山田小説 (オリジナル超短編小説) 公開の場

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 「足を浮かせたまま歩こう。その方が疲れない」と兄が言った。

 また同じ夢だと私は思った。私達は河川敷の公園で向かい合って立っていた。兄の足は地面から少しだけ浮かんでいた。私も足の裏に地面を感じていなかった。身体が浮遊しているようだった。しかし、私は足が地面と接触していない状態で推進力を生じさせる方法が皆目わからなかった。

 「どうやって進めばいいの?」と私は訊いた。

 「こうだ」と兄は言った。そして、直立した姿勢のまま公園内を移動してみせた。まったく身体を動かしていなかった。

 夢なのだから自分も浮遊したままの状態で移動できるかもしれないと考えるのだが、私の身体はまったく動かなかった。また同じ夢を見ているのだとしたら兄はそろそろ私の無能さに失望するはずだった。いつも兄は私を河原に置き去りにするのだった。その展開を何度も経験しているので私は胸が苦しくなって泣き出しそうになりながら兄の姿を目で追っていた。夢でしかないと考えても気持ちは少しも楽にならなかった。

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