『東洋秘教書大全』

藤巻一保 岡田明憲   Gakken  2012/8

 

 

 

 

<「仙境異聞」 山人のもとで修行した少年との幽界問答>

<幽界探究を極めた平田篤胤>

・本朝随一の秘教探究者――それが平田篤胤(17761843)だ。記紀神典を軸とした古道の研究から始まった篤胤の幽界探究の旅は、宇宙の創成と顕界・幽界(死後世界)の成り立ちを説いた『霊能真柱』で、ひとつの転回点を迎える。

 以後、篤胤は、実際に幽界に出入りした人々や、古社・遺物などの実地取材を通して、また内外書籍の貪欲な渉猟を通して、幽界とそこに生きる者達の実体を追及していった。

 

・さらに、天地開闢の伝えはどの国であっても同じはずだという考えから、諸外国の神話・伝説や暦学・易学などの研究に突き進み、自己の説をインドや中国、ついにはキリスト教神話にまで推し広めた。

 

<篤胤が託した山人界への書状>

・本書は、幼いころに山人界(俗にいう天狗界)に連れ去られ、杉山僧正という山人の弟子となって生活・修行した寅吉という名の少年と、篤胤など当時の知識人による質疑応答が骨格となっている。

 

・寅吉は、最初は随筆家で奇談マニアの山崎美成宅に身を寄せたが、美成から寅吉の話を聞いた篤胤は、たちまちこの異形の少年に魅せられ、奪うようにして自宅に連れ帰った。そうして、諸国の霊山中に開けているという山人界の暮らしや、神仏・霊魂観、異界の神事・祭祀・儀礼の様子、宇宙の姿、ネットワーク、山人の使う術法などを次から次へと質問し、寅吉も、とても15歳の少年とは思えない冴えわたった受け答えで、篤胤をますます興奮させていった。その様子が、本書を読むとひしひしと伝わってくる。

 

・文中の「御境」とは、山人界のことだ。現世凡夫の身では、幽界探求には限界があるので、実際に幽界に住まう皆様の教えを請いたい――そう述べる篤胤。

 

・手紙は、寅吉の師匠である杉山僧正にじかに宛てたものではなく、その侍者宛になっている。

 杉山僧正のような山人を、世間では十把一絡げに「天狗」と見なしているが、実際は「生きたる神」であって、「仏教が入る以前から、現身のままでこの世に存し、神通自在であり、神道を行い、住んでいる山の自分が崇める神の社を守護し、その神の功徳を施し、あるいは里人から山の神とも崇められて、世人に恵みを与え、数百万歳の寿命を保ちながら、人間世界のあれこれに忙しく関わっている」と、寅吉は説明している。

 そんな、「生きたる神」(手紙の中では「尊師」)に、いきなり手紙を出すなどという無礼はできない。そこで篤胤は「常陸国岩間山幽界」の僧正の「御侍者中」に宛てて、これを書いたのである。

 

<寅吉による仏教批判>

・問答は先に述べたように多岐にわたっているが、一貫しているのは、仏教を嫌い、神道を重んじる寅吉の姿勢だ。篤胤がのめりこんだのも、「我が意を得たり」の思いが強烈だったからに相違ない。

 たとえば篤胤が、「螢惑星(火星)には白い星が二つあり、日光に先立って光る。これを摩利支天とする話があるが本当か」と尋ねたとき、寅吉はこう答えている。「世間の人は、摩利支天は実在すると思っているけれど無い物に名を付けただけのものだ」

 

・修験などが行う寄り祈禱についても、寅吉はこんなことをいっている。「寄り祈禱は神を寄せて(降臨させての意)伺いを立てるのが本来の形だけれど、神を寄せるのは恐れ多いことなので、世間の祈禱者やわれわれ山人も、両部神道式の不動や観音、摩利支天などを寄り本尊に立てている。ただ、これらの本尊は、じつは無きものに名を付けて像を設けただけのものなので、祈っても依りつくことはなく、世の中をうろつきまわる種々の霊鬼妖物などが寄り来たって験を現すのだと、師匠から聞いている」

 

・仏教の天部は非実在の神であり、祈って霊験があるのは、「霊鬼妖物などが寄り来たって」いるからだとするこの説は、近世以降に唱えられるようになったもので、明治の廃仏毀釈を経て、神道家の間に広まった。友清歓真ら古神道家が、よくこの説を主張している。

 

・寅吉によれば、密教や修験が行う不動法、荼枳尼天法、聖天法、摩利支天法、飯綱法なども同様で、「修して気持ちのよいものではない。まして荼枳尼・飯綱な・聖天などの法は天狗・稲荷・妖魔のたぐいを祭って使う法だから、本来なら修すべきものではない」。ただし、聖天法だけは師も修することがある。「そのいわけは、聖天は世の障害をなすところから、障礙神ともいって妖魔の首領であるため、障礙封じのために修する」というのである。

なぜ仏教はいけないのか。それをよく表しているエピソードがある。ある人が、自分も山人の仲間入りをしたいので、いっしょに連れていってほしいと寅吉に頼んだ。「とんでもない心得違いだ」と語気を強めて、寅吉は、こう論している。

 

・「どんな場合にせよ、今とは別の、外の世界に行きたいと願うのは、よろしくない。世間には、仏法を信じてこの国に生まれた身の尊さを思わず、卑しい仏になりたがる者がいる。これも外の世界に行きたいという願いと同じことだ。この国は仏教国ではなく、神国であって、私も他の人々も貴き神の末裔なのだから、何につけても『私は神になろう』と心がけるべきなのだ。・・・坊主が戒名を付けるからといって、われわれは天竺の仏の末裔ではないのだから、死後に仏にはならない。神の末裔なのだから、善神か悪神かは別として、いずれ死後には神になるのだ。・・・そうであるなら、人は生涯、善の思いを立て通して、善神となるのが道である」

