• 29 Sep
  • 27 Sep
  • 25 Sep
    • 地震日記 5月17日  こだまでしょうか?

      「大丈夫?」っていうと、「大丈夫」っていう 「漏れてない?」っていうと、「漏れてない」っていう 「安全?」っていうと、「安全」って答える 「ほんとはちょっと漏れてる?」っていうと、「ちょっと漏れてる」っていう 「やっぱり7?」っていうと、「やっぱり7」っていう 「溶けてる?」っていうと、「溶けてる」って答える 「2 も、3 も?」っていうと、「2 も、3 も」っていう 「3号機は再臨界?」っていうと、「ポポポポ~ン」って こだまでしょうか? いいえ、ぼくらのえだのちゃんです にほんブログ村 にほんブログ村

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  • 23 Sep
    • 地震日記 U建設のD君 総集編

      U建設に勤めるD君が遊びに来た。 仕事の帰りだという。 珍しい浦霞の米焼酎持参だ。 陽に焼けて健康そうだった。 彼は米焼酎をロックで飲りながら喋り続けた。 以下はD君の話である。 ここ数年、不況で仕事が少なかったが、震災後急に忙しくなった。 今の仕事は沿岸部の瓦礫の撤去と損壊した家の解体だ。 並行して市内の被災住宅の修繕もやっている。 市内で被害がひどいのは、折立、緑ケ丘、泉、旭ケ丘あたりだ。 あまり報道されてないけど、旭ケ丘は案外ひどい。 今月は岩沼の海岸で瓦礫撤去をしている。 作業は陽が昇ってから暮れるまで。土日も無休。 被災地では電気、水道が通ってないし、コンビニもやっていないから、毎日水をペットボトルに6リットルとおにぎりを持って行く。 水は飲用以外に、手を洗うのに使うんだ。 ウェットティッシュは必須だ。 トイレがないから簡易トイレも持参する。 なんぼ瓦礫の原だって、土の中に仏さまいるかもしれないから、その辺にはできない。 今日は水に浸かった家の修繕依頼を受けて見に行った。 門に「危険につき、立ち入り禁止」の札が張ってある。 中に入ろうとすると、警官が飛んできた。 「その家はひびの入った柱1本でやっと支えられてる。余震が来たら危険だから入るな。 入るなら立ち会うから5分で出て来い。」 結局その家は修繕かなわず、解体することになった。 瓦礫の撤去は震災の1週間後から始めた。 その頃は壊れた家を片づけると、ほとんど仏さまがお出ましになった。 津波に流された家の多くは、中に人がいたんだ。 流されて行く家の映像見たら、中に人がいると想像してけろ。 テレビでは人が映ってるとこは全部修正されてるけどな。 テレビ局には修正を専門にしてる人が人いるらしいよ。 人を入れたまま、家は浮き上がって、転がって、瓦礫になったんだ。 仏さまはたいてい泥にまみれている。 きれいなのは車の中にいた場合だけだ。 水の中は苦しかったんだべ。泥は口の中まで入ってで、たいてい目開いてる。 仏さまが見つかると、「お願いします」と警察に電話する。 2か月もたつと、もう外見では性別も分からない。 警察は、着てる服と髪の長さで男か女か、推定してるようだ。 死因のほとんどは溺水。次いで損傷死、圧死。 大災害ではいちいち解剖とかAIするわけではないから、、さっと見て終わりだ。 暴力団が被災地に死体を紛れ込ませるのではないか、と心配する声もあったが、それはなかったようだ。 検視官も馬鹿ではないから、水に浸かった死体かどうかはよく見ている。 地震の2日後、溺水でも損傷死でも圧死でもない死体が見つかって、検視官が集合した。 それは地震の前の日に病院で亡くなって、霊安室に安置された遺体だった。 そこに津波が来て病院ごと流された、という結論になったそうだ。 仏さまはどなたも水を吸って、100kg以上になってる。 身長はともかく、体重は生前とはずいぶん違ってるな。 警察と消防が来て、安置所にお連れするまで撤去作業は中断だ。 ユンボもゆっくりゆっくり操作するんだ。 仏さまに怪我させたらまずいからな。 能率は上がらないけど、こればっかりは仕方ない。 作業は毎日少しずつ遅れて、土日も休めなくなるんだ。 震災の3日後、会社の人間と岩沼の取引会社の様子を見に行った。 その会社は津波の直撃で跡形もなくなっていた。 というより、どこが道路かも分からず、会社があった場所も判別できなかった。 少し海の方さ行ったら、消防と警察が仏さまに手を合わせてた。 俺たちは2トントラックで行ったので、体育館まで運ぶのを手伝ってくれ、と頼まれた。 その頃の警察は、猫の子の手も犬の手も借りたい状態だった。 