映画の果実-灼熱の魂

第83回アカデミー外国語賞ノミネート作品。

前々から評判が非常に高く、気にはなっていたものの、
見るからにヘビーそうな概要に、すっかり尻込みしていたが、
先日WOWOWで放映される際に、予告(番宣か)を目にしてから
よし、観よう!! と、自分の中で決心して挑んだ映画。

この意気込みというか、自問自答して出したモチベーションがあったからこそ、
乗り切れたといえる。


オープニングの、レディオヘッドのあやうく不穏とどこか安らぎを感じさせる音楽が流れる中、
どこかに収容された少年たち。1人の少年が髪を刈られながら、憎しみとも悲しみとも取れる
何かを見透かした、それでいて、射抜く目がカメラは捉える。いやドキュメンタリーなら
カメラが離れられないといった画である。



映画の果実-灼熱の魂2


このオープニングから、ただならるこの映画の予兆を感じ取ることができ、
こちらも、本腰を入れ直す。

そして現在(いま)。
2人の女と男が部屋にいる。 彼らは双子だ。
自分たちに心を全て開かなかった母が死んだ。 そしていま、遺言引受人からそれぞれに宛てた
母からの遺言を受け取る。

娘には“父を探して、この手紙を”
息子には“弟を探して、この手紙を”

正直彼ら2人には、さっぱりだ。
母のことはもちろん愛しているが、そこまで分かり合えていたとは思えない。
それなのに、父のこと?  兄がいる??

しかし母の遺言は、埋葬の仕方まであまりにも痛烈で
双子たちは、母の故郷パレスチナへと向かう。

物語は、母のルーツを探るミステリーだ。
異国の地で少しずつ母に近づく2人。とフラッシュバックでわたしたちは
母=ナワルに迫る。

それは、あまりにも過酷な女として、母としての半生である。


映画の果実-灼熱の魂3


もう、まさに「灼熱の魂」である。


かなりヘビーな内容だが、遺言から母を辿る。という点が
エンターテインメントに仕上がっている。

とにかく、全てが完璧な作品。

ここ観た3年間くらいの映画の中で、一番かもしれない。

とにかくおすすめ!! とは大声で言えないのですが(ヘビーなので)
ひとつ言えるのは、このエンディングを最大の悲劇ととるか、
愛の赦しととるかで、大きく意見は分かれると思う。

双子とともに、わたしが真実を知った瞬間、
頭の中で、呆然となりながら、今まで巡ってきた映像がフラッシュバックされ、
オープニングへと辿りつき、自分の胸の奥底が熱くなっているだろう。

そう、灼熱の魂を感じて。

ラストの手紙が全てであり、母として最大のメッセージを子供たちに与えることができた。


これはもちろんフィクションだ。
でも、わたしたち日本人には到底想像することが出来ない
苦痛と暴力が、今もなお、他国で行われているのだ。

そこには、選ぶことの出来ない宗教があり、逃れることが出来ない争いがある。

赦すことは、愛なのだ。
これは、大林宣彦監督に取材させていただいた時に、おっしゃってた言葉だ。
それがないと、戦争は世の中から終わらない。 大きな戦争も小さな戦争も。
この映画を観て思った。



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映画の果実



ジョージ・クルーニー主演の、サスペンスなハードボイルド映画。

中年の暗殺者ジャック(ジョージ・クルーニー)の、裏社会で生きてきた男の孤独と、
研ぎ澄まされた神経と、葛藤、かすかにみえた愛の物語。

ジャックは、雪山で一緒にいた女と過ごしている。
ジョージ得意の、まったりしたベッドシーンだ。

散歩に出かけた2人は、何者かに狙撃される。
間一髪、ジャックは狙撃手を撃ち、今までベッドを共にしていた女も撃ち放つ。

組織と連絡を取ったジャックは、身を潜めるよう指令され、
イタリアの小さな村に、アメリカ人フォトグラファーとして、部屋を借り、
ひっそりと、しかし、暗殺者、そして命を狙われるものとして、居座ることに。

途中、ライフル制作の使命を授かり、黙々と制作に打ち込む中、
隣人の、ジャックの心を見透かすかのように、近寄ってくる神父や、
娼婦のクララ、同じ組織の女マチルダと出会い、彼の中で少しずつ
今までとは違った、感情が芽生え始めるのだが・・・・・・。

監督は、U2やニル・ヴァーナーのPVを手がけた人ということもあり、
オープニングの、トンネルを失踪するジャックの車から、抜け出るあたりに差しかかる光
(このシーンの美しさと、物語が進行するにつれジャックの気持ちを表しているのか、
とても、素敵だ)。

また、ピクニックと称し、ジャックの秘密の場所とされる森林の美しさなど、
カメラはとてもいい感じ。

そして、登場する女性陣が、ヨーロッパ風で、みんな美人。
品があり、ナチュラルで、個人的にはマチルダが好きだったので、
もっと登場させてほしかった
やっぱり私は、アメリカ人よりも、ヨーロッパ女性の方が好み。



