村山市の東沢公園は、湯沢湖・東沢湖・大沢湖の3つの湖とバラ園・児童公園などで構成され、四季を通して家族連れで楽しめる大規模な公園である。
東沢バラ公園は、7haの広大な丘陵に、世界各国から集められた約750種、20,000株のバラが咲き誇る、日本有数のバラ公園である。
東沢バラ公園は、毎年6月初旬オープンする。バラは初夏の花として開花が始まるが、豊富なバラの品種が次々と花を咲かせて、9月中旬頃まで長期間にわたり楽しむことができる花である。
バラ公園の入口は小高い丘にあって、園内に入ると奥深くまで長々と続くバラの楽園が見渡せる。まずその規模の大きさに驚かされる。
バラの花は色鮮やかに、赤・白・黄色のバラや斑模様のバラなど多彩な美しさを見せている。大輪のバラ、小さなバラ、つるに絡みながら咲くバラなど、素晴らしい花の楽園の中でのひとときを楽しむことができる。
淡い薄紫の大輪のバラが美しい。花をいっぱいに広げて歓迎しているようだ。つるが絡みゲートを作ったバラの花のトンネルを潜り、奥の花の密集地へと進む。背の高いバラ、背は低いがこんもりとしたバラ、思い思いの色彩を着飾って、美しい競演を繰り広げている。
池の水面と赤いバラの花が良く似合う。カメラマンのシャッターポイントのようである。友達と一緒に記念写真を撮りたいと、シャ
ッターを切って欲しいとの依頼が相次いだ。みんな美しい花の下では楽しそうである。
バラ公園の奥は、山の傾斜を活用したバラの花の密集地である。日本有数の大規模なバラ公園は、段々畑に整然として植えられているので、山の傾斜一面が多彩なバラの模様の絨毯を敷き詰めたように広がっている。色とりどりのバラの美しさとバラの高貴な香りを楽しみながら、バラ公園を感慨深げに歩いてみた。