俺は、いいっすよ、と答えてトラックの荷台に仏さまを乗せた。 頭は前方に、足が後方になるようにした。 縦に4体を並べて、ブルーシート1枚で全体を覆った。 風でシートが飛んだら大変なので、俺が荷台の一番後ろに乗って押さえて行くことになった。 ところが道路には瓦礫があって、ところどころ凹凸になっていた。 段差のところに来るたびに、なんと仏さまが一斉に跳ね上がった。 しかも跳ね上がるたびに足が少しずつ後ろに、俺の方に、近付いて来る。 俺は足に触れないように身を縮めていたが、そのうちどうしても足が触れるようになった。 俺は手を合わせながら、「すみません、もうちょっとあっちさ」と、それを前方に押しやった。 今でも運転中、段差があると、遺体が跳ね上がる光景が浮かんでくる。 こういうのばフラッシュバックていうのか。 警官に聞いたら、薬指だけ無い仏さまが珍しくないそうだ。 指どころか手首の無い場合もある。 指環とか時計を盗る奴がいるということだ。 盗んだ時計なのなんぼにもならないだろうけどな。 家族を捜す振りして、自衛隊の脇で物色している奴もいるらしい。 瓦礫の中から金属だけ盗んで行くグループもいる。 がれきから金属だけを集める不審な集団は、4月中旬ごろから多く見られたらしい。 それはガソリンの供給が回復した頃だ。 そういえば、作業を終えて帰る途中、反対に被災地に向かうトラックや重機とほぼ毎日擦れ違った。 今から思うと、彼らは夜中にタイヤからアルミホイールを抜き取ったり、電線を集めたりしていたんだろうな。 暗い中でごくろうさんだ。 同業者に聞くと、集めた鉄くずを現場に置いておくと、翌朝までになくなっていることがあったそうだ。 金属買い取り業者によると、鉄は1キロ10円、銅は600円、アルミは100円前後と高値だ。 種類によるが、トラックに10トン積むと200万円になる計算になる。 がれきからレールを盗んで業者に持って行って、捕まった間抜けなやつもいる。 レールの所有者はJRに決まってっから、盗んだのバレバレだ。 泥棒も少しは頭使わねどだめだ。 がれきを持ち去る行為は窃盗罪ではなく、漂流物横領罪ていうんだど。 1年以下の懲役または10万円以下の罰金だ。 ただ彼らは換金の裏ルートを持っていなくて、買い取り業者で換金している。 専門の窃盗組織ではなくて、重機を動かせる仲間を集めて急造した集団のようだ。 俺は日本人が日本人の物を盗ってるとは思いたくない。 今の仕事は大変だけど、日本のため、郷土のためと、多少の誇りを持ってやってるからな。 最初の頃は津波が心配で、ラジオは点けっ放しだった。 でも最近は慣れて来て、津波警報出てもいちいち避難しなくなった。 こういう時が危ないんだべな。 名取とか岩沼は高い建物一つもないから、もし来たら殉職だ。 瓦礫見物に行って津波に遭った、というほどは恥ずかしくないけどな。 まあいろいろあって、仕事はちゃちゃっと進まねんだ。 最近は暑くなってきたせいか、現場には今までなかった臭いが立ちこめるようになった。 それはヘドロからも、田んぼからも、瓦礫からも湧いてくる。 何の臭いかは考えないようにしてる。 瓦礫も津波直後よりはずいぶん片付いたけど、4km先に海が見えて、かえって悲しくなった。 瓦礫だって、何にもないよりはましだったかもな。 こういうのはテレビで見てるだけでは分からない感覚だ。 アスベストも飛んでるらしくて、会社から防塵マスクを支給された。 あれ着けると暑いし、息苦しいんだ。 着けないとおこられるし。 海岸で作業すると首とか腕が異様に黒くなる。 海辺の紫外線は強いんだろうけど、それだけではない気がする。 放射能のせいかな。 今一番心配しているのは、社長が「原発の仕事を取って来る」と言っていることだ。 社長に「日本のためだ、行ってくれるか?」と言われたら、行きます、と言うしかない。 俺は子供一人だけど、原発に行くなら、その前にもう一人仕込んでおきたいな。 D君は5杯目の焼酎を飲み干すと、帰って行った。 浦霞の焼酎は珍しい。 浦霞の工場も被害を受け、そこの片付けに行った時、もらってきたものだそうだ。 震災から3ヶ月経ち、当初に比べたら瓦礫の片付けもずいぶん進んだ。 それはD君のような人たちが懸命に働いているからだ。 仙台市は人命救助、瓦礫撤去、遺体捜索を、仙台建設業協会と宮城県解体工事業協同組合に委託している。 それは必ずしもきれいな仕事ではない。 「国のため、郷土のため、友だちのため、やるしかない」 と、誇りと使命感で取り組んでいる現場の人たちにエールを贈りたい。 にほんブログ村 にほんブログ村

