仕事納め

テーマ:

今年も人権週間にちなんだ講演会ラッシュが終わりました。

ほんと、この時期にだけ、依頼が集中するのです。

特に12月前半の週末は、依頼が重なってしまって、何件も、お断りせざるを得ない。

なんだかなあ。もっとお話しさせていただきたいと思っているのですけど。

 

高崎の講演は、8年前に聞いてくれた市の職員からの再リクエストであった。

嬉しいなあ。

あの時、私は自分の本を3冊持参して、来てくれた方に差し上げた、らしい。

その本を受け取った方も、いらっしゃったとか。

これまた嬉しいなあ。

 

8年前といえば、40になったばかり。

イギリスから戻って、自分の居場所が日本になくて、

さて、どうやって生きていったものかなあ、と悩んでいて、

苦し紛れに大学院に入ったのだった。

本当のことをいうと、もう、メディアに何の興味もなかったので

新聞学をまた勉強したいと思っていたわけではない。

それより、宗教学に関心があった。が、縁あって、社会人入試で

上智の大学院に潜り込み、自分のみてきた世界を分析するような

メディア論、コミュニケーション論、ジャーナリズム論に

没頭することとなった。

 

結果的に、これは、面白かった。

今まで、もやっとしてきたテレビやジャーナリズムのことが

みるみる言葉で説明できるようになったからだ。

噂の伝搬、偏見、ステレオタイプの作られ方、情報操作、などについても

先行文献から多くを学んだ。

世の中の見え方が変わったと思う。

 

・・・といっても、人は、選択的に情報接触をする習性ががあるから、

もともとの私の考えを補強していった、ともいえるけれど。

 

なんていう、小難しい表現や単語を使うのが学問の世界。

私はそれを翻訳し、分かりやすい言葉で人に伝えていければいいなあ

と思ったものだ。

 

それが、今、少しだけ、できてきたかなあ、とようやく思えてきた。

難しいことをわかりやすく、シンプルに、身体に入るように、

できれば、心が動いて、行動したくなるように。

そんな言葉を探しながら、講演をやっています。

だから、同じ講演は一度もない。

毎回、ギリギリまで、考えることをやめない。

過去の話に終わらないように、今に生きる話をしたい。

生きづらい人が一人でも少なくなるように、これからの話をしたい。

 

練馬区の「講演と映画のつどい」は525人、超満員御礼となりました。

ドリアン助川さんの映画「あん」に、しっかりとつなぐことができたと思います。

 

今年最後は、母校、早稲田の11号館での講義でした。

新しい校舎になって、学生は全員パソコンに向かっていて、

顔が見づらいし、リアクションが少ないので何とも言えないが、

きっと感じることは多かったと思う。願う。

元アナウンサーだから、もっとテレビ局の面白話とかを期待していたかも

しれないけれど、私は私の伝えたいことを言い遺してきた。

 

今年も一年、皆様、大変お世話になりました。

来年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。

 

・・まだ10日もあるのだけど、すっかり、仕事納めモード。

さ、大掃除しよう。ピアノ弾こう。本を読もう^^

 

AD