暑い日が続くのでところてんが食べたくて仕方がないYMYこと山本由貴子です。

 

Twitterでもつぶやきましたが、6月1日よりゲームセンター用ゲーム
「太鼓の達人 イエローVer.」に、自分が作編曲しましたナムコオリジナル曲
「忘却のティルナノグ」が収録されます。

 

公式情報はこちらから→太鼓の達人 イエローVer.

 

「ティルナノグ(ティルナノーグ)」はケルト神話に出てくる土地の名称で、
神々の一族が移住した「常若の国」と云われています。
今回はいつもとちょっと毛色が違うシンフォニックな感じの曲調ですが、
ケルト神話の世界に思いを馳せつつ、バイオリンとエレキギターが活躍する
疾走感のある楽曲に仕上げてみました。

 

バナパスポートカードを使用してプレイした際にもらえる「どんメダル」で
もらえる楽曲となっておりますので、ドンだーの皆様は是非解禁して

遊んでみて下さい~!

 


さて、今回も譜面作成も一緒に担当したのですが、楽曲を作るにあたり、
太鼓チームの江藤くんと方向性のすり合わせをしながら曲を作り始めました。

江藤くんから最初に頂いたオーダーは
「『おに☆9』の難易度の楽曲」であること。

 

ナムコオリジナル曲を作る際に自分で決めているコンセプトは、
「1. 民族楽器的な要素を入れる」
「2. 自分で叩ける難易度の譜面を作る」
・・・だったのですが、ここでひとつ問題が発生します。

 


私は☆9が叩けません!


旧難易度の「月下美人」あたりはなんとかクリア出来たのですが、
難易度設定が新しくなってから☆9が全くクリア出来なくなってしまいました。
(自分の作ってきたナムコオリジナル曲に☆8が多いのもそういう理由だったり。
自分で叩いて楽しい難易度が一番かな・・・と)。

 

そんなわけで今回は「自分が叩けない☆9のフレーズを練習できそうな曲」
というテーマで作り始めることにしたのです。

 

民族調にこだわるとどうしてもミドルテンポになりがちなので、
今回は民族調にこだわらずに「太鼓で叩いたら面白そうだな」という
フレーズを散りばめて、少し速めのテンポの曲にしました。
(そう言いつつも我慢できず、結局途中でイーリアンパイプが鳴ってますが)

 

楽曲提出の期限が迫っているのにノロウィルスに罹ったりと
波乱万丈な曲作りでしたが、何とか無事完成することが出来ました。


また譜面制作の際には江藤くんから☆9譜面を制作する際のコツを伝授してもらい、
「叩き慣れていないけれど、叩けるようになると楽しい!」譜面を目指しました。
「おに☆8は叩けるようになってきたから☆9もやってみようかな~」
という方に是非挑戦して頂きたいです。

 

【謝辞】
楽曲制作にあたり今回、バイオリンにhiyamaさん、エレキギターに鷹くんに
お世話になりました。


hiyamaさん、毎度忙しい最中、時間を割いてバイオリンを録って下さって
ありがとうございます! 次はもうちょっと早めにデータ渡します!
鷹くん、「もっと鷹くんぽく弾いて」と無茶振りを押し付けてすみません! 
でもお陰で鷹くんのギターがバッチリ曲にはまりました!

 

そしてMIXでお世話になっている村上さん、いつも何往復ものメールの

やりとりにお付き合いして下さる太鼓チームの増渕さん、江藤くん、
どうもありがとうございました。

 

私も6月1日以降(しっかりどんメダルで自分の曲をゲットしてから・笑)、

ゲームセンターへ行って、頑張って「おに」のクリアに挑戦したいと思います!

 

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もう半月以上経ってしまいましたが、先月のM3にて
「イデアの森 -Forest of IDEA-」という新しいアルバムを出しました。
全部自分で作曲したCDという意味では2009年の「elements」以来の新作です。
「イデアの森」というタイトルで森をテーマにしたCDをずっと作りたいと
思いつつも時は過ぎてしまい、結局完成させるのに2年以上掛かってしまいました。
それでも色々な方のご協力を得て、なんとか形にすることができました。
本当にありがとうございます!