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  • 21 Sep
    • 地震日記 U建設のD君 11 (最終回)

      D君は5杯目の焼酎を飲み干すと、明日も仕事だ、と帰って行った。 写真はD君が置いて行った浦霞の焼酎である。 浦霞は清酒の酒蔵であり、焼酎は珍しい。 浦霞の工場も被害を受け、そこの片付けに行った時、もらってきたものだそうだ。 震災から半年経ち、当初に比べたら瓦礫の片付けもずいぶん進んだ。 それはD君のような人たちが懸命に働いているからだ。 けっしてきれいな仕事ではないし、愉快でないことも多い。 暑いし、寒いし、放射線も浴びる。 しかし、みんな自分の持ち場で、「やるしかない」と頑張っている。 「国のため、郷土のため、友人たちのため」と、誇りと使命感で取り組んでいる現場の人たちにエールを贈りたい。 U建設のD君 了 にほんブログ村 にほんブログ村

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  • 19 Sep
    • 地震日記 U建設のD君 10

      がれきから金属だけを集める不審な集団は、4月中旬ごろから多く見られた。 それはガソリンの供給が回復した頃だ。 そういえば、作業を終えて帰る途中、反対に被災地に向かうトラックや重機と毎日擦れ違った。 今から思うと、彼らは夜中にタイヤからアルミホイールを抜き取ったり、電線を集めたりしていたんだろうな。 同業者に聞くと、集めた鉄くずを現場に置いておくと、翌朝までになくなっていることがあったそうだ。 金属買い取り業者によると、鉄は1キロ10円、銅は600円、アルミは100円前後と高値で推移している。 種類によるが、トラックに10トン積むと数百万円にも上る計算になる。 がれきからレールを盗んで買い取り業者に持って行って捕まった間抜けなやつもいる。レールの所有者はJRに決まってっからな。 泥棒も頭は使わねどだめだ。 がれきを持ち去る行為は窃盗罪ではなく、漂流物横領罪ていうんだど。 1年以下の懲役または10万円以下の罰金だ。 ただ彼らは換金の裏ルートを持っていなくて、買い取り業者で換金している。 専門の窃盗組織ではなくて、重機を動かせる仲間を集めて急造した集団のようだ。 仙台市は人命救助、瓦礫撤去、遺体捜索を、仙台建設業協会と宮城県解体工事業協同組合に委託している。 それは必ずしもきれいな仕事ではない。 にほんブログ村 にほんブログ村

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  • 16 Sep
    • 地震日記 U建設のD君 9

      大津波で、沿岸の工場や倉庫から鉄や銅などが入った製品、資材が大量に流された。 水が引いた後には、高値で売れる金属が所有者不明のまま散乱した。 がれき撤去作業の傍らで、この金属だけを狙う不審な集団がいるんだ。 5月上旬のことだ。 朝 8時頃、仙台港の瓦礫撤去に行ったら、すでにがれきの中で重機を動かし、鉄くずを集める集団がいた。 その重機やトラックには委託業者の車両証が張られていない。 大量の鉄くずがそのトラックに山積されていた。  俺が「市から許可を得ているのか」と聞いたら、やつらは「地権者から直に鉄くずだけを回収するよう頼まれている」と答えた。 「地権者の連絡先、名前を教えてくれ」と言うと、男は無視。 集団はトラックに乗り込み、急いで去った。 男は「地権者」と言ったが、鉄くずがその土地にあった物なのか、津波で別の場所から流されてきた物なのか、分かるはずもない。 鉄くずに所有者の印がない以上、持ち出すことは犯罪だ。 彼らは、誰の物か分からない鉄くずを違法に集めて売り、換金する集団に違いなかった。 俺たちが「日本の未来のため」と思って懸命にがれき撤去に励んでいるのに、許されない行為だ。 にほんブログ村 にほんブログ村

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  • 14 Sep
    • 地震日記 U建設のD君 8