映画の果実


ただ、物語の序盤から、この暗殺者の気持ちの変化が
手に取るように分かってしまう。
しかしながら、不思議なのが、分かっていても、緊張感はずっと保たれ、
目が離せず、息を呑むように見入ってしまう演出は、なかなか見事だ。


でも、声を大にして言いたいのが、ジョージがミスキャストである。
スナイパーとしてのジョージ。
無口で、鍛えられた肉体、鋭い眼光。
かっこいいのだが、ジョージとしてかっこいいのであり、
どうも、内面からにじみ出る、スナイパーとしての痺れるかっこ良さが足りない。

ジョージファンの私でも、ちょっと違うなぁ。と思う。

こういうのは、ダニエル・グレイグや、やっぱりジャン・レノが似合う。
クララがジャックに惹かれるのも、だって、ジョージだもん。と見えてしまう。


そして、もう1つ声を大にして言いたいのが、
本作の原題は、「ザ・アメリカン」 邦題が「ラスト・ターゲット」
邦題だと、物語の展開そのまんまだし、この“アメリカン”というのは、
異国の地で、やたらとどこの国?と聞かれ、何度も発するセリフ。
そして、「これだから、アメリカンは。」とも何度も浴びせられる。
ここにこそ、孤独な殺し屋である背景を感じるところであり、
やはり、この邦題はNGではないだろうか。



大人の男性が、ブランデーを飲みながら観てほしい映画である。





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第84回アカデミー賞予想

テーマ:
またまた来ましたね、この季節。

このところ、アカデミー賞では、来年から授賞式の舞台の移動、
コダックシアターの、コダックが排除される。
などなど、話題沸騰中ですが、なんと言っても、最高の目玉は、
主演男優賞の、華やかさでしょう。

愛しのジョージに、初(ここにきてなぜか)ノミネートのゲイリー・オールドマン、
そして、これまた大好きなブラピと、ちょっとこれは映画ファンならずとも、
ビジュアルが華々しいですね。


【作品賞】
今回は、すごーーーく、難しいですね。
よく言えば、バラエティ豊かに、悪く言えば、これが良質!!ふさわしい!!
というインパクトや、揺さぶられる作品がないような気が。
下馬評では、「アーティスト」と「ヒューゴの不思議な発明」が、大きくリードしている
みたいですね。 まぁ、この2作品の一騎打ちで間違いないかしら。

面白いのは、この2作品が映画の芯が同じでありながら、手法が
まったく両極端である点だ。

「アーティスト」は、モノクロ、サイレント。いわゆる回顧的でありながら、
その手法は、この時代に斬新そのもの。
セリフはなくも、ストーリーは歌って踊ってのミュージカル映画と
ラブストーリーとういのは、まさにハリウッド黄金時代そのもの。
ここが、フランス映画というデメリットを覆せるでしょう。

ニュースにも出ていましたが、アカデミー会員の平均年齢は62歳、白人が6割以上。
アメリカに憧れられていた時代の、復活を映画で垣間見るのは、
心地いいかもしれない。

かたや、「ヒューゴ」は、3Dという今の手法ながら、根底はスコセッシの映画愛が
詰まったよき時代が背景にある。

どちらも、映画を愛する作品として、ストレートに表現しているところが、
今回のアカデミーの特徴だ。

個人的には、「ファミリー・ツリー」が気になっていたりする。


「ヒューゴの不思議な発明」  ○
「ファミリー・ツリー」
「マネー・ボール」
「ヘルプ 心がつなぐストーリー」  △
「ミッド・ナイト・イン・パリ」
「戦火の馬」
「アーティスト」  ◎
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
「ツリー・オブ・ライフ」


【監督賞】
作品賞を送り込んだ監督が、もちろん大有力。
個人的には、過去最高の興行収入に加え、評価もなかなか高い、
ウディ・アレンに獲ってほしいものだ。

まぁ、彼は今年ももちろん、興味ナシなので、会場には現れないだろうが、
ポランスキー受賞の時のように、受賞すれば映画人がうなるのは間違いない。


作品賞同様、「アーティスト」のミシェル・アザナウィシウスと
「ヒューゴ」のスコセッシだろう。
スコセッシが有力らしいが、彼は「ディパーテッド」で受賞済み。
もちろん、彼ほどの監督力であれば、生涯に2度以上の受賞に不満を感じる人は
ないだろう。 が、しかし、どうも今までの良作を知る限り、この3Dで
獲らなくとも。と思ってしまう。(個人的には「ディパーテッド」での受賞も不満だ。)

アザナウィシウスはフランス人といのが、ちょっと引っかかる。
作品、監督ともども、フランスにもっていかれるのは、アメリカとしていいのだろうか。

となると、「ファミリー・ツリー」のアレクサンダー・ペインが、存在感を増してくる。
「サイドウェイ(2004)」でもノミネートされ、、主演男優賞ノミネートに導いているのが、
ジョージ・クルーニーという大物も、「サイドウェイ」とは違っている。
受賞となれば、まさにサプライズだろう。