 

【特設サイト】

http://www.tiara.cc/~blueblue/idea/

 

【試聴用クロスフェード】

 

今日はその「イデアの森」について、どんな風に制作していったか、
絵の話を中心に書いてみたいと思います。

 

いつもCD用のイラストは全体像が出来上がってきてからイラストレーターさんに
お願いしているのですが、今回は曲を作り始める前に曲名を決めておき、
6曲のうち3曲それぞれにイラストを付けてもらうという形にしました。

今回イラストを手がけて下さったのは、なんとドラクエ10を遊んでいた時に
フレンドになったのがきっかけで仲良くなった(笑)hagikoさんです。


hagikoさんには前作「merrow」のジャケットデザインもお願いしています。
背景をメインに描かれている方で、とても女性的で繊細なタッチが気に入り、
今回はイラストだけでなくジャケットデザイン全体を含めた構成をお願い
することになりました。

 

アルバムは「6曲全部で1つの作品」という構成にしたかったので、

全体の方向性を決めるため、まずはストーリーを書き、そのストーリーを

hagikoさんにお渡しして世界観の共有をしてもらいました。

 

(※文字情報は赤裸々過ぎて恥ずかしいので、潰れた画像ですみません)

 

2年前に思いついた森のテーマはどちらかというと「自然賛歌」的なイメージだったのですが、
この2年の間に私の生活にも色々変化があり(笑)、少しだけ人間臭い部分を入れて
みようかと、主人公に女の子を据えて今回の完成形になりました。

 

曲ごとの完成したイラストについてはニコニコ動画や特設ページの内容のとおりですが、
途中hagikoさんから「こんなのはどうでしょう?」と色々なコンセプトアート、
ラフ絵も頂きました。

曲が仕上がっていくにつれて絵の方のボルテージも上がっていき、
二人で途中ナチュラルハイになっていたのを覚えています(笑)。

 

■「森に抱かれて」の別案。
当初、タイトルをもとに描いてもらったこちらの絵を採用する予定だったのですが、
曲を渡したら「描き直したい!」ということで、〆切直前ギリギリまで頑張って
新しい絵を起こしてくれました。

 

■ジャケットラフ案いくつか。

色々パターンを出してもらって、二人で話し合いながらデザインを決めました。

 

■その他、使用しなかったもの。
使わないのはもったいなさすぎる美しさだったので、M3でお品書き用の

背景絵として使用しました。

 

■完成したCDジャケット。
今までのCDは人間を極力描かないコンセプトでしたが、

今回は少しだけ人間を置きたいと思い、木と同化する形で

少女イデアの横顔を描いてもらいました。

 

最初に書いたストーリーは直接聞き手に伝わることはありませんが、
音と曲名、イラストから思い思いに森と少女イデアについて

想像して聞いて頂けると嬉しいです。


また今回制作にあたり、イラスト以外では3曲目のギター演奏にRyosuke Tomitaさん、
ウッドフルートにこうさん、6曲目の歌唱に永渡さんのご協力も頂きました。
商業では出来ないことを試してみたくて、色々ご迷惑を掛けましたが、
この4人のお陰でなんとか1枚のアルバムとして完成させることが出来ました。
本当にどうもありがとうございます!

 

CDは現在「あきばお~こく」「Blue Ocean Factory」「AKIBA HOBBY(予定)」で

通販にて購入可能です。

 

【あきばお~こく】

http://www.akibaoo.com/c/item/2500020407035/

【Blue Ocean Factory】

http://blueoceanfactory.ocnk.net/product/73

【AKIBA HOBBY】

http://ec.akbh.jp/

 

そして会期あと5時間しかありませんが、本日24時まで開催中の「Apollo」でも

購入できますので、興味がありましたら各サイトに足を運んで頂ければ幸いです。

(即売会価格なのでちょっとだけ安いです!)

https://booth.pm/apollo/a05/item?id=373779

 

CDが完成したことで、自分の中にあるモヤモヤとしたものを吐き出すことが

出来たと同時に、まだまだやってみたいこと、表現したいことがあるなあと

思う今回のアルバム制作でした。
これからも色々試行錯誤しながら、細々と曲作りは続けていきたいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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私の友人であり、DTM仲間でもある作曲家の島岡りを(RIO)さんが
2016年7月2日に逝去しました。36歳でした。

