昨日より小説の量をちょっと
増やしてみました
長いけど読んでくれたらうれしいな( ̄▽+ ̄*)
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幸せって何?
私は知らなかった
だけど、あなたに出会って気づいた
幸せの本当の意味
あなたは幸せの本当の意味
答えられますか?
私はこれからもずっとずっと
あなたを思い続けるよ
~ぷろろーぐ~
私の名前は矢口萌々子(ヤグチ モモコ)。
一度も恋をした事のない中学二年生。
世間では田舎と呼ばれる所に住んでいる。
田舎の男は恋と言うものに興味がない。
そして私自信も恋には興味がない。
そんな中で、こんなにも愛しい人に出会えるなんて
夢にも思っていなかった。
第一章 友達
2007年-4月-
今、全校生徒の前にいる。何故かって?それは、
親友の今西有希(イマニシ ユキ)にこんな事を
言われたからだった。
2006年-冬-
有「ね~っ萌々子ー!あたしと一緒に生徒会入らない?]
萌「何よいきなり!」
有「だぁかぁら-!!!生徒会に入らない?っていってんの!」
萌「興味ないから。」
有「チェッ(-з-)つまんないのー。生徒会に入ったら内申上がるのに」
萌「・・ほっほんと??」
有「興味ないなら関係ないでしょ-!!゛(`ヘ´#)」
私と有希は頭が悪い。だから内申を上げる為に頑張っている。
そういえば、生徒会にいた人は全員有名高校に合格したっけ・・
この際生徒会入ろうかな・・。
萌「じゃあ入ろうかな・・で、一緒に同じ高校行こうよ♪」
有「本当に??じゃあ立候補書届けに行こうよ。」
萌「ばっかじゃないの・・
立候補は二年生にならないと出来ないのよ??」
有「あっそうだった-!!あたし究極の馬鹿だー・・笑」
言わなくても分かってるよ・・
萌「有希って本当に可愛いね」
有「え、何??」
萌「なんにもないよ~」
有「まいっか!!?じゃあ二年になったら絶対立候補しようね♪
同じ高校目指して!」
萌「うん。約束だよ!」
こうして私は生徒会に立候補することに決めた。
この甘い考えが後に悲劇をもたらすとは・・・
「次は矢口 萌々子さんです。・・・・・矢口さん??」
有「萌々子!!次あんたの番よ!!」
萌「えっ・・あ・・。」
と、いう訳で今生徒会の講演会の為全校生徒の前にいる。
無事講演会も上手くいき有希と一緒に期待を胸いっぱいにふくらませ
結果を待っていた。
=============================
-それから五日後-
とうとうこの日が来てしまった。
今日は私と有希の未来が決まる日でもある。。
そう、今日は生徒会の選挙があるのだ。
私と有希は書記に立候補した。
書記と言っても、全校に配布するプリントを
作るだけだから、とっても楽。
そういう理由で立候補した。運悪く、書記は
2人までなのに、同じクラスの久保淳(クボ ジュン)
と隣のクラスの佐々木杏子(ササキ キョウコ)が
書記に立候補してきた。ってゆうか、
この二人に勝てる訳がない。成績はとても優秀。
おまけに美男美女。みんなからとても人気がある。
こんな完ぺきな人と比べる価値もない私達は
あきらめムードで選挙の結果を教室で待っていた。
-数分後-
張りつめた空気をあざ笑うかのように
勢いよく教室のドアが開いた。
私と有希、そして久保君は、いっせいに
ドアの方を向いた。
そこに立っていたのは元生徒会長の
佐藤雄治(サトウ ユウジ)先輩だった。
佐藤先輩は走ってきたのか相当息をきらしていた。
「・・・・・は・・・・・だよ。」
?先輩が何か言ってるけど、何て言ってるのか分からない。
そこで思い切って聞いてみた。
「あの~・・どうしたんですか?」
