8. ターニングポイント~一人で食べて行く自信が芽生える。
調子が良すぎて案件を受け過ぎてしまった株式会社ノヴィータ
では、
全員で徹夜して仕事をしていた。
徹夜の後、そのまま社員旅行に出発した。スノーボードをするのだ。
徹夜の後、そのまま社員旅行に出発した。スノーボードをするのだ。
途中でカレーを食べたり、夜は早く寝ずに鍋をしたりした。
「みんな、うまくすべれるようになることは、望んでないんだな。」
最大限の練習時間を確保して、
うまくすべれるようになることを目指すスノーボード旅行しか
経験がなかった小田垣さんには、新鮮だった。
「これがレジャーか」
「みんな、うまくすべれるようになることは、望んでないんだな。」
最大限の練習時間を確保して、
うまくすべれるようになることを目指すスノーボード旅行しか
経験がなかった小田垣さんには、新鮮だった。
「これがレジャーか」
小田垣さんは、レジャーというアイテムを、得た。
ストイックにしなくても、うまくやっていける余裕ができていた。
2012年。ノヴィータの業績はぐんぐん伸びた。
この年のセッションログには、業績に関するコメントが多い。
==2012/2/18のセッションログより==
2月上旬の時点で、すでに半期分の粗利がみえている。最速。
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ストイックにしなくても、うまくやっていける余裕ができていた。
2012年。ノヴィータの業績はぐんぐん伸びた。
この年のセッションログには、業績に関するコメントが多い。
==2012/2/18のセッションログより==
2月上旬の時点で、すでに半期分の粗利がみえている。最速。
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==2012/6/13のセッションログより==
毎月預金残高が増えている。
去年までからは想像していなかった状況。
使う方法を考えないと・・・
(略)
いまの段階で、お金の価値を理解して、締める必要がある。
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毎月預金残高が増えている。
去年までからは想像していなかった状況。
使う方法を考えないと・・・
(略)
いまの段階で、お金の価値を理解して、締める必要がある。
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==2012/7/21のセッションログより==
売上が、昨年対比倍のペースで伸びている。
想定外に好調。
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==2012/12/1のセッションログより==
2年後に予定していた利益計画を達成
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売上が、昨年対比倍のペースで伸びている。
想定外に好調。
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==2012/12/1のセッションログより==
2年後に予定していた利益計画を達成
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しかも、「自分一人が」がんばった
結果ではなく、「組織が」がんばった成果だ。
ひとりひとりに責任と報酬を付与する制度をつくったことで、
会社は、自立して成長する組織になっている。
現時点では、「小田垣さん、まだ後ろからみててくださいね」という感じだが、
現時点では、「小田垣さん、まだ後ろからみててくださいね」という感じだが、
自分の居場所はどんどん小さくなってきているし、
いよいよノヴィータを離れられるかもしれない。
会社のメンバーたちの、社外での評価も高い。
いよいよノヴィータを離れられるかもしれない。
会社のメンバーたちの、社外での評価も高い。
「仕事の姿勢が全然違う」と言われる。
全員が、取引先から「出向してください」と言われるほど、優秀に育った。
子育てが終わった感覚で、肩の荷が降りた。
以前は、会社は自分一人で引っ張る大八車のようだった。
みんなが上に乗っていて、重かった。
次第に、上に乗っていたひとたちが、
自分で歩けるようになったり、一緒に引っ張ってくれるようになった。
さらに、乗り物がハイエースになって、お金ができたのでバスになった。
全員が、取引先から「出向してください」と言われるほど、優秀に育った。
子育てが終わった感覚で、肩の荷が降りた。
以前は、会社は自分一人で引っ張る大八車のようだった。
みんなが上に乗っていて、重かった。
次第に、上に乗っていたひとたちが、
自分で歩けるようになったり、一緒に引っ張ってくれるようになった。
さらに、乗り物がハイエースになって、お金ができたのでバスになった。
次は、育ったひとたちが、下のひとを育てられるようになって、
一人前の会社になるのだろう。
ほっと一息だ。
一人前の会社になるのだろう。
ほっと一息だ。
事業として、次にやるべきことは見えている。
ただ、やりたいことはまだ見つかっていない。
ただ、やりたいことはまだ見つかっていない。
やりたいことは、何だろう?
>> 続きは、また明日!
【ある経営者の物語~6年間のセッションログをまとめて公開中】
【プロローグ~ある経営者の物語】どうすれば、ひとはしあわせに働けるのか?
◆問題解決期~2009年
1. 目標がないまま起業して、3年目の「生きづらい。」
2. 避けてきたことに向き合う。目的を共有して進んでいく組織へ。
3. 強みと価値を自覚する。ひとと違う視点が活きる。
4. 夢見る工場の終わりと、等身大の自信。
◆土台づくりとターニングポイント~2010年、2011年
5. 合理性の追求と、「好きだから」へのあこがれ。
6. 給与体系を変える。「めしが食えて、やりたいことができる会社」
7. 安定と、次の成長~サラリーマン感覚のひとたちが、経営者感覚を養う
8. ターニングポイント~一人で食べて行く自信が芽生える。
◆成長期 2012年
9. 成長期。メンバーが引っ張る会社に。ひとりで引っ張る大八車から、みんなで乗るバスへイマココ
10. お金が得られるようになった後、次はどうすればいいんだろう?
◆成長の加速と、「成功モデル」の汎用 2013年、2014年
11. ストレスフリーになる。働き盛りは一度終わって、ちがう働き盛りがはじまる。
12. 経営者の仕事に集中する。事業部制の導入と、新規事業の立ち上げ。
13. 事業やっていると、楽しい。"collaboration to goal"
◆社長交替! 2015年
14. 「どのように働けば、しあわせか」~価値観が一致するひとたちが、集まる場所。
エピローグ 人生の夏休みに思うこと。