毎日書くと決めたのに、定期的に日記をつけるのがボケ防止に良いときいたから、なのになかなか忙しいもんで2日すっ飛ばしてしまった。
とりあえずには一昨日から、幼馴染、といっても幼稚園高校大学違うのでぜんぜん馴染んでないけど、
親友というのは互いに違和感があると思う、それでも毎回帰郷の度にあってるんだから仲はいい、と家の周りで酒を飲んだ。小、中学校と遊びまわった此処辺は、俺らの独壇場。
たくさん面白い酒を買って、町?村?を見渡せる高台の公園で飲もうと思ったら木が邪魔でまんまと見渡せなかったし、買った酒がことごとく不細工な味やけれど、それでも強い酒なので体は暖まってきて語った。
すると懐中電灯と足音、まづい警察だと気づいてとっさに脳内で逃げようぜとつぶやいたが隣の彼には伝わらない。誰だ僕らは以心伝心とか言ったの。
で、案の定寄ってくるポリス公、「お前らなんしよっとやー?」
「いやー、青春の語らいです。」
「おい、酒あるやん、隠せ隠せー、あっちにうるさい人おるけん。」
「あっ大丈夫よ。俺ら未成年やないもん。」
「そっかそっかー。ちょっと免許証とかもっとらんや」
「あー今金しかもっとらんわー」
「生年月日いってみー」
「1985、あ、6年9月2日!」
「俺の2こ下やん。」
「え、まだ22?!若っ。あ、しかもこいつんおじちゃん警視総監よ。」
「おーお前父ちゃんに迷惑かけんなよー。ここら辺ホームレスとか来てもちょっかいかけんようになー。後寒いやろ、ちゃんと店で飲めって。」
「かけんかけん。てかここら辺そんな店ないやん!まー場所はかえるけ。パトロールお疲れさん。」
とかいってぴっちぴち18歳の俺らは華麗な演技でやり過ごした。1986年に言い直したのは盛りすぎたと思ったからで、不自然さがにじみ出危なかった、幼馴染の父ちゃんはほんとに警視総監だ。
とりあえず場所は変えることにするが、その際目が悪い友人のせいで一番マシな酒だったウィスキー瓶の蓋を閉め忘れたまま袋に入れるという失態。中身全部ぶちまけられ、お釈迦。