      地震の1週間後のことだ。 海岸の瓦礫を撤去していたら、仏さまがお出ましになった。 よく見ると左手の薬指がなかった。 その日はもう一人の仏さまを見つけてしてしまったが、その方も左手の薬指がなかった。 考えたくはないが、誰かが刃物で指を切って指輪を盗んでいるのかもしれない。 連絡してやってきた警官に聞いたら、薬指だけ無い仏様は珍しくないそうだ。 遺体の指は膨らんでいて指輪は抜けないから、盗むなら切らないといけないのだ。 ときには左手首のない仏さまもいるそうだ。時計を盗るのだという。 同じ日本人がやっているとは思いたくない。 俺は、遺体を仏さまと見ない外国人の仕業と考えるようにしている。 そうでないと、日本人のため、郷土のため、と思ってやっている事がむなしくなるから。 にほんブログ村 にほんブログ村

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  • 11 Sep
    • 地震日記 U建設のD君 7

      震災3日後に、会社の人間数人と岩沼の取引会社の様子を見に行った。 取引会社は津波の直撃で跡形もなくなっていた。 周辺道路も瓦礫で埋もれており、その会社があった場所も判別できなかった。 壊れた壁を修理するとか、泥だらけの社内を掃除するとかを想定して出かけたのだが、何もできることはなかった。 少し海方向に車を走らせてみると、消防と警察が仏さまを収集していた。 その頃はまだ至る所に仏さまが散乱していて、警察は猫の子の手も借りたい状態だった。 俺たちは2トントラックで行ったので、体育館まで運んでくれ、と頼まれた。 「いいっすよ」、俺らは答え、トラックの荷台に仏さまを乗せた。 頭は前方に、足が後方になるようにした。 縦に4体を並べて、ブルーシートで全体を覆った。 風でブルーシートが飛んだら大変なので、俺が荷台の一番後ろに乗って押さえて行くことになった。 ところが道路には瓦礫があり、アスファルトもところどころ凸凹になっていた。 段差のところに来るたびに、なんと仏さまたちが一斉に跳ね上がるのである。 しかも跳ね上がるたびに少しずつ後ろに、8本の足が、近づいて来る。 俺は足に触れないように、後ろに下がったが、そのうちどうしても触れるようになった。 「すみません、もうちょっとあっちさ・・・」、俺は手を合わせながらそれを前方に押しやった。 今でも運転中、段差を越えるとき、仏さまが跳ね上がる光景が浮かんでくる。 こういうのばフラッシュバックていうのがい?  にほんブログ村 にほんブログ村

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  • 09 Sep
    • 地震日記 U建設のD君 6

      岩手、宮城、福島の3県で建設特需が始まった。 被災地は今再建ラッシュで忙しくて、3月から全く休みがない。 現場では大工、職人がまったく足りない。 20年前のバブルの頃のようだ。 今住宅の新築を契約しても、着工は来年だ。秋までに来年分の受注も埋まっべな。 3月まで、「不況だ、仕事がない」と言っていたのが嘘みたいだ。 新築受注は2割増。リフォームは2.5倍だ。 ただ沿岸部は建築規制がかかっていて、まだ何も建てられない。 土地用途も決まっていないし、大体生活の目途が立たない人がほとんどで、海辺はまだまだだな。 うちみたいな地元の零細業者は、瓦礫の処理と仮設ばっかりだ。 仮設住宅建設は割がいいんだげんと、災害協定で東京のプレハブ建築協会が請け負ってる。 東京、大阪の大手ゼネコンが旨みを吸い上げてるんだ。 ゼネコン主導だと、間にいくつもの下請けが入って、末端の職人は低賃金に苦しむ。 社長も、なんとか地元の業者にも仮設の仕事を回してくれるよう陳情かけでっけんと、 だめならいよいよ原発の仕事だな、と脅かされてる・・・・・  (そういえば最近、S林業とか、Mホームのセールスが来ないなあ。どっかで忙しくしてるんだろう。) にほんブログ村 にほんブログ村

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  • 07 Sep
    • 地震日記 U建設のD君 5

      最近暖かくなってきたせいか、現場には今までなかった臭いが立ちこめるようになった。 それはヘドロからも、田んぼからも、瓦礫からも湧いてくる。 何かが腐っている臭いだ。 瓦礫も津波直後よりはずいぶん片付いた。 そしたら見渡す限り何にもなくなって、かえって悲しくなるな。 こういうのはテレビで見てるだけでは分からない感覚だ。 アスベストも飛んでるらしくて、会社から防塵マスクを支給された。 あれ着けっど暑いし、息苦しいんだな。 んでも着けないとおこられるし。 海岸で作業すると、マスクをしていない首とか額が異様に黒くなるんだ。 海辺は紫外線が強いんだべげんと、それだけではない気がする。 放射能のせいかな。 今一番心配しているのは、社長が「原発の仕事を取って来る」と言っていることだ。 社長に「日本のためだ、行ってくれるか?」と言われたら、行きます、と言うしかない。 俺は子供一人だげんと、原発さ行くなら、その前にもう一人仕込んでおきたいな。 にほんブログ村 にほんブログ村