でも、前哨戦で受賞した、ミシェル・アザナウィシウスが本命なのだろうか。
毎年、監督賞は、なかなか手ごわい。

「アーティスト」ミシェル・アザナウィシウス  ◎
「ヒューゴ~」 マーティン・スコセッシ
「ツリー・オブ・ライフ」 テレンス・マリック
「ファミリー・ツリー」 アレクサンダー・ペイン △
「ミッド・ナイト・イン・パリ」 ウディ・アレン  ○


【主演男優賞】
これは、ジョージ・クルーニーにあげたいな。
彼はもちろん、「シリアナ」でオスカー俳優にはなったが、やっぱり主演が似合う。
もはや、アメリカ映画には、ビジネス、俳優人、制作側からも、なくてはならない
兄貴。 
ブラピもノミネート(久々かな)で、外見だけでなく、かなり実力者なので評価されたのは
嬉しいが、「マネー・ボール」よりも、もっといい役柄が待ってる気がしてならないのは、
私だけだろうか。

「アーティスト」俳優受賞となると、一気に、その後のメイン所を持っていくかもね。
ただ、彼が獲るとなると、「ライフ・イズ・ビューティフル」のロベルト・ベニーニ以来の
フランス人(男優で)、同じくフランス人のマリオン・コティヤールが、近い記憶では受賞しているが、
エディット・ピアフを演じたインパクトにかけるし、ベニーニのような個性も感じない。

となれば、やはり、クルーニーだ。
これは、「戦場のピアニスト」が監督賞、主演男優賞をエイドリアン・ブロディが
受賞した流れに似ているかもしれない。

やはり、この2つで「ファミリー・ツリー」が圧倒してほしい。

「アーティスト」 ジャン・デュジャルダン  ○
「ファミリー・ツリー」 ジョージ・クルーニー  ◎
「マネー・ボール」 ブラッド・ピット
「明日を継ぐために」 デミアン・ビチル
「裏切りのサーカス」 ゲイリー・オールドマン △

【主演女優賞】
もはや、ノミネートが当たり前のような、メリル・ストリープの下馬評が高いようだが、
作品自体の評価の低さと、ちょっとやりすぎ感が鼻につく。
もちろん上手いのだが、ちょっとコテコテに作りすぎたような。
でも、これだけノミネートされるなら、そろそろ。という流れにもなるかしら。
かつての、キャサリン・ヘプバーンのような、貫禄も違った意味で出てきた。

ミシェル・ウィリアムズも、前回に引き続きのノミネートで有力だが、
若さと、マリリン・モンローってのも、ちょっと気にかかる。

ヴィオラ・ディビスが、現在有力にあるかもしれない。
実績もあり、とてもクリエイティブな演技だ。

そして、忘れてはならないのが、グレン・クローズだ。
約20年ぶりのノミネートにして、すでに大御所。
男にしか見えない演技だ。

かなり、票が割れそうで、難関だ。

「ヘルプ 心がつなぐストーリー」 ヴィオラ・ディヴィス  ◎
「マーガレット・サッチャー」 メリル・ストリープ  ○
「アルバート・ノップス」 グレン・クローズ  △
「マリリン7日間の恋」 ミシェル・ウィリアムス  
「ドラゴンタトゥーの女」 ルーニー・マーラ

【助演男優賞】
これは下馬評通り、クリストファー・ブラマーで確定。
なんてったって、「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ大佐だもの。
彼自身の功績、昨今の活躍ぶりからして、間違いない。

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」 マックス・フォン・シドー  
「マリリン7日間の恋」 ケネス・ブラナー
「マネー・ボール」 ジョナ・ヒル
「人生はビギナーズ」 クリストファー・ブラマー  ◎
「Warrior」 ニック・ノルティ


【助演女優賞】
助演は、Supporting賞ということだが、今年は特にサポートしている感の顔ぶれ。
毎年、若き息吹を少しでも感じられ、ゴージャスよりは、可憐な感じがする枠ですが、
本年度は、しっかりサポート。
「アーティスト」のベレニスや、「ヘルプ~」のジェシカ・チャスティンがキレイ所だが、
存在感どころか、知名度さえ??だ。

おもしろいのが、「史上最悪のウェディングプラン」の、メリッサ・マッカーシーだろう。
爆発的人気を博した「ハングオーバー/消えた花婿を追え」の女性版ともいえる本作は、
ダウンロード(ホテルなどで)、一番人気という話題作からの、演技ノミネートは
なかなか、あなどれない。

でもまぁ、妥当な線で前哨戦を制し、安定感抜群の
オクタヴィア・スペンサーだろう。

となると、やはり主演でまた1人黒人は厳しいか・・・・・。

「アーティスト」 ベレニス・ベジョ   △
「ヘルプ 心がつなぐストーリー」 ジェシカ・チャスティン
「ヘルプ  〃  」   オクタヴィア・スペンサー  ◎
「アルバート ノップス」  ジャネット・マクティア
「ブライズメイズ 」  メリッサ・マッカーシー  △

わたしが大好きな、脚本賞は、アレンの「ミッド・ナイト・・イン・パリ」で、ぜひ!
あのウィットに富んだセリフは、何度受賞しても足らないほど。


いよいよ、もうほんとにすぐ!!