あちゃ~失礼だったかな・・。
すると先輩はニコニコしながら私の前へと歩いて来た。
そして自分の耳を疑う様な事を言い出しだ。
「新しい書記に選ばれたのは・・・久保君と矢口さんです。」
「え・・・・?」
私は思わず聞き返してしまった。先輩の言葉を素直に
受け入れられなかったのかもしれない。。。
「あなたと久保君が書記に選ばれたんだよ。」
・・・・・・・・わ、私が?・・・ありえない・・
その瞬間、有希が勢いよく立ち上がった。
「なんであんたなのよ!!あたし・・スピーチの練習あんなに
頑張ったのに・・。なんで萌々子なのよ!!」そういって有希は
泣きながら教室を飛び出して行ってしまった。
書記に選ばれた驚きと有希に裏切られた感じのショックで
頭の中は真っ白だった。
そんな光景を見ていた先輩は申し訳なさそうに、
「選ばれたので・・体育館でもう一度スピーチお願いできますか?」
と聞いてきた。私は正直行きたくなかったのだけど、
行かないと行けないので、
重たい足を引きずりながら体育館へと向かった。
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盛大な拍手の中、私と久保君はみんなの前でスピーチを始めた。
久保「この度はみなさんの沢山の投票のお陰で
無事書記になる事が出来ました。
これからはみなさんの期待に答えられるよう頑張りたいと思います。」
久保君のスピーチが終わったと同時に悲鳴にほど近い叫び声が聞こえた。
「きゃー久保君可愛いー♪」「久保せんぱーい!サイコー!」
そう叫んだのは世の不良と呼ばれる人達だった。
一人は一年生の風間優理子(カザマ ユリコ)
そしてもう一人は三年生の山本 きかこ(ヤマモト キカコ)だった。
この二人、そして他数名は手の付けようがない程の問題児達だった。
この不良グループは毎日の様に私のクラスに来ては久保君を連れだし、
久保君をお人形の様に可愛がって遊んでいた。
そして、久保君自身も女好きの性格の為、なんの抵抗もなく
毎日を楽しく過ごしていた。
久保君は女好きの性格を除けば、この上ないくらいの良い性格だった。
今回は久保君が書記になったお陰でスゴイ事になりそうだ。
そんな事を考えながら、私はとぼとぼと一人で教室に戻っていた。
すると、いきなり後ろから肩をたたかれた。
おそるおそるふり返ると、そこには久保君が立っていた。
久保「オレ、久保淳。・・って同じクラスだから、名前くらい知ってるか!」
萌「うん。。。」
久保「実はお前にどうしても会って話がしたいってゆうやつがいるんだけどぉ、、」
萌「うん。。。」
久保「おーい。そろそろ出てこいよ!」
?「りょうか~いo♪」
私は声のする方を見た。
そこにはさっき体育館で叫んでいた、きかこ先輩と風間さんが立っていた。
久保「こいつらがな、お前の事を気に入って、どうしても話たいからって
オレに頼んできたんだ。」
きかこ「噂通りの美人だね♪わたし山本きかこ。よろしくねっ」
優理子「ウチは風間優理子!よろしく!」
萌「あっ、、はい・・・。」
この人達は何を考えているんだろう・・。
久保「実はこいつらがみんなを威してお前に投票する様に
仕組んだらしいんだ。で、どうしても謝りたいって、、。」
萌「えっ???じゃあ私の実力で選ばれたんじゃないってこと?」
きかこ「ごめんね・・?」
ふと有希の姿が頭をよぎった。
~なんであんたなのよ!!あたし・・スピーチの練習あんなに
頑張ったのに・・。なんで萌々子なのよ!!~
あれから有希の姿を見ていない。
どこに行ったんだろう。。
急に心配になってきた。
萌「ちょっと、失礼しますッ」
私は無我夢中で走った。有希!どこにいるの?