 

・悪神についての説明がないが、後段で、世の中に災いをもたらす「瘧神、疫病神、貧乏神、疱瘡神、首絞神、火車」は「みな人霊の成りたる」ものといっているから、このたぐいをさすのだろう。

こうした悪神や邪霊、山野街区の魑魅などは、みなほんとうに存在するものだと寅吉はいう。ただ、仏教の神仏はフィクションだから、それにとりこまれるのは愚かなことだというのである。

 

・神様というものは、純朴このうえもない存在であり、細かいことには無頓着で、ただただ自分が受けもっている恵みを人々に下して鎮まっておられるから、そうした些事には頓着しないというのである。

 

<『神仙秘書』 神秘学界の巨人が打ち立てた宮地神仙道の集大成>

<水位の法術と思想の結晶>

・神通は実在すると考える人にとって、本書以上に刺激に富んだ書物は、まずめったにないだろう。また、神通などありうるはずがないと考える人にとっては、ここに明晰な狂気のひとつの到達点を発見するにちがいない。いずれにせよ、稀有さという点で、本書はちまたに流布する通俗道教書の及ぶところではない。また、幻想作家がいかに悩み苦しんで異界の描写に血道をあげようとも、本書の前には、たちまち色褪せるにちがいない。これはそうした「秘書」なのである。

 

・すでに十歳の時から魂を神境に飛ばし、大山祇神(おおやまつみのかみ)の寵愛を受けるなど、数々の神異を表した。好奇心旺盛な学究肌の読書家でもあり、数万冊の蔵書をたくわえ、数百冊の著作があったというが、その大半は火災などにより今に伝わっていない。

 

<『明道百年の歩み』 孤高の神人の事績と霊験の記録>

<神人・国安普明こう>

・『明道百年の歩み』という奇書がある。江戸末生まれの国安普明こう(くにやすふみょうこう)という神人を崇拝し、その教えを受け継ぐ明

道会が、開教百年を記念して出版したもので、普明こうの事跡を今に伝えるほとんど唯一の書だが、残念ながら今では入手困難な稀覯本となっている。

 

3歳で母、9歳で父を亡くした米太郎は、武士から商人に転じた母方の叔父・加藤弥太郎宅に引き取られて丁稚奉公をしていたが、明治3年(1870)、11歳のとき、2人の童子をともなった赤顔白髪の老翁・聖良仙人にいざなわれて仙界に入り、以来、仙界修行が始まった。このあたりの経緯は、仙童寅吉とよく似ている。

 

 


■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■

・昔の秘教書や奇書によるとさまざまな神人になった物語があるようです。これらの神人は、現代風に言いますとアストラル・トリップをして「幽体」と「肉体」を自由に分離して異界に出入りしたようです。欧米のチャネラー(霊的交流者)には、「夢の中でアストラル・トリップをしてクリスタル・シティでキリストに会った」という話が少なくないそうです。「夢」という異次元世界でないと「異界」(アストラル界やエーテル界)には到達ができないようです。仙人界にも肉体から「幽体」を分離して出入りしたようです。

 

・仙童寅吉も天狗という宇宙人から「人格転換」を受けたのかもしれません。このような奇跡のようなテレポート(瞬間移動)できる宇宙人のテクノロジーについては、現代の科学者は、当然詳しくはありません。しかし、「異星人にとって、テレポーテーションのテクノロジーはそれほど難しくない技術だ」そうです。「あのグレイも壁を透き通るようにして部屋に侵入していくる」そうです。さて仙童寅吉の杉山僧正は「生きたる神」だったのでしょうか。高次元の高等知性体とのコンタクト話は江戸時代にもあったようです。

 

・「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」と言われます。全国に伝承のある“天狗”はオリオン星人系列だったようです。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。また「オリオン星人は非常に階級意識の強い宇宙人だ」そうです。下は異類異形の烏天狗から上は爬虫類的異星人(レプティリアン)の「龍神」や人間タイプの神まで、オリオン星人は多種多様の異星人種族のようです。

 

・米国政府と秘密協定を結んだオリオン星人は、人類に5万年進化しており、「人間の魂の交換」ができ、秘密基地で生体実験を行っているそうです。太古、地球には「龍神」と「牛神」の2種類の神が来て、人間を創ったそうです。旧約聖書の神が「龍神」で、新約聖書の神が「牛神」といわれます。牛神がテクノロジーで龍神を圧倒し「低層4次元」に追い払ったともいわれています。「透明人」とシリウスA星人が創造し、りゅう座(ドラコ)に配置した爬虫類人がとても進化しており、龍神として人類を統括しようとしたのかもしれません。「竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球を管理している」ともいわれます。現代では「遥かに進化した高次元の高等知性体・異星人は、人間の肉体や精神体に憑依するので誰も識別できない」ともいわれます。

現代では「宇宙人と普通の人間が区別できなくなっている」という話もあるようです。

 

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日本は津波による大きな被害をうけるだろう

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「神の国か?」「人類の原郷か?」 「天上のエルサレムか?」・・・・・・・・・

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「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのだろうか」

「イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会えるのだろうか」

「国際連合の設立に動いたキリストの星、アプ星人とは」

「人は皆、記憶喪失の異星人だろうか」

「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」

「セドナ上空に見えないエーテルのシティが滞空するのだろうか」