2010-11-13 03:13:38
posted by yamaken
仙谷由人官房長官の大罪と海保職員の勇気ある内部告発
テーマ:イージー・ゴーイング
そろそろ寝ようかと思ってネットでニュースを読んでいたら、毎日新聞のサイトに驚くべき記事が掲載されていた。ブログに政治的なエッセイは似合わないのは承知しているつもりだが、このままでは怒りに身悶えして眠れそうにない。
で、ぼくの個人的な感想を記すことにした。
毎日新聞その記事とは、仙谷由人官房長官が、中国と「ビデオ非公開」の密約を結んでいた──という記事だ。
<アジアサバイバル:転換期の安保2010 「尖閣」で露呈、外交の「弱さ」>という記事の中に、こんな記述がある。長くなるが、重要な記載なので引用させていただく。
<政府内の混乱は官邸によるその後の「外務省外し」につながる。
仙谷氏は「外務省に頼らない中国とのルートが必要だ」と周辺に漏らし、日本企業の対中進出に携わる民間コンサルタントで、長く親交のある篠原令(つかさ)氏に中国への橋渡しを依頼。調整の末、民主党の細野豪志前幹事長代理の訪中が実現した。
「衝突事件のビデオ映像を公開しない」「仲井真弘多(沖縄県)知事の尖閣諸島視察を中止してもらいたい」──。細野氏、篠原氏、須川清司内閣官房専門調査員と約7時間会談した戴氏らはこの二つを求めた。報告を聞いた仙谷氏は要求に応じると中国側に伝えた。外務省を外した露骨な「二元外交」は政府内の足並みの乱れを中国にさらけ出すことになった。
「これからは外交ルートは外務省に一本化すると中国側に言ってある。よろしく頼む」。ベルギーで日中両首脳の懇談が実現し、ひと息つくと、仙谷氏は前原誠司外相にこう言ったが、首相官邸と外務省の溝は今も完全には解消されていない。
外交・安保分野における与党の機能不全も露呈した。昨年12月に小沢一郎民主党幹事長(当時)は党所属国会議員143人を率いて訪中したが、党の「対中パイプ」は結果的に関係悪化を防ぐ役割を何も果たしていない。>(「毎日新聞」より抜粋)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101108ddm003030115000c.html
仙谷長官は10日午後の記者会見で、海保職員が「沖縄県尖閣諸島沖で発生した中国漁船と海上保安庁の巡視船が衝突した事件を撮影した映像を動画サイトに投稿した」と告白したのを受けて、こう言った。
「(故意に流出させたことが事実なら)大阪地検特捜部の事件に匹敵する由々しい事案だ。犯罪がもし発生しているとすれば、刑罰も含めて、行政罰もしかるべく行為の質と量に応じて行わなければならない。徹底した捜査に基づいて処分を行う必要があれば行う」
今になってみれば、中国側とビデオ非公開の密約を取り交わしていたのに、それが公開されてしまい自分の立場が危うくなったのでこんなふうに終始威丈高な発言を繰り返していたのだろう。
中国との密約をリークしたのは、外務省周辺だと見るのが自然だろうと思う。
では、その情報を新聞記者に提供した人物までをも「刑罰も含めて、行政罰もしかるべく行為の質と量に応じて行わなければならない」と仙谷長官は主張するのだろうか?
これでは「民主」どころか恐怖政治ではないか。
政府は国民の生命と財産を守る義務がある。
尖閣諸島沖で、海上保安庁の巡視船の乗組員はまさに命がけで職務に当たり、同時にあのビデオを撮影したのだ。ビデオを見ると、その様子が手に取るようにわかる。
映像が公開された今ならば、どちらが故意に船体をぶつけてきたのかは明らかだ。
世界に向けて、それを明らかにできる。
そのビデオを公開しないと当の中国政府と密約を交わし、日本国民の知る権利を奪うのと、職を失うのを覚悟で映像をYouTubeにアップするのと、どちらが国益に叶うだろうか?
海保職員の行為は「機密漏洩」や「情報流出」などではなく、明確な強い意志に基づいた「内部告発」である。
坂本龍馬や高杉晋作が生きていたら、喝采を送ったろう。
翻って仙石長官のような人物を、亡国の徒と言うのではないだろうか。
彼が守ろうとしているのは、どこの国の国民の生命と財産なのか? 中国漁船の船長をお咎めなしで早々と帰国させたことを、ぼくらは決して忘れないだろう。そうしておきながら、海保職員を逮捕起訴するなんてとんでもない話ではないだろうか。
本来ならば、新聞社やテレビ局が地道な取材の上であの映像を確保し、国民に提供すべきだったのだ。海保職員を犯罪者扱いしながらネットの映像を何の疑問もなく借用しているテレビ局は恥を知るべきだろう。
いやいや、その前に、政府がさっさと公開するべきだったのだ。
それが国益に叶うはずだった。
ぼくが見た限りでは、昨夜のテレビのニュースでは、この仙石密約の報道はなかったように思う。しかし、これが事実だとすれば、内閣総辞職か、そうでなくても衆院の解散に値する事柄である。
ぼくは決してナショナリストではないし、こうした時代を背景に大政翼賛会的なものが生まれ出てくるのを危惧する者だ。しかし、だ。仙石長官のような人物に政治を牛耳られていると、そのうちに日本は亡びてしまうだろう。
海保職員の行為は勇気ある「内部告発」なのだという一点から、ぼくらは歩き始めなければならないのだと思う。
で、ぼくの個人的な感想を記すことにした。
毎日新聞その記事とは、仙谷由人官房長官が、中国と「ビデオ非公開」の密約を結んでいた──という記事だ。
<アジアサバイバル:転換期の安保2010 「尖閣」で露呈、外交の「弱さ」>という記事の中に、こんな記述がある。長くなるが、重要な記載なので引用させていただく。
<政府内の混乱は官邸によるその後の「外務省外し」につながる。
仙谷氏は「外務省に頼らない中国とのルートが必要だ」と周辺に漏らし、日本企業の対中進出に携わる民間コンサルタントで、長く親交のある篠原令(つかさ)氏に中国への橋渡しを依頼。調整の末、民主党の細野豪志前幹事長代理の訪中が実現した。
「衝突事件のビデオ映像を公開しない」「仲井真弘多(沖縄県)知事の尖閣諸島視察を中止してもらいたい」──。細野氏、篠原氏、須川清司内閣官房専門調査員と約7時間会談した戴氏らはこの二つを求めた。報告を聞いた仙谷氏は要求に応じると中国側に伝えた。外務省を外した露骨な「二元外交」は政府内の足並みの乱れを中国にさらけ出すことになった。
「これからは外交ルートは外務省に一本化すると中国側に言ってある。よろしく頼む」。ベルギーで日中両首脳の懇談が実現し、ひと息つくと、仙谷氏は前原誠司外相にこう言ったが、首相官邸と外務省の溝は今も完全には解消されていない。
外交・安保分野における与党の機能不全も露呈した。昨年12月に小沢一郎民主党幹事長(当時)は党所属国会議員143人を率いて訪中したが、党の「対中パイプ」は結果的に関係悪化を防ぐ役割を何も果たしていない。>(「毎日新聞」より抜粋)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101108ddm003030115000c.html
仙谷長官は10日午後の記者会見で、海保職員が「沖縄県尖閣諸島沖で発生した中国漁船と海上保安庁の巡視船が衝突した事件を撮影した映像を動画サイトに投稿した」と告白したのを受けて、こう言った。
「(故意に流出させたことが事実なら)大阪地検特捜部の事件に匹敵する由々しい事案だ。犯罪がもし発生しているとすれば、刑罰も含めて、行政罰もしかるべく行為の質と量に応じて行わなければならない。徹底した捜査に基づいて処分を行う必要があれば行う」
今になってみれば、中国側とビデオ非公開の密約を取り交わしていたのに、それが公開されてしまい自分の立場が危うくなったのでこんなふうに終始威丈高な発言を繰り返していたのだろう。
中国との密約をリークしたのは、外務省周辺だと見るのが自然だろうと思う。
では、その情報を新聞記者に提供した人物までをも「刑罰も含めて、行政罰もしかるべく行為の質と量に応じて行わなければならない」と仙谷長官は主張するのだろうか?
これでは「民主」どころか恐怖政治ではないか。
政府は国民の生命と財産を守る義務がある。
尖閣諸島沖で、海上保安庁の巡視船の乗組員はまさに命がけで職務に当たり、同時にあのビデオを撮影したのだ。ビデオを見ると、その様子が手に取るようにわかる。
映像が公開された今ならば、どちらが故意に船体をぶつけてきたのかは明らかだ。
世界に向けて、それを明らかにできる。
そのビデオを公開しないと当の中国政府と密約を交わし、日本国民の知る権利を奪うのと、職を失うのを覚悟で映像をYouTubeにアップするのと、どちらが国益に叶うだろうか?
海保職員の行為は「機密漏洩」や「情報流出」などではなく、明確な強い意志に基づいた「内部告発」である。
坂本龍馬や高杉晋作が生きていたら、喝采を送ったろう。
翻って仙石長官のような人物を、亡国の徒と言うのではないだろうか。
彼が守ろうとしているのは、どこの国の国民の生命と財産なのか? 中国漁船の船長をお咎めなしで早々と帰国させたことを、ぼくらは決して忘れないだろう。そうしておきながら、海保職員を逮捕起訴するなんてとんでもない話ではないだろうか。
本来ならば、新聞社やテレビ局が地道な取材の上であの映像を確保し、国民に提供すべきだったのだ。海保職員を犯罪者扱いしながらネットの映像を何の疑問もなく借用しているテレビ局は恥を知るべきだろう。
いやいや、その前に、政府がさっさと公開するべきだったのだ。
それが国益に叶うはずだった。
ぼくが見た限りでは、昨夜のテレビのニュースでは、この仙石密約の報道はなかったように思う。しかし、これが事実だとすれば、内閣総辞職か、そうでなくても衆院の解散に値する事柄である。
ぼくは決してナショナリストではないし、こうした時代を背景に大政翼賛会的なものが生まれ出てくるのを危惧する者だ。しかし、だ。仙石長官のような人物に政治を牛耳られていると、そのうちに日本は亡びてしまうだろう。
海保職員の行為は勇気ある「内部告発」なのだという一点から、ぼくらは歩き始めなければならないのだと思う。




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