今年の司会は、あの ビリー・クリスタル!!

去年は散々だったから、ユーモアに加え、大物司会者の風格さえ感じさせる彼。
早口で、気転の利く彼のショーが、一番の見所かも?










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映画の果実



観終わった後、好き嫌いがハッキリ分かれる作品だと思った。
そういうのは、この手の作品に多い。

セリフが少なく、独創的で、説明されない作品だ。

現在、賞レースで勝ちまくっている、
「アーティスト」もその類いなのではと、私は予感している。

そして、私はというと、ダメだった。
結構理解に苦しみながらも、違和感を覚えながらも
気になる。というのが、わたしの特徴なのだが、
本作に限っては、イライラした。

ロックンロールやTVの普及により、時代は、創造力や空想などよりも、
刺激的で、より現実的な激しさの流れに。

かつては、人気を博したマジックも、いまやすっかりお呼びでない感じに。
初老の手品師(=イリュージョニスト)は、
いわゆる“どさ周り”をしながら、わずかな収入で生活している。

そんな時、スコットランドの離島で、アリスという少女に
ふと、手品をしたところ、彼女は彼を魔法使いと思い込み、
勝手についてきて、共に暮らし始める。

アリスに生き別れた娘を重ねる手品師は、やってきた鮮やかな都会に魅せられる
彼女を、落胆させまいと、彼女にさまざまなプレゼントを贈るのだが、
アリスは、魔法で出てきたと思い、大喜び。
だが、もちろん、夜間のバイトなどをしながら、手品師がお金を稼いでいる。

やがて、アリスは少女から1人の女性へとなるのだが・・・・・。



映画の果実


なんだ、アリスは!!!
言葉が通じない2人(フランス人とイギリス人)という設定であるにはあるが、
あまりにも、アリスの描写が不足しすぎている。

なぜ、彼女は手品師についてきたのか?
プレゼントをもらえるから? 島を出たかったから? 手品師に何かを重ねたのか?

服をねだったりするのも、まったく理解できない。

魔法使いだから、いいの?
大人になっていくのに、何も感じないのか?

無邪気さなんて、みじんも感じなく、ただただ、アリスの身勝手さばかり
鼻につく。

ただ、ジャック・タチが娘に残した脚本だけあって、
彼を取り巻く、ほろ苦さなどは絶品。

また、アリス以外(手品師や同じような境遇)のリアルさは、
ぐさりとくる。

そして、絵(というか、絵の演出みたいな)は、動きも細かく、
ジブリが配給にも絡んでいるせいか、ジブリっぽい感じさえする。


どうせなら、アニメよりも実写で観たかった。
そうすれば、アリスにも何らかしらのスパイスがされたのでは?



映画の果実



去年のアカデミー賞で、助演女優賞を受賞した
メリッサ・レオ主演作品(わたしの予想は外れた)。

受賞作「ザ・ファイター」は観ていないが、
予告や映像を見ていて、授賞式に現れた彼女の姿が
あまりにも違っていたので、驚いたのを覚えている。

そんな彼女の主演作品だわ。と思って、
以前、WOWOWで放送されていたので観た。

オープニングから、完全ノックアウト!

震える手でたばこを吸いながら、切羽つまった
やりきれない感情が、5秒で伝わった。
なんて素晴らしい女優が、まだアメリカにはいるんだ。
と、彼女の存在を今までスルーしていた自分を反省。

ふと調べて見たら、この作品でも主演女優賞にノミネートされていたのね。
いやいや、そりゃそうだろ。
こんなにいい女優、そんじゃそこらにいないぜ。


カナダとアメリカの国境境にある、N.Y.州最北部の町。
セントローレンス川を挟み、モホーク族の保留地がある。

メリッサ扮するレイは、ギャンブル依存症の夫に、新居を買うためのお金を持ち逃げされ、
2人の息子を育てながら、1ドルショップで働き、トレーラー暮らしをしている。
もう、この事実が、彼女の表情からありありと痛感させられる。

どうしようもない現実、来る日も来る日も、同じ毎日。

そんな彼女はある日、夫の車を見つける!
腹立たしさと、悲しみと、混乱と必死さの、このメリッサの表情がまたいい!