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  • 05 Sep
    • 地震日記 U建設のD君 4

      流されなかったが、1階を水が通り抜けた家の修繕を頼まれた。 門に立ち入り禁止の札が張ってある。 中に入ろうとすると、警官が飛んできた。 その家はひびの入った柱1本で支えられてる。 余震が来たら危険だから入るな、という。 入るなら立ち会うから5分で出てこい、だと。 結局その家は修繕かなわず、解体することになった。 海辺にいて余震があると、津波が来そうで心配だ。 ラジオはつけっぱなしだ。 んでも最近は津波警報出ても、いちいち避難しなくなった。 こういう時が危ないんだべな。 名取とか岩沼は高い建物一つもないから、来たら殉職だ。 瓦礫見物に行って津波に遭った、というほどは恥ずかしくないけどな。 まあいろいろあって、仕事はちゃちゃっと進まねんだ。 被災地では電気、水道が通ってないし、コンビニもやっていないから、 毎日水をペットボトルに6リットルとおにぎりを持って行く。 水は飲用以外に、手を洗うのに使う。 ウェットティッシュは必須だ。 トイレがないので簡易トイレも持参する。 なんぼ瓦礫の原だって、仏さまいっかもしれないから、その辺にはできねべ。 にほんブログ村 にほんブログ村

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  • 03 Sep
    • 地震日記 U建設のD君 3

      今日は岩沼の海岸で瓦礫を撤去してきた。 作業は陽が登ってから暮れるまで、土日も休まずやってる。 瓦礫の撤去は震災の1週間後から始めた。 最初は壊れた家を片づけると、ほとんど仏さまが出てきた。 津波に流された家の多くは、中に人がいたんだ。 流されて行く家の映像見たら、中に人がいると想像してけろ。 テレビでは人が写ってるどごは全部カットか修正されでっけんとな。 テレビ局には修正を専門にしてる人いるらしいよ。 人を入れたまま、家は浮き上がって、転がって、瓦礫になったんだ。 仏さまは泥にまみれて膨れでる。 泥は口の中にまで入ってで、たいてい目を見開いてる。 水の中は苦しかったんだべな。 仏さまが見つかると、警察に「お願いします」と電話する。 2か月もたつと、もう外見では性別も分からねな。 着てる服と髪の長さで男か女か、推定してる。 どなたも水を吸って、100kg以上にはなってるようだ。 身長はともかく、体重は生きてる時とはずいぶん違ってるべな。 警察と消防がきて、安置所にお連れするまで作業は中断だ。 ユンボもゆっくりゆっくり操作するんだ。 仏さまさ怪我させだらまずいべ。 能率はあがらねげんと、こればっかりはしょうがない。 んだがら土日も休まんなぐなるんだ。 にほんブログ村 にほんブログ村

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  • 01 Sep
    • 地震日記 U建設のD君 2

      俺の住んでる泉周辺も被害が多いんだ。 コロナワールドは2館とも大被害だ。 天井落ちて、壁崩れた。 修理もしてないし、営業再開の目処も立ってない。 このまま廃業すっかもな。 パチンコのプリペイドカードどうしてくれるんだ、1万円分もあっど。 泉の西友(元ダイエー)も営業してない。 いつ通っても真っ暗だ。 あんなに広い駐車場が空なの見ると、経済の先行きが心配だ。 西友は1日なんぼの売り上げを損してるんだべ。 ヤマダ電機はガラスが何枚も割れた。 地元の作業員はみな被災地さ行ってっから、長野から作業員を呼んで修復中だど。 東京インテリアもひどい。 天井も壁もガラスも、みな落ちた。 けが人出なかったのが不思議だ。 ガラス多くて、柱少ない建物は大変だな。 トイザらスも地震以来営業してないし、多分やめるんでないが。 イトーヨーカドーは修理中だげんと、地震と関係なく、もともと来年6月で撤退予定だ。 ヨーカド―と西友がなくなったら、泉の灯は消えんべな。 にほんブログ村 にほんブログ村

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プロフィール

辰つぁん

お住まいの地域:
宮城県
自己紹介:
山形市生まれ。仙台市在住。 ダックスフント2匹を連れて毎日広瀬川遊歩道を散歩してます。

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