彼が生きていたことを少しでも多く、誰かの記憶に留めてほしくて、
彼との思い出を記録としてこのブログに残そうと思います。


私は彼のことをずっとハンドルネームで呼んでいたので、
以降彼のことを「RIOさん」と呼ばせて下さい。


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RIOさんとの最初の出会いははっきりとは覚えていないけれども、
大学生時代…まだ音楽を仕事にする気なんてサラサラなかった頃。
私はゲーム音楽のアレンジ曲をネット上にアップするのが趣味で、
FF曲の同人アレンジイベントで彼と一緒になったのがきっかけだったと思います。


お互いの曲を聞き合い、同い年だったこともありチャットやオフ会で
よく話すようになり、その後、RIOさんが主催したFF3のアレンジ曲の
コンピレーションアルバムに携わらせてもらいました。


親しくなってからは、オフ会仲間…というよりは大学の友人のような感じで、
何人かのDTM仲間と一緒によく彼の家に遊びに行きました。
お酒を飲みながら朝までゲームやゲーム音楽、DTMのことを語り合ったり、
家の近くのラーメン屋さんに食べに行ったり、酔った勢いでRIOさんの額に
マジックペンで「肉」って書いたり…(あの時は、ホント、色々とゴメンw)。

RIOさんたちDTM仲間と過ごす時間は、私にとって楽しい青春のひとときでした。



それから暫くして社会人になり、RIOさん家に遊びに行く機会は減ったけれども、
RIOさんは自身の結婚式に招待してくれました。
RIOさんは私の夫の友人でもあり、私たち夫婦の結婚式で、RIOさんに人前式の
立会人になってもらったこともあります。
夫と一緒にRIOさんの家に遊びに行き、奥さん娘さんと一緒に食事をしたりする
こともありました。
RIOさんが福井へ引っ越してからは直接会う機会は限られてしまったけれども、
家族ぐるみでお付き合いをさせてもらう仲でした。


周囲が皆社会人になり、趣味だったDTMから離れていく人が多く、

私にはそれが少し寂しかった。
けれど音の仕事で生計を立てていくと決心した私にとって、真剣に音と向き合い続ける
同い年のRIOさんの存在はとても逞しく、同時に切磋琢磨し合う良きライバルのような
存在でもありました。



そんな彼と最後に直接お会いしたのは昨年10月のこと。
背骨の手術をしたというので、夫と二人で福井にお見舞いに行きました。
手術直後でまだリハビリ中だったRIOさんでしたが、未来の曲作りの話になると目を輝かせ、
「ゲームの乗り物曲アレンジイベントでもしたいね」と夫と三人で話し、盛り上がったのでした。
それから数ヶ月後、彼は有言実行、イベントをネット上で立ち上げ、
自身もアレンジ曲を制作して公開。
その様子を見て「元気になって良かったね」と、私と夫は安堵したものです。


でもまさか、それが直接お会いする最後の機会だなんて、その当時思いもしませんでした。



7月2日のお昼前、奥さんから、RIOさん本人の意思でモルヒネの投与を希望したこと、
そして投与後の山場は2、3日だろうと伺い、色々覚悟しました。
でも彼は私たちが思うよりずっと早く逝ってしまった。


いつも仕事を全力でこなし、奥さんと娘さんに惜しみない愛情を注いできたRIOさん。
私たちにとってかけがえのない音楽仲間でした。
まだ36歳。若すぎます。
私の寿命を分けられたなら、少しでも分けてあげたかったです。本当に…畜生。


でも、最後は彼らしく逝きました。
誰の意志でもない、自分の意志で自分の生き方を最後まで選んで決めたRIOさん。
そんな彼が、私も夫も大好きでした。貴方の友人になれて良かった。

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最後に、RIOさんへ。


私たちに楽しい思い出を沢山残してくれてありがとう。
貴方と過ごした時間はとんでもなく楽しかったよ。


貴方のことだから、あちらに行っても家族と音楽と仕事のことを
忙しなく考えているに違いない。
私がそちらに合流するのはもう暫く時間が掛かりそうだけど、
そちらで再会できた折には、また一緒にアルバムでも作りたいね。
お題は、私がそちらに行くまでに考えておいてもらえると嬉しいな。


それじゃまたね、RIOさん。



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