寄せ集め並べる丸いガラスから昔話を聞き取ってみる

岩肌に休む海鳥眺めつつ独り身の寒さそっと噛みしめ

干潟にて這う寄居虫の小ささにはしゃぐ我が子の声よたのしき

重苦しく寒い夜はもうないのあなたは行ってしまったけれど

酸欠になるほど愛してくれますかお互い白い骨になるまで

さらされて砕けた貝の亡骸で埋まる砂浜オヒガラモヨク

ヤジ飛ばす声にひっそり紛れ込むウラヤマシイを吸い込んでいる




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