感性ゆたかなひと・感受性の強いひとのための「しあわせと成功の交差点」への道案内〜山口由起子オフィシャルブログ【ララマル】

感性ゆたかなひとや感受性が強いひとのための、自分らしい仕事や働き方、生き方を見つける後押しをしています。


テーマ:
【前回のお話】
13. 事業やっていると、楽しい。"collaboration to goal"【ある経営者の物語】


2015年3月をもって、小田垣さんは会長に退き、創業メンバーの三好怜子さんが社長になった。

社長がみんなの代表で引っ張る人だとしたら、
会長は相談に乗りアドバイスをする人だ。

幹部メンバーと話をすることと、計画をチェックすることが仕事になった。

外から会社を見れるようになったことで、目の前のことに囚われず、
長期的な視点から話ができるようにもなった。


社長交替は、めちゃめちゃ成功だった。

2014年から三好さんを中心に、「LAXIC」 という新規事業が進んでいた。
働きながら子育てしている女性、男性に向けて、役に立つ情報を提供するメディアだ。

ゆくゆくは、フルタイムでは働けないけど
高いスキルを生かした仕事をしたいひとに向けて、
仕事を紹介することも視野に入れている。

ノヴィータ で働く子育て中の女性の声や、
三好さん自身の「こういうメディアが欲しい」という想いからスタートした事業だ。

LAXICのミーティングに参加すると、メンバーみんなが当事者意識が高く、
議論が白熱していた。仕事も、見事にスケジュール通りに進んでいる。

ある日のミーティングに参加して、
小田垣さんは、ノヴィータ に顔を出す回数を減らすことにした。




会社はチーム戦だ。

小田垣さんの周りに、社長本人が物凄く優秀な会社が、いくつもある。

でも、野球と一緒で、天才バッターが一人いるだけでは勝てない。
社長一人がなんとかしてしまうと、周りのひとが社長に頼り過ぎてしまったり、成長しないのだ。


中小零細企業は、事業部責任者が自分ごととして事業に取り組まないと、伸びない。

社長の仕事を任せられる人を育て、
さらにその人が別のことをやりたくなった時に、また仕事を任せられる人を育てていく必要がある。

次々と面白い仕事を用意できないと、その人が会社にいる意欲がわかない。

本来、やりたいことや得意なことが見つかったら、早々独立すべきなのだから、
そのひとが会社に残りたい理由を用意する必要がある。
それができないのは、会社側の怠慢だ。

・・という考えのもと、小田垣さんは、ノヴィータ を育ててきた。
「奇跡的に」うまくいった。

6年前から幹部メンバーとなる人たちは会社にいて、
その人たちに手間と時間をかけて自分の考えを伝え続け、話し合い続けた成果だ。


もちろん、一緒に働いてきたひとたちの中で、伝わらなかったひともいる。
辞めていったひとたちもいる。


小田垣さんは、「やりたいことをやることが、人生でもっとも大切だ」と思う。
やりたいことに、本気で取り組むと、楽しい。

だから、メンバーにやりたいことがあるのなら、どうやって実現するか一緒に考える。

目標を決めるときは、

「給料が満足なら、予算を伸ばさなくてもいい。」
「めしを食える状態にできているのなら、やりたいことを、やったら?」

と伝える。


でも、全てのひとが、「やりたいことに、本気で取り組みたい」と思うわけではない。

「しあわせかどうか」は、本当に本人がそう感じるかどうかでしか、決められない。
いま一緒に働いているひとは、「どのように働けば、しあわせか」の価値観が、一致しているひとだ。




先日、ノヴィータ で歓迎会を催した。
社内のメンバーや、関わってくれているひとたちが48人集まって、立食パーティーをした。


小田垣さんは、隅っこに座ってその様子を眺めながら、
「これがノヴィータ を中心にできてる輪なんだな」と思った。
フラットで、とてもいい感じだ。


オフィス が広く、便利なところにあるので、色々なひとが出入りする。
独立したばかりのひとに間貸ししたり、おもしろい人がやって来る場所になっている。
話に飛び入りで参加して、仕事がうまれたりもしていた。

ひとが行き交う交差点みたいだ。

会社を10年やってきたことで、交友関係が大きく広がっている。
こういう感じは、とてもいいな、と思った。


~「ある経営者の物語」・完~


>> エピローグに続く


【ある経営者の物語~6年間のセッションログをまとめて公開中】

右矢印【プロローグ~ある経営者の物語】どうすれば、ひとはしあわせに働けるのか?

◆問題解決期~2009年
右矢印 1. 目標がないまま起業して、3年目の「生きづらい。」
右矢印 2. 避けてきたことに向き合う。目的を共有して進んでいく組織へ。
右矢印 3. 強みと価値を自覚する。ひとと違う視点が活きる。
右矢印 4. 夢見る工場の終わりと、等身大の自信。

◆土台づくりとターニングポイント~2010年、2011年
右矢印 5. 合理性の追求と、「好きだから」へのあこがれ。
右矢印 6. 給与体系を変える。「めしが食えて、やりたいことができる会社」
右矢印 7. 安定と、次の成長~サラリーマン感覚のひとたちが、経営者感覚を養う
右矢印 8. ターニングポイント~一人で食べて行く自信が芽生える。

◆成長期 2012年
右矢印 9. 成長期。メンバーが引っ張る会社に。ひとりで引っ張る大八車から、みんなで乗るバスへ  
右矢印 10. お金が得られるようになった後、次はどうすればいいんだろう?  

◆成長の加速と、「成功モデル」の汎用 2013年、2014年
右矢印 11. ストレスフリーになる。働き盛りは一度終わって、ちがう働き盛りがはじまる。  
右矢印 12. 経営者の仕事に集中する。事業部制の導入と、新規事業の立ち上げ。  
右矢印 13. 事業やっていると、楽しい。"collaboration to goal"  

◆社長交替! 2015年
右矢印 14. 「どのように働けば、しあわせか」~価値観が一致するひとたちが、集まる場所。ひらめき電球イマココ

右矢印 エピローグ 人生の夏休みに思うこと。
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