2011-11-22 01:07:27
posted by yamaken
原発事故のディスクール
テーマ:イージー・ゴーイング
3.11と原発事故から、8カ月以上の時間が経過し、そろそろ多くの人に疲労がたまっている頃だろう。女子駅伝は強行され、「食べて応援!」の野音コンサートも実行され、選挙結果の大勢は「従来通り」だった。これだけの事故が進行中なのに今まで通りだという選択が、ぼくには理解し難い。
言語教育の現場では、冗長率ということが言われる。「えーと」「まあ、その」「うーん」「ああ」など、意味のない冗長な言語の使用率を下げることが求められるわけだ。冗長な言語を廃し、明確な論理的整合性を持った言語で話し書くリテラシーが善だとされる。
しかしそんなものは、この状況下ではクソクラエである。「ああ…」とか「うーん」とか、意味体系に属さないため息のようなものしかもはや出てこないではないか。
4月の統一地方選から延期された福島県議選(定数58)、同原発を抱える大熊町の町長選、8市町村の議員選が20日、投開票された。県議、町議選とのトリプル選となった大熊町長選は、「移住」か「帰還」かで町を二分したが、帰還派の現職、渡辺利綱氏が再選した。
14万人が県内外で避難生活を送る異例の状況で行われた福島県議選も、雇用面や財政面で原発に多くを依存してきた原発周辺の地域では“脱原発ムード”に複雑な思いを抱える人が多く、「実績や国・県とのパイプを重視した」従来型になった。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111121/fks11112111140003-n1.htm
東京電力福島第一原発がある大熊、双葉両町議選には東電社員の現職が1人ずつ立候補していたが、いずれも再選された。双葉町議選で当選した高萩文孝氏は「原発事故の収束にも全力を尽くしたいし、賠償問題についても、仲立ちするような形で住民の支援ができれば」と話した。
馬鹿にした話ではないか。原発交付金をバラ撒いて票を集めていた人物が、大事故が起これば「東電との交渉」をバラ撒いて票を集めたわけだ。
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/yomiuri-20111121-00093/1.htm
除染の問題にせよ、汚染のレベルによって除染出来るところと、どう考えたって出来ないところがあるだろうに。そもそも「除染」とは汚染を取り除くという意味で、放射性物質を消し去ることが出来ない以上、この言葉は嘘偽に満ちたディスクール(言説)だと言うほかない。
神奈川県は1118日、県が3~4月に雨水やほこりなどの降下物を検査し、文部科学省のホームページで公表した放射性物質濃度の数値に14カ所の間違いがあったと発表した。5月にミスに気付いたのに、半年以上公表しなかった。例えば3月21から22日の放射性ヨウ素濃度では、公表していた「1平方メートル当たり340ベクレル」はまちがいで、実際は同9500ベクレルと約28倍だった。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111118/dst11111819220021-n1.htm
公表しなかった理由を、神奈川県は「測定は国の委託事業なので、国が修整するだろうという甘い認識だった」と説明しているが、これは通らない。情報を意図的に隠蔽してきたのだと言われても仕方がないだろう。
放射能被災によって収入源を奪われたキノコ農家に東京電力が送電停止措置、一方、3号機で毎時1600ミリシーベルト。ああ、うーん、マジかよ…と、ため息のような言葉しか出てこないではないか。
そんな時である。時々タイムラインに現れる、子供を抱えたお母さん達の痛切な言葉を目にするのは。子供を抱えたお母さん方は、あるいはこれから子供を持つべきかどうか真剣に考えている女の人達は、ため息をつきながらもあきらめるわけにはいかないのだ。
ぼくはうなだれ、襟を正す。ぼくら全員で、孤立している彼女達を支えていかなければならないのだと改めて思うのだ。できることは何でもしなければならない。
8カ月以上の時間が経過し、いろんなことがあり、皆疲れているだろうと思う。ぼくだって、本音を言えばへとへとだ。だが、まだ先は長い。こんな所で疲れている暇はないのだ──と、心から思う。あきらめずに、ゆっくり行きましょう。
言語教育の現場では、冗長率ということが言われる。「えーと」「まあ、その」「うーん」「ああ」など、意味のない冗長な言語の使用率を下げることが求められるわけだ。冗長な言語を廃し、明確な論理的整合性を持った言語で話し書くリテラシーが善だとされる。
しかしそんなものは、この状況下ではクソクラエである。「ああ…」とか「うーん」とか、意味体系に属さないため息のようなものしかもはや出てこないではないか。
4月の統一地方選から延期された福島県議選(定数58)、同原発を抱える大熊町の町長選、8市町村の議員選が20日、投開票された。県議、町議選とのトリプル選となった大熊町長選は、「移住」か「帰還」かで町を二分したが、帰還派の現職、渡辺利綱氏が再選した。
14万人が県内外で避難生活を送る異例の状況で行われた福島県議選も、雇用面や財政面で原発に多くを依存してきた原発周辺の地域では“脱原発ムード”に複雑な思いを抱える人が多く、「実績や国・県とのパイプを重視した」従来型になった。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111121/fks11112111140003-n1.htm
東京電力福島第一原発がある大熊、双葉両町議選には東電社員の現職が1人ずつ立候補していたが、いずれも再選された。双葉町議選で当選した高萩文孝氏は「原発事故の収束にも全力を尽くしたいし、賠償問題についても、仲立ちするような形で住民の支援ができれば」と話した。
馬鹿にした話ではないか。原発交付金をバラ撒いて票を集めていた人物が、大事故が起これば「東電との交渉」をバラ撒いて票を集めたわけだ。
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/yomiuri-20111121-00093/1.htm
除染の問題にせよ、汚染のレベルによって除染出来るところと、どう考えたって出来ないところがあるだろうに。そもそも「除染」とは汚染を取り除くという意味で、放射性物質を消し去ることが出来ない以上、この言葉は嘘偽に満ちたディスクール(言説)だと言うほかない。
神奈川県は1118日、県が3~4月に雨水やほこりなどの降下物を検査し、文部科学省のホームページで公表した放射性物質濃度の数値に14カ所の間違いがあったと発表した。5月にミスに気付いたのに、半年以上公表しなかった。例えば3月21から22日の放射性ヨウ素濃度では、公表していた「1平方メートル当たり340ベクレル」はまちがいで、実際は同9500ベクレルと約28倍だった。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111118/dst11111819220021-n1.htm
公表しなかった理由を、神奈川県は「測定は国の委託事業なので、国が修整するだろうという甘い認識だった」と説明しているが、これは通らない。情報を意図的に隠蔽してきたのだと言われても仕方がないだろう。
放射能被災によって収入源を奪われたキノコ農家に東京電力が送電停止措置、一方、3号機で毎時1600ミリシーベルト。ああ、うーん、マジかよ…と、ため息のような言葉しか出てこないではないか。
そんな時である。時々タイムラインに現れる、子供を抱えたお母さん達の痛切な言葉を目にするのは。子供を抱えたお母さん方は、あるいはこれから子供を持つべきかどうか真剣に考えている女の人達は、ため息をつきながらもあきらめるわけにはいかないのだ。
ぼくはうなだれ、襟を正す。ぼくら全員で、孤立している彼女達を支えていかなければならないのだと改めて思うのだ。できることは何でもしなければならない。
8カ月以上の時間が経過し、いろんなことがあり、皆疲れているだろうと思う。ぼくだって、本音を言えばへとへとだ。だが、まだ先は長い。こんな所で疲れている暇はないのだ──と、心から思う。あきらめずに、ゆっくり行きましょう。




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