むか~し、むかし、一週間位前の事じゃった。


千葉のゴルフ場に、雨上がり蛍原、ナイナイ岡村、アンタ柴田

と言う男たちが、ゴルフをしておったそうじゃ。


ある時、ゴルフが下手な、柴田の打ったボールは、

草むらに、ゴロンゴロン、ゴロンゴロンと、転がってしまいました。


気の優しい、蛍原と岡村は、それを見て、

すぐさま草むらに探しに行ったのです。


柴田が「気の優しい先輩だなぁー」と涙を流していると、

草むらから、大きな、それはそれは大きな声で


「なんやぁぁぁーーーー!!」

「えっほんまなんやねん!!」と聞こえてきました。


不思議に思った柴田が、ふと2人の方を見てみると、

なんと、2人の足元から、大きな鷹が


「バサー、バサー」と2人の目の前に現れたではありませんか。


それを見た、蛍原と岡村は、一目散に走り始めました。


蛍原はしきりに

「あかんあかん、これほんまあかんてぇぇー!」と言って走り、


その横の岡村は

「卵と勘違いしてんちゃうかぁぁー!」と言ながら、

スタコラ走り去りました。


するとどうでしょう、2人の前に現れた鷹は、

2人の後頭部めがけて飛んで行き、2人を追い回しているではありませんか。


柴田が2人に向かって、大きな声で

「あたまーあたま狙ってますよー!」と叫ぶと、


2人は、息を合わせたように、頭の上に両手を置いて

「何処まで付いてきよんねん」とか「なんもしてへんろー」と言いながら、

一直線にフェアウェイを走りました。


方や40歳、方や37歳の小さなオジサン2人が、

鷹に追われて、セッセコ、セッセコ逃げている姿を見ていた柴田は、


「これが芸人か!」と再び涙を流したそうです。


母「はい。今日はここまでよ」。

子「えー続き話してよぉ」

母「明日してあげるから、もう寝ようね。」

子「蛍原と岡村のおじちゃん死ぬの?」

母「芸人は強いからねぇ。明日のお楽しみだね。」

子「えー教えてよぉ」

母「うーん、じゃ・・・」

子「zzzzzzz・・・・・」

母「寝てんじゃねーかよ!!」