栄養塩」と

呼ばれるものです。


このことからも河口に近い海域である「条件付指定海域」の方が、

植物プランクトンが豊富で、沖合いに行くほど少なくなると考えられます。


また、光合成をする植物プランクトンにとって

光の届きにくい海中の深いところも数が少ないのです。


このことから一般的に

「条件付指定海域」の方がカキの味が濃く風味が豊かである

と言われます。


反対に沖合の

「指定海域」は、透明感(クリアー)のある味わいで、スッキリとした風味

があると言われます。


これは、一般的な意見ですが、

どちらも加熱した時に感じられるものの表現と思われます。


私個人としては、正直、この違いをあまり感じません。


というよりこの違いを意識することはありません。


このことについて

ダウン

次回もう少し詳しくお話します。

ニコニコ








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