2017-06-24 01:54:06

つかこうへい原作の『郵便屋さんちょっと』

テーマ:イージー・ゴーイング

つかこうへい原作の『郵便屋さんちょっと』を、 紀伊國屋ホールで観て帰宅したところだ。大笑いして、エンディングでは泣いた。楽屋か舞台のソデに行ったらつかさんがいるんじゃないかと思った。あるいは下北沢の飲み屋に行ったら、つかさんが打ち上げしているんじゃないかと思えてきた。それで、昔から新宿にあるジャズバーのDUGでジャックダニエズルを飲んでいたら、また涙をこぼれそうになった。DUGというのは、若かった頃よく佐藤浩市さんと行った店で、それが今でもあるんだよね。

 



『郵便屋さんちょっと』はつかこうへいのデビュー作だが、それを高校時代につかこうへいに憧れて劇作家を志した横内謙介が、つかこうへいのスタイル、レトリックを徹底的に踏襲しつつ、徴兵制が復活するかもしれない現代にフィットする芝居にして蘇らせた。

もちろんストーリーはつか版『郵便屋さんちょっと』とは異なるわけだが、そこに、ここに、至る所につかこうへいがいた。

つかさんから電話があり、『熱海殺人事件』を観に紀伊國屋ホールへ行ったらチケットがなく、つかさんに舞台のソデに連れて行かれて観たことがあった。風間杜夫さんが舞台に飛び出して行く時、つかさんは風間さんの腰のあたりを叩き「行ってこい!」と送り出した。

その直後、ぼくにこう言ったのであった。
「役者ってのは人間じゃねえよな。ほら、見てみろ、山川。風間が気が狂ったように演じ始めるからよ!」
「つかさん、それ、あんたが言うことじゃないよね!」とぼくは言い返したのだった。

今回の『郵便屋さんちょっと』も、『つか版・忠臣蔵』(2012年)と同じように見城徹プレゼンツである。そういや見城さんとつかさんが大喧嘩になり、両方に「…さんが謝りたいって言ってるよ。さすがに今回は俺が悪かったってさ」と言って仲を取り持ち、下北沢の天婦羅屋での会食をアレンジしたこともあった。ま、すぐにまた喧嘩になったのだったが。

つかさん、今紀伊國屋ホールにつかさんがいなってことが、ぼくには信じられないよ。あんなに早く逝ってしまうなんて。でもさ、あなたの喧嘩相手の見城徹のおかげで、つかこうへいの世界が見事に蘇ったよ。みんながあなたのことを心から愛していたって証拠だよ。横内謙介 、最高! 山中崇史、岡森諦、砂田桃子、最高!

土日の明日と明後日もやってます。
感動することまちがいないので、皆さん、是非とも足を運んでください。
PS チケットあるかどうか知らないので、チェックして下さい。

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