裁決について
テーマ:矢作芳人先週はウチの厩舎にしては珍しく
出走頭数が少なかったが
出走した馬は皆期待の大きい馬ばかりだったので
僕は2、3勝挙げるくらいの気持ちで臨んでいた。
しかし残念ながら思わしくない結果に
終わってしまった。
細かい話は避けさせてもらうが
1番人気に支持された2頭が
ともに負けてしまった。
ここらへんがまだまだ厩舎としての
力不足を感じるところだ。
今後はもっとこの厩舎力を高めて
応援してくれるファンの皆さんや
馬を預けてくれる馬主さんの期待に
応えられるようにしなければならない。
それから先週に引き続いて
今週も裁決について
どうしても納得のいかないことがあったので
ここで話させてもらいたい。
土曜の8レースのくちなし賞に
我が厩舎のブレーブビスティーが
1番人気を背負って出走した。
ブレーブビスティーは
メンバー最速の上がりをみせたように能力を発揮し、
ゴール前で外から猛然と伸びてきた。
しかし、最後届かず結果は6着。
問題はこのゴール前で起こった。
ゴール直前で前の馬が外側に斜行し
ウチの馬が不利を受けたように見えたのである。
しかしレース後、審議のランプすらつかない。
僕は引き揚げてきた勝浦騎手から事情を聞き
急いで検量室に飛び込み
事の確認に走った。
僕としてもパトロールフィルムでもう一度確認しないと
ハッキリと走行妨害の申し立てができない。
そこでまずはレースのパトロールフィルムを
確認することにしたわけだが
このレースは2400m。
レースを見始めてから
問題のシーンまで2分半かかるのだ。
僕がVTRを確認していると
円滑に開催を進行させたい裁決は
急かそうとする。
「待ってください」
と僕が彼らに頼むと
大久保洋吉先生や他の関東の調教師たちも同様に
確定を待ってくれるように頼んでくれたが
それもすべて黙殺された。
結局僕の確認を待たずに
そのまま確定ランプが点灯。
これは決して偶発的ではない。
確信的に行われたのである。
ブレーブビスティーは6着となったが
3着馬とは首、鼻、首の差。
勝てていたとまではいわないが
ゴール前であの不利を受けて
ブレーキがかかってしまったことを考えると
3着はあったと思っている。
裁決委員は審議の数を減らして
ファンのために円滑な競馬を行いたいといい
僕もその方針には賛同するが
1番人気馬がゴール前で不利を受けたことを
いとも簡単に見逃すことのほうが
ファンに対する大きな裏切りである。
僕は馬券を買ってくれたファンと
預けてくれた馬主さんに対して
覚悟と責任を持って出走させている。
今回の一件は断固として許されない行為だ。
こういった審議の件では
先週も橋口師が怒っていたし
僕らとしても非常に納得いかないことが多いが
大半のファンの皆さんは後で知らされるか
あるいは知らされることもなくそのまま終わっている。
この件に関しては
水曜日のサンスポのコラムでも書こうと思っているが
これからも改善にむけて微力ながら提言していきたい。






























1 ■先生の意見に賛同します
どんどん提言をしてください。
ファンから見れば納得のいかない場面が
たまに出てきます。 それでも、審議のランプ
すらつかないと納得できないまま馬券はゴミ
になります。 1番人気や上位入線馬がからむ
件は怪しいと思ったら、止めて(審議にして)
ファンや関係者みんなが納得できるように
していってほしいです。