二転三転する韓国の報道・・・何が本当だかわからない。


原因を探っているのだが、これもわからない。

有力なのは、急旋回し、荷崩れを起こし、バランスを崩し、横転し、転覆そして沈没。



何故、フェリーが急旋回(90度)をしなければならなかったのか。

暗礁に乗り上げたのかという話もあったのだが、急旋回をした地域は水深20~40メートルで、フェリー「セウォル号」の喫水(水面下に沈んでいる深さ)は、およそ5~7メートルなので、暗礁に乗り上げたとか接触したというのはどうも考えにくい。上図、自動船舶識別装置(AIS)の航跡図からしても明らかである。



ただ、横転した船体下部に擦過傷(さっかしょう)のようなものが見て取れる(上図)。

この傷は暗礁の傷ではない。暗礁だとこの程度ではすまない。

となると・・・これは


クジラの衝突跡だ!


現在、捕鯨禁止の影響で韓国沿岸にクジラが増加した結果、貨物船や旅客船とクジラの衝突事故が多発しているのだ。この種の衝突事故は韓国沿岸で私が知っているだけでも5件ある。

今回のフェリーぐらいの大きさだと船体が破壊されることはないのだが、何トンもあるクジラが衝突すると、かなりの衝撃になる。「ドーン!」と大きな音を立てたのはクジラの衝突音だろう。

暗礁に乗り上げたと勘違いした船員が、無理な急旋回を計ったのではないだろうか。

その結果、荷崩れを起こし、過積載も手伝って、復元力を失い、横転といったところだろう・・・

日本のフェリーは傾斜角30度になっても、荷崩れを起こさず、十分に復元できる体勢をとっているから、大丈夫なのだが、韓国はその体勢を取っていないのだろう。


クジラのブリーチングに出くわしたのだろう。


【クジラとの衝突事故を防ぐ対策】

 クジラと船との衝突を避ける試みはこれまで種々になされてきているのだが、決め手はいまだに見出せないでいる。

 航海士や甲板員が船橋でクジラの監視体制をしいている船が多いが、完全には無理である。クジラの聴覚が優れている性質を利用して、クジラが嫌がったり、クジラを威嚇したりする、水中音響発信装置を付ける試みがなされているが、それもあまりうまく機能しない。
 今のところ、避けるしかないのが現状。

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