「神と仏の両輪で守護する」

【 奈良県 十津川村「玉置神社」 】

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山けんこと、源氏（げんし）です。
いつもありがとうございます。

今回の台風により紀伊半島に甚大な被害が出ている

ことにショックを受けるとともに、被害を受けておられる

方々の救済を心よりお祈り申し上げます。

紀伊半島の十津川村や熊野地方は、122年前の

１８８９年（明治２２年）にも大水害があり、１６８人が

死亡し、十津川村は壊滅的な被害を受けています。

そして、生活の基盤を失った十津川村の約3000人は

新天地を求めて北海道に約2700人が移住し、現在の

新十津川町を開拓したという歴史があります。

また、蟻の熊野詣で有名な「熊野本宮大社」は、元は

熊野川の中洲にありましたが、そのときの大洪水により

社殿は流され、現在は高台に移転しています。

私が十津川村に出向いたときに、いつも気になることは,

明治時代、政府から発令された「神仏分離令」によって、

54もの寺がすべて壊されてしまったことです。

「廃仏毀釈」に徹底的に従った村が、十津川村であり、

パワースポットでも有名な十津川村の「玉置神社」の谷

には仏像が焼き捨て、投げ捨てられた話も耳にします。

玉置神社は、熊野本宮大社の奥宮とも言われますが、

熊野の神々は神と仏の両方がバランスよく働くことで、

力を発揮していただけに、廃仏することは神々の力も

弱らせてしまいます。

さらに追いうちをかけて、神社の統廃合が行われ、

和歌山県で３９１３社あった神社が２９１３社つぶされ、

鎮守の森も伐採されています。

森の伐採に猛反対したのが、博物学者の「南方熊楠」

であり、南方熊楠がいなかったら、聖地「熊野」は今は

なくなっていたかもしれません・・・

ということで、十津川、熊野、新宮、吉野も含めて、

私は神仏の不調和を感じていたので、今回の被害で

さらに仏尊さまが元気になる祈りを捧げたいと思います。

神さまの神社、仏さまの寺院、どちらも大切です！

おかげさまで、ありがとうございます。

最後まで読んでいただいたみなさまに、感謝です！


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