夫の車を運転していたのは、モホーク族の女で、
事故で夫を失い、義母に連れて行かれた自分の子供を取り返すため、
密入国者を運ぶ裏仕事をしていた。 そう、あの凍った川を渡って。。

家を買うため、家族を養うため、レイはその女と
その仕事を共謀し始める。



映画の果実



とにかく、スリリングで、かつ愛がだんだんとあふれ出す
素晴らしい作品だ。

女という生き物、アメリカの現実、
守るとは何なのか。 何から守るのか。
強く生きることは、どういうことなのか。

激しく心揺さぶられ、何度も観たくなる。

凍てつく川(フローズンリバー)を、溶かしていくような彼女たちの姿。
きっと、春は、どんなところにも訪れるのだ。






映画の果実




昔から白が好きだった。

白いシャツ、Tシャツ、白いスニーカー、白いキャンバストート、
白いコットンワンピース、白いシーツに枕。

運動会では、なぜか白組に入ったほうが、
気持ちよかった。

わたしが白い服を買ってくると、いつも母はこう言った。
「白は汚れやすいし、汚れると落ちにくいからやめてよ。」と。


純粋、清楚、高潔、透明感、正義。
白といえば、勝者のイメージが頭をよぎる。

物語は、北ドイツの小さな村。
村人全員が顔見知りの小さな、小さな村。

医者が乗った馬が、針金の罠に足をとられ
落馬する事故が起きる。
これは、事故なのか、事件なのか。

そこから、次々と、不可解な事故(いや、事件なのか)が起きる。

村人たちは、恐れ、のろい、疑う。

牧師は自分の子供たちに、白いリボンを手首に巻かせる。
純粋さを失わない、儀式なのだと。


若い教師が物語りを語り手となる。
彼は、とある女性に恋をする反面、これらの事件を目にし
村人たちの異常な、執着、閉ざされた内情をつきつめようとするが、
結局、彼は村を去ることとなる。

つまり、この教師がポイントだと思う。
わたしたちの多くは、この教師ではないだろうか。
結局、大きな一歩は踏み出せずなのだ。

弾圧された中で、歪んでいく純粋。
果たしてそれは、どう軌道修正すればいいのか。

ハケネの作品を見たことがある人ならば、耐えられる。
また、後味悪くても、気にしない。という人には見れるが、
正直、きつい。

ただ、最初は、うだうだしてたが、
ラスト30分は目が離せず、ぐいぐい引き込まれながら、
恐怖におちていく自分がいた。

ハケネは、賛否両論あるが、
この作品が、今までの中で傑作だと思うし、
映画の完成度は、高い。

モノクロにしたのも、白い中で汚れがより目立ち、
本当の恐怖を、引き立てていると思った。

彼の人間を見る角度は、普通の人とは違っているかもしれないが、
誰でも、いつも正面から見られているとは限らない。



映画の果実


世界でも知名度がある、三池監督作品。

少人数の正義と、大勢の巨悪の対決。



ストーリーはシンプルで、エンターテインメントとしては
とても楽しめる作品ではないでしょうか。

三池監督らしい、ちょっとえげつない描写とバイオレンス、そしてユーモアとエロさは、
彼の特徴に慣れていなければ、目を伏せがちになるところ。

幕府きっても暴君、松平斉昭を抹殺するというミッションのために、
選出された十三人の侍(と、野人)。

狙うは、斉昭の首のみ。
このミッションに命をかける彼らの姿がしびれる。

この作品で彼ら刺客は、死を迎えることをわかっているのだ。
彼らは、正義のためだが、死に場所を探し、選んだといえる。

果たしてそれらが、男の答えとして格好いいとは、もちろん言わない。
けれども、彼らが自分に課したミッションを、ただただ、実行するだけに
後に死んでゆく姿は、いわゆる正義ではないだろうか。


そして、忠実であろうとする男たちの姿。
それは、暴君に仕える男(市川正親)も、志は同じだ。


やはり、この作品は後半の死闘は、とても引き込まれる。
「怖い。」というところがある。
あのシーンがとても、印象的だ。
死を怖がったのは、彼だけなのだ。

もう少し、十三人を招集するくだりなど、印象深いエピソードなど
1人1人に描ければ、より、濃いヒューマンドラマとして描けたのではないかなぁ。
と、ちょっと残念。

それに、どうして、斉昭を抹殺を決意したのか。
いくら、手足、舌を切られた女を目にし、数々の残虐な斉昭の実態を
聞かされたとはいえ、自らの命を捨てる覚悟を、どういいう風に決断したのか。
もう少し、葛藤(自問自答など)や、そこにある、いわゆる武士道の背景を
知りたかった(し、描いてほしかった)。

それから、暴君斉昭の人物像も。
ひたすら、狂気を押し出していたようだけれど、
彼を守る家臣と、斉昭の信頼性も、もう少しといったところ。


映画の果実


でも、さすが、個性的で力も備えた役者を揃えているだけに比例した、
演技を、役者がみせてくれる。

特筆すべきは、やはり役所広司と稲垣吾郎だろう。

稲垣吾郎は、SMAPの影も形もない。
役者稲垣であり、涼しげに抹殺を愉しむ様子は、本当に不気味で
最後の、『もがき』も、完璧に斉昭だった。
すごいなー。  間違いなく、木村拓哉ではできないと思う。


そして、役所広司って、本当にいい俳優だ。
熱い男や、こういった泥臭さも、清潔感ある生真面目も、しみったれた
どうしようもない同情男や、色香を漂わせる男に、ひょうひょうとした愉快な男まで、
演じることができる。

個人的には、渡辺謙より、いい俳優だと思う。


そして!! 何といっても、松方弘樹の殺陣の素晴らしさ!!
これは、さすがです!! 
一人だけ、キレも抜群で、めちゃめちゃサマになっています。
素人にもわかるほどで、ずーーーっと見てたくなります(笑)。



サムライ魂を感じてみてはどうでしょうか。











映画の果実




ノーラン監督は、熱狂的なファンをもっていますね。

特に、男性受けがすごく良い気がします。

わたしも、「メメント」観たときから注目していましたが、
まさか、「バットマン」をあんな風に蘇らせるとは。

ステキの一言です。


人の夢に潜入し、他人のアイデアを盗み出すことができる
コブ。彼はその才能ゆえ、最愛の妻をなくし、国際指名手配犯となっている。

そんな彼のもとに、サイトーという幹部から「盗むのではなく、植えつけてくれ(=インセプション)」
というミッションを提示され、人生を取り戻すべく、サイトーと共最強のチームを結成し、
インセプション遂行を目指す。

夢に潜入する。
夢を造形する。
夢を変える。

特筆すべきは、発想と構想の大胆さ。
CG部分と、アナログなセットを使って大胆にトリッキーに描き出す世界に脱帽。
まちがいなく、ノーランしか思いつかないだろう。

夢が何層にもなっているというのも、興味深い。

よく夢の中で、場面が変わり、自分がおかれている設定も変わっていることってある。
もしかしたら、あれは、階層が進んだということなのではないだろうか。
うーーーん、非常にユニーク。


夢は夢だと認識せずに、我々は過ごしている。---確かに。

夢でも痛みを感じる。--確かに。

「マトリックス」を観たときほど、ゾクゾクはしませんでしがが、
傑作なのは間違いないでしょう。

ストーリーも、インセプションと、コブの夢(置いてきた儚き夢と、理想の夢)を
上手く絡ませ、コブと妻の純愛がベースになるところもよい。

妻とのシーンでも、下手なラブシーンは排除することで、
精神的な繋がりがよくみえる。

この辺が、ノーランの良さだね。

脚本も緻密で、観ているほうも脳と感覚が麻痺されてしびれる。




ちょっと残念なのが、クライマックスの雪山のシーン。
ちょっと間延びしちゃってるというか、その前のホテルシーンが圧巻なので、
地味に感じてしまい、ややだれる。


しかし、豪華キャスト陣と見事な演技。
主演のディカプリオはいい意味でも、悪い意味でも、おっさん化しましたね。
でも、演技の幅は広がってます。

「500(日)のサマー」のジョセフ・ゴードン=レビット、渡辺謙、オスカー女優のフランス人マリオン・コティヤール、
「JUNO」のエレン・ペイジ、個人的に大好きなキリアン・マーフィーと、彼同様、ノーラン監督常連の
マイケル・ケイン。 

どの役者も個性を出しつつ、見事に演じています。

そして、謙さん素晴らしいです。
こんなにも存在感ありまくりの役者の中で、まったく引けをとっていません!
英語も演技もさらに磨きがかかってますねー。

ヘンな日本人役ではないし、そもそも体格も顔も対抗できるし、
今後、どういった作品に出演するのか楽しみですね。


ノーラン監督は、まだまだ偉大な作品を創り上げそうですね。

役者が出演したい監督は、ノーラン、フィンチャー、前記事で書いた
アロノフスキーではないでしょうか。






映画の果実-black swan





ずっと観たかった映画を、映画館で観る事ができたので、
久しぶりに、ブログを書いてみる。

前哨戦から各賞を受賞し、アカデミー主演女優賞も受賞した
ナタリー・ポートマンの演技が、とにかく光る!

ナタリー扮するニナというバレリーナが、念願かなって
「白鳥に湖」のプリマに選ばれる。

そこから、彼女を溺愛する母の異常な愛憎と、長年プリマに君臨してきた
絶対的女王からの反感と憎しみ、ニナと真逆に存在するライバル。
そして、自分自身。


彼女を取り巻くすべてのものが、プリマというプレッシャーに拍車をかけ、
追い詰められていく。



まず、明るくバレエが大好きな少女が、壊れていく。
というものではなく、そもそも物語りが始まる前から、
ニナは、追い詰められているのがわかる。

 冒頭から、彼女はおどおどして、不安定。
そのシーンから、ナタリーは素晴らしい。

もともと華奢な彼女が、この役のために
さらに、痩せてコケたナタリーは、ちょっと「シャレード」の
オードリー・ヘプバーンのようである。


繊細で美しく、弱々しい白鳥には充分だが、
艶やかで野生的で、挑発的な魅力を放つ黒鳥をどうしても演じきれないニナ。

この役どころが、ナタリー自身の俳優苦悩と重なり、
わたしは見ていて、ニナというよりナタリー自身がもがく姿にうつる。

「レオン」で鮮烈なデビューを飾るも、出演する作品(ハリウッド映画)での
彼女は、正統美人の女の子。

美人だけど、華やかさがなく、「クローサー」なんかで
ストリップをやってみたりするものの、存在感が出せず、
どうしても、「レオン」のマチルダが良かったね~。となってしまっていた。

人気も高いし、批評家やメディアからの受けもいいナタリーだけども、
彼女自身は、行き詰っていたのではないか・・・・・。

と、本作を見て思ってしまった。



黒鳥を演じるには、自分自身を解放してあげるのだ。
と、やたらと男女の関係を迫るコーチ。

もしかして、もしかすると、
美(芸術)には、本当に必要なのではないだろうか。

女優もSEXシーンなどをすると、自分自身で一皮むけた。
という人が少なくはない。

女性はやはりそこに、何かあるのかもしれないですね。

バレエのように、芸術を要するスポーツ(フィギュアや新体操など)には
技術だけでは表現できない、何かが上手さには必要であることは間違いないでしょう。


ニナは常におびえる。
映画はその軸をいっこうにぶらしません。

彼女が幾度かすれ違う、自分自身。
自信に満ち溢れ、挑発的なその彼女は、
白鳥のニナが欲してやまない、黒鳥のニナ・・・・。

そうした中で、現実と錯乱からみる妄想が入り混じる。
という映画。

あながち、フィクションだと片付けられないストーリーかもですね。
こういった世界では、ありえるのではないでしょうか。


ダーレン・アロノフスキー監督は、「レスラー」でも思ったが、
キャスティングが絶妙ですね!

驚くのは、ウィノナ・ライダーの使われ方。
これまた、彼女自身のようで・・・・・。

私たち、ウィノナが絶対的彼女だった世代からすると、
違った意味で、おぞましいです・・・・。


チャイコフスキーの音楽と、純粋さと狂気。

観ているものはグイグイ、引っ張られます。

ナタリーの熱演は、体当たりじゃないところがいいね。
きちんと、表現できていて◎。

これからも、アロノフスキー監督に期待します!








2011アカデミー賞 TOTO

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すっごく、久しぶりにこのBlogを更新してみた。

育児もすこし落ち着き、大好きなアカデミー賞予想を書いてみようと
思い出した。


好きだわ、アカデミー賞。


とゆーことで、さっそく。


◎本命 ○対抗 ○個人的にーーー

■作品賞
 「ブラック・スワン」
 「英国王のスピーチ」 ○
 「ザ・ファイター」
 「インセプション」
 「キッズ・オールライト」
 「127時間」
 「ソーシャルネットワーク」  ◎
 「トイ・ストーリー3」 △
 「トゥルー・グリット」 
 「ウィンターズ・ボーン」


10作品ノミネーションが定着してきた感な2011年。
ノミネーションの数が増えることは、いいよね。

今回でいえば、「ウィンターズ・ボーン」や、「キッズ・オールライト」など、
インディペンデント系の上質な映画も、アカデミー賞となることで、
ぐっと価値が上がり、たくさんの人が知ることができ、収入が増えれば、
監督も資金を保て、次回作への意欲も沸くよね。

モチベーションアップってことでも、とてもよい。


受賞は「ソーシャル・ネットワーク」かな~。
収入的には、「英国王のスピーチ」が勝っている+とてもいい作品だと思うけど、
アカデミー賞は、アメリカ。

今のネット時代を築いたのが、アメリカであることへの象徴や、
単純なサクセスストーリーでない、演出も、アカデミー好みでしょ。

単純なサクセスストーリーじゃなく、堕落していく点も評価高そう。

実在の人物だし、まだ生存してるし。
アメリカの経済状況がこんなだからこそ、この作品が獲る確立は高い気がする。

なんか、「アニー・ホール」が受賞した背景と似てるかな(獲ればだけど)


それに、フィンチャーの過去の作品群は、話題性もあり、
俳優が出演したい、監督の1人であることは間違いない。

2年前の「ベンジャミン・バトン」では、散々な結果だったしね。
大金はたいたのに・・・・・。

この大本命で獲らなければ、当分ないかも。


10作品のノミネートになって、去年の「カールじいさん~」に続き、
アニメが入る確立が高くなった。

どう考えても、アニメが作品賞をかっさらうのは、永遠にないかな。とは思うけど、
この「トイストーリー3」は値すると思う。
いつか、アニメが受賞するのもアリなんじゃ。


それにしても、「英国王のスピーチ」観たい!

予告編であんなに面白そう!!って思ったのも久々。
上質な英国作品は、必ずノミネートされるね。


それにしても、「127時間」byダニー・ボイルが入ったのがおもしろい。
すっかり、アカデミーの常連になっちゃったのね。

個人的には、「トレスポ」以前から、大ファンだし、
ぶれない視点がすき。



■監督賞
 ダーレン・アロノフスキー 「ブラック・スワン」 
 デヴィッド・O・ラッセル 「ザ・ファイター」
 トム・フーバー 「英国王のスピーチ」 
 デヴィッド・フィンチャー 「ソーシャル・ネットワーク」  ◎ △
 コーエン兄弟 「トゥルー・グリット」 ○


作品賞より受賞が堅そうかな。
と思ってたけど、あの名作で名優ジョン・ウェイン主演の「勇気ある追跡」を
コーエンカラーでリメイクして、彼らの作品中最大のヒット作となった本作。
やはり、彼らはすごい!

大胆でありながら、ピンと張り詰めた緊張感は彼らにはピッタリ。
2回受賞はあるかも?

作品賞と監督賞が分かれるなら、ここかも。


■主演男優賞
 ハビエル・パルデム 「Beautiful」
 ジェフ・ブリジッス 「トゥルー・グリット」
 ジェシー・アイゼンバーグ 「ソーシャル・ネットワーク」
 コリン・ファース 「英国王のスピーチ」 ◎ △
 ジェームズ・フランコ 「127時間」

100%間違いなしに、コリン・ファース!
昨年も「シングルマン」でノミネートされてるし、本当に巧い!!!

「アナザー・カントリー」で映画デビュー。
懐かしいなぁ。 20歳くらいのときだったかな、あれ見たとき。
会社の友人が、コリン・ファースが大好きで、大好きで。

あの時は、ここまでいい役者になるとは思ってもみなかったなー。

同世代のイギリス俳優、ルバート・エベレット、ヒュー・グラントよりも、
いい役者になりました。

まったくをもって、ライバルなし!


■主演女優賞
 ナタリー・ポートマン 「ブラック・スワン」 ◎ △
 アネット・ベニング 「キッズ・オールライト」 ○
 ニコール・キッドマン 「ラビット・ホール」
 ジェニファー・ローレンス 「ウィンタ・ボーン」
 ミシェル・バレンタイン 「ブルーバレンタイン」

こちらもほぼ確定枠といって、いいかも。
ナタリー・ポートマンでしょ。

今までの各賞総なめしているのに加え、妊娠というオメデタ付。

妊婦には、Happyをお裾分けです。

「シカゴ」でキャサリン・ゼタ・ジョーンズが助演女優賞を受賞した際も、
妊婦でしたね。

出産後は、仕事からも少なからず遠ざかるわけだし、
ナタリーで決まり。

もちろん、演技も良かった。

「スター・ウォーズ」のレイア姫のイメージ+品行方正な彼女自身のキャラも重なって、
汚れ役をもらえなかった彼女が、本作でダークサイドを見せていくさまは、
彼女自身の“もがき”ともとれる。

でも、チラっとみたけど、アネット・ベニングの演技も良かったなぁ~。


■助演男優賞 
 ジョン・ホークス 「ウィンターズ・ボーン」 ○
 ジェレミー・レナー 「ザ・タウン」
 クリスチャン・ベール 「ザ・ファイター」 ◎
 マーク・ラファロ 「キッズ・オールライト」
 ジェフリー・ラッシュ 「英国王のスピーチ」 △

こっからの予想が、今回のアカデミーではとーーーっても難しい!!
主演は男女とも、ほぼ確定されているといっても過言ではない。

問題は助演陣だ。

まずは、男優。


どれもいいなぁ。
個人的には、マーク・ラファロのファンです。

で、演技はジェフリー・ラッシュのが好きだ。
でも、ジョン・ホークスもとても不気味さが出ていて良いと思った。

しかし、受賞となると、クリスチャン・ベールがほんとに半歩リードかなぁ。

この役のために、髪を抜いて歯並び変えて・・・・・・。
同じくボクサー映画の「レイジング・ブル」の、ロバート・デ・ニーロのようだ。
※彼は、本作で主演男優獲ったしね。

ボクサー映画の名演は、賞を獲りやすいのは事実。
身体の改造があるからかしらね。

クリスチャン・ベールは過去の出演作品でも、そういった怪演多しだし。

それに、本作を自ら持ち込みプロデュスまで買って出た意気込み十分な
もう1人の主役、マーク・ウォールバーグが、唯一ノミネートされていないので
ここで、鼻を明かしたい! といったところか。



■助演女優賞
 エイミー・アダムス 「ザ・ファイター」
 ヘレナ・ボトム・カーター 「英国王のスピーチ」
 メリッサ・レオ 「ザ・ファイター」 ○
 ヘイリー・スタンフィールド 「トゥルー・グリット」
 ジャッキー・ウィーバー 「アニマル・キングダム」 ◎ △

助演男優より、さらに難易度高しなのが、こちら。

正直いって、分からない・・・・・。

予告を見た感じ、メリッサ・レオの演技はとてもよく、
多数賞も受賞しており、本命なのかな。

でも、助演枠は、無名、パッと出、新人、功労的も買われるところ。

ジャッキー・ウィーバーの緻密な演技が評価されるかも?


いよいよ、明後日。

もちろん、生放送でみます!!