京都の清水焼専門店 やまなか雅陶のブログ ~陶器職人~

京都五条坂にあります、京焼・清水焼専門店です。
当店の運営サイトはhttp://www.yamanaka-gato.com/
販売店舗は京都駅ビル専門店街ザ・キューブB1F内にあります。
また、全国に京都物産展で出張販売も致しております。お近くにお越しの際は遊びに来てください!


テーマ:
乾山写し

現在の京焼、その他のあらゆる京都の工芸品の意匠に影響を与えた集団を『琳派』と呼びます。


抹茶茶碗 紅白梅
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琳派は、桃山時代に、俵屋宗達、本阿弥光悦が創始し、尾形光琳、乾山兄弟が大成させました。師弟関係にとらわれない、同傾向のデザイン性を尊重し、それぞれが独自に発展させてきた流派です。光琳の琳から琳派と呼称されています。


三寸皿 絵変わり
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豆皿  竜田川
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その中でも、陶工 尾形乾山の作風は、現在に至るまで、京焼に多くのデザイン的影響を与えてきました。とりわけ比較的忠実に継承されたデザインを乾山写し、と呼びます。

“ 写し” については過去の記事をご参照ください。

京焼の始まりと“写し”


京都・清水・五条坂
京焼・清水焼 やまなか 雅陶

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テーマ:
山水画

山水画は、古代中国から存在し、元々は神仙思想、山岳信仰をもとに成立したと言われています。



南画(南宋画)と呼ばれる画風が、江戸時代中期頃に日本に伝わり流行します。



京焼においても、江戸時代中期以降、磁器生産が開始されると、文人墨客らにより、中国の明・清朝の器文化を体現するちょっとしたブームがおきます。



煎茶文化の流行が大きな要因ですが、それに伴い、器のデザインにも山水画をはじめとする中国趣味のものが増えていきます。


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橋を渡り庵に向かう人

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馬に乗る人



上記のように、その画風は南画と呼ばれる、中国南方(南宋)の文化が大きく影響しています。
山水画の中には南画の特徴ともいわれる、釣り人や、碁を打つ人、酒宴を開く人など、文人墨客らの憧れる桃源郷のような世界観が描かれています。



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釣りをする人、橋を渡る人


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歓談する人

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釣りをする人


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湖の畔りを散歩する老人




話は逸れますが、中国南方の文化は日本に大きな影響を与え続けてきました。
書画とか、お茶とか、器とか。呉服つまり着物は、南京を都とした呉の国から渡って来たもの、とされています。
着物が伝わるということはそれだけ、日本列島と風土が近いのだと思います。


それ故に水墨画でも南画が受け入れらたのでしょう。
昔、ウーロン茶のCMでもありましたね、福建省だと思うのですが、岩山の間を流れる川。山水画の題材にされそうな、いかにも中国的な代表的な風景です。


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岩山。。。



そうそう、かねてより一つ疑問がありました。
中国は岩山が多い
山水画にも岩山が描かれています。



日本人に岩山は馴染まない。



全然馴染まない。



でも大丈夫!



山水画はモノトーンだから、気になんない👍🏼





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テーマ:


網目模様


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昔、同業者のおじさんに「網目は中風のおまじないなんやで、そやし血管と一緒で網が途切れてたらあかんねんで。」

て教えてもらったことがあります。


ほぅ、確かに外側から口縁をまたいで内側まで繋がってる、、、


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(内側の底まで手描き!)


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薄くて透けてます!軽いですよ!)


今、中風(京都ではチュウブ)てあまり言わなくなりましたよね。中風とは今で言うと、脳梗塞とか脳卒中とかの後に残る後遺症のこと、になるそうです。


器で縁起を担ぐ。


実はこれは奈良時代からある古い風習です。

墨書人面土器(長岡京跡:京都市ホームページより)
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ヘンテコな顔が描かれた簡単に作られた土器に息を吹きかけて、悪いものを流して、身代わりになってもらうおまじないをしたそうです。



でも、さすがに網目を血管に見立てて描いて、血管切れませんように、っておまじないしながら食事をするのは、、、嫌や〜。


おそらく網なので、お魚を捕まえる投網、のイメージから生まれた文様だと思います。


投網模様には、ちまたでは魚を捕るように幸運や金運を掴み取る、といった意味付けがなされているようです。


こういうのは学術的に定義付けされているものではないので、ものは言いよう、になるのですが、器の絵柄というものなるべくポジティブに意味付けされる傾向にあるようです。(お客様に快く買ってもらってナンボですからね、えへ)


 でも、網投げて何かを捕る、って泥棒とかのイメージないですか?


何も器の絵柄はハッピーやラッキーが転がり込むばっかりの貪欲かつプラスイメージのものばかりではないと思います。


墨書人面土器のように、病気しませんように、と不幸の肩代わりをしてもらったり、中風になりませんように、とか、少しでもマイナスを抑える、そういう縁起の担ぎ方もあるのではないでしょうか?


網目は投網、
そこから転じて、『悪いものを捕まえる、封じ込める意味合いがある』と解釈するのが一番良いのではないでしょうか。



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