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2017-01-11

手術前の準備

テーマ:矯正治療
◆手術前の準備

院長の北原です。今年もよろしくお願い申し上げます。

年末年始はゆっくり休んでいましたが、正月太りしてしまい、連休中からジム通いを復活させていています。1月中に体重を戻したいと思います。

さて、その年末年始の休診中に外科矯正の患者さんの手術の準備も行っていました。

1月中旬に手術を受ける患者さんですが、最初はこのような著しい開咬でした。

    初診時


現在はこのように開咬の程度はやや軽減しましたが、まだ開咬なので、手術で咬み合わせを治すわけです。

    手術前


手術の予定はこのように上顎の後ろを上方に上げ、そこに下顎が咬み合うように動かします。緑の線が手術前、赤が手術後の顎の位置です。

    レントゲン上の顎の移動予測


その動きを模型で正確に再現します。上顎の模型上部に歯の位置や高さの指標となる線を引き、模型を切って削り、手術で動かす位置に固定します。

そこで位置を決めるためのプレートを作ります。



動かした上顎に対し、咬むように下顎もその後動かします。



その位置で下顎を固定するための下顎の位置決めのプレートも作ります。



このように上下の手術の場合は2つプレートを作ります。ピンクが上顎の位置決めのプレートで、透明なものが下顎の位置決めのプレートです。



これらのプレートを口腔外科の先生にお渡しして、手術中に顎の位置を決めていただくのです。

当院では、マウスピースやプレート型の矯正装置は外部に注文するのですが、この手術中に顎の位置をを決めるマウスピースだけは私が自分で作ります。

このマウスピースを作るのもけっこう時間がかかります。

歯の模型をけずって、手術後のかみ合わせにするのに1~2時間、マウスピースの材料が固まるのに約半日、マウスピースの形を整え、つるつるに磨くのに2~3時間かかります。

結構大変ですが、手術で顎をずらしたあとのかみ合わせが少しでも狂うと大変なので、注意深く精度の高いマウスピースを作らなくてはいけないのです。

◆茗水矯正歯科
池袋西口より徒歩3分
【住所】豊島区西池袋3-25-15-4F
ご質問、ご予約は03-3982-8610まで、お気軽にお電話ください
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【診療時間】AM10:00~PM6:00
【休診日】木曜日・日曜日・祝日(月3周目は水曜日・土曜日)
当院は、池袋、雑司ヶ谷、板橋、目白、練馬、駒込、上野、日暮里、千川、御徒町、富士見台、大泉、赤羽、茗荷谷、奥沢など、都内各所から、また、川口、朝霞など、埼玉からも通院いただいています
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2016-12-27

スプリントにより顎位を安定させた症例2

テーマ:治療例
◆スプリントにより顎位を安定させた症例2
 
院長の北原です。年末年始は12月29日から1月5日まで休診とさせていただきます。患者さんにはご不便をおかけしますが、ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
 
さて、今回は前回の症例の続きでスプリント使用後から歯を動かして咬み合わせを治した治療例です。
 
    マルチブラケットによる矯正治療前

 
前回の症例の患者さんは20代の女性で、上下顎に程度の重めな叢生があり、上顎前歯がやや前に出ていました。
 
スプリント療法により顎の位置は安定したのですが、垂直方向に歯が開いて開咬の程度が重くなっています。

開咬は矯正治療の中で難しい治療なので、スプリント後の矯正治療はある程度の経験や技術が必要となります。

 この患者さんは、上下の叢生と軽度の上顎前突と開咬が合わさった、咬み合わせの問題に対する矯正治療を行うこととなりました。
 
    矯正治療後

 
上顎の歯を並べ、後退させて、さらに咬み合わせも治すためには上下の小臼歯を4本抜歯することが必要でした。
 
スペース閉鎖の際にはパラタルバーとヘッドギア使用して、歯の前後的な位置、垂直的な位置関係に注意して歯を動かしました。

治療の終盤には咬合調整という咬み合わせの微調整も行いました。
 
その結果、歯並びがキレイになり、咬み合わせも全体がしっかりと咬めるようになりました。

    中心位のマウント模型


治療後の咬み合わせと中心位のズレがほとんどなくなり、安定した咬み合わせになったことが伺えました。

この患者さんは、一度無理な非抜歯治療後に大きなあともどりを起こしてしまった方だったので、今回の再治療ではあともどりを再び起こさないよう、安定した咬み合わせにする必要がありました。
 
スプリントを併用した矯正治療は難易度が高くなります。

それでも、咬み合わせが不安定な患者さんが、一生もののキレイな歯並びといい咬み合わせを得るためにはスプリント療法が必要な場合もあるのです。

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2016-12-17