私の足は迷う事なく、ある場所へと私を運んだ。
第二章 森の奥の秘密
それは-・・・・・・・・・・・
ふたりにとって特別な場所―――
ふたりだけの秘密の場所―――
あの森を抜ると――――
そこにはたった1つの白いベンチ―――
悲しい時、ここに来る。
辛い時、ここに来る。
泣きたい時、ここに来る。
嬉しい時、ここに来る。
そして、秘めた思いをこのベンチに
つづる。
そうすればきっと相手から返事が来る。
ここには私と有希だけの世界が広がっている。
文字だけの世界―――――
私はその白いベンチのある野原へと
足を踏み入れた。
しかし、有希の姿は見えない。
私は白いベンチの前に腰をおろした。
そして、書かれている文字を丹念に読み返す。
2007年○月○日 有希
萌々子。。私なんの為に生きてるの?
教えて・・・・・。
[私だってなんの為に生きてるのか
分からない。だけど、きっと人は
誰かを愛する為、人を幸せにする為に
生まれてきたんじゃないかな。
だから、その為に生きるんだよ。
有希、私はあんたの為に生きてるの。
だから、あんたがいなくなれば、私は
悲しい。あんたも私の為に生きて・・・by萌々子]
有希の家は両親共に病気がちな体で
いつも寝たきりの生活を送っていた。
有希が小学6年の頃、唯一頼りになる5つ上の
お兄ちゃんは両親の看病に疲れ果て、自殺した。
それからと言うもの、有希は一人で両親の看病をしていた。
私が有希と出会ったのは中1の春。
入学式で有希を見かけたのが初めてだった。
その時の有希の顔は世界で一番幸せそうだった。
とても、悩みを抱えているようには見えなかった。
中1の5月、私は森の道を抜けた所に、
野原を見つけた。とても眺めがいい。
悩み事なんてふっとぶくらいだ。
そこにはたったひとつだけ、真っ白なベンチがあった。
わたしのお気に入りの場所だ。
ある日、私は親と喧嘩してあの野原へと向かった。
するとそこには一人の少女がいた。そう――
その人こそ私のだいすきな友達、有希だった。
何故か私たちは二人で、このベンチで会うようになっていた。
そしてお互いの事を話す様になっていた。
有希の両親のこと、お兄ちゃんの事。
私の悩み。いろいろな事を打ち明けてきた。
そして辛い事があるとこの白いベンチに文字を
書こうと誓った。
それから私はひとつひとつ丁寧に文字を読み返した。
すると今日の日付が書いてある文字を見つけた。
2008年○月○日 有希
さようなら。
それは有希の字とは思えない程の
乱れた字だった。私はただ事ではない事を、さとった。
早く有希を見つけないと・・。
とりあえず私は有希の家に行くことにした。
有希の親ならなにか知っているかもしれないから。
私は死にものぐるいで有希の家を目指した。
走って10分、今にも崩れそうな家が目に入った。
この家こそ有希の家。
第三章 裏切り
~ピーンポーン~
だが、いくら待っても応答がない。
私はおそるおそる家のドアを開いた。
そして一歩、足を踏み入れた。
萌「すいませーん、、有希さんいますか~?」
・・・やっぱり返事がない。すると家の奥から
うめき声が聞こえてきた。
「う゛うー・・・・う゛ー・・・・ぅ゛ー・・・・」
私は急いで声のする方へ向かった。
そこで、目に飛びこんだのは、、、、
血だらけになった有希のお父さんとお母さんだった。
一瞬なにが起こったのか分からなかった。
とりあえず、救急車を呼ぶ事にした。
そして私は、今にも死にそうな二人に問いかけた。
「だっ大丈夫ですからね!!もうすぐ救急車来ますよ!」
そして私はずっと聞きたかった事を聞くことにした。
「ゆっ有希は???」
すると、お母さんが口を開いた。
「あっ・・・あの・・・子・・私達・・を・・・刺・・して・・
ど・・・こかへ・・・行・・・って・・しまっ・・・た・・・」
えっ??ゆっ有希が?あんなに看病頑張っていた有希が?
もうつかれちゃったのかな・・・?
だったら有希も、、、、。
大変!!有希が死んじゃう!
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読んでくれてあリがとう