2016-08-17 00:00:00

ファインダ画面のなかの1ピクセルの孤独

テーマ:イージー・ゴーイング

西新宿の広々とした公園沿いを歩き、横断歩道橋に上ってみる。
街路灯が消え、空は柔らかな光をためて水色に輝きはじめ、ケヤキの樹が風に葉を揺らしている。
こんな時、ぼくはハイパーカードを作ったアップルコンピュータの伝説の人物、ビル・アトキンスのこんな言葉を思い出してみるんだ。
「ぼくらは広大なファインダ画面のなかの1ピクセルにすぎない」
ファインダというのはマック上の机みたいなもので、簡単に言ってしまえばモニタ画面の全体のことだ。ピクセルとは、画像を表示する最小単位のことだ。西新宿の空が、広大なファインダ画面に見える。
Virtual Realityという言葉がある。仮想現実、と翻訳されている。ありもしない現実、といったニュアンスだろうか。だけどVirtualという言葉は、PowerBookG4にインストールしてあるLogoVista EtoJという英和辞書によると、“事実上の現実“という意味なのであって、ありもしない現実、という意味ではない。

 

抜粋:: 山川健一. “希望のマッキントッシュ”。 iBooks.

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