2005-08-12 02:41:01
posted by yamaken
五木寛之氏との30数年
テーマ:イージー・ゴーイング
書き下ろしエッセイ『五木寛之を読む』(KKベストセラーズ)が、8月25日に発売されます。とうとうだな、というのが率直な感想だ。とうとう、というのは「俺はとうとうこの本を書いてしまったんだな」という意味です。
五木さんについては、いつか一冊の本を書くつもりでいた。ずっと前からね。
もしかしたら、19歳とか20歳の時にはそう思ってたのかもしれない。無意識のうちにだが。
あるいは「大河の一滴」の直後に「今だ!」と思い、でも「運命の足音」が刊行され「とても書けないな」と思った。五木さん自身も「五木寛之論の本を書くつもりなら、いつでも協力するよ」と言ってくれていたんだけどね。
各社の五木さんの担当者、幻冬舍の見城徹氏にも五木さんをめぐるエッセイを書け、と言われてたんだよね。でも「うーん」って感じでさ。
五木さんは常に移動し、フォーカスできたかなと思うとさらに遠くに行ってしまう。そういう人だからね。
昨年末、KKベストセラーズの江渕真人氏にこの本の執筆を依頼された時、なんとなく今なら書けるかなという気がした。それで引き受けて、一ヶ月ぐらいは一行も書けなかったんだが、やがて書けるようになった。それからは、一気に書き上げた。
五木寛之氏との30数年。
それは、まったく素晴らしい時間の連続だった。
書いていて、いろんなことを思い出したよ。思い出したエピソードは、ぜんぶ書いた。
この本を書いている間、五木さんと昔話をする機会が増えた。そんなこともあったよなあ、という話をいくつか五木さんのほうが覚えていた。
五木さんと玲子夫人にゲラをチェックしてもらったんだけど、どんな些細なエピソードも、お二人はカットしなかった。感謝してます。
ぼくは、この本には自信があるよ。五木寛之をめぐる最良の読書案内が書けたと思う。
大きな大きな宿題を、やっと果たせた気分で……でも、書き終えてしまい少し淋しい気もする。
※ブロガーの皆様。上のブックカバーの写真、ご自由にお使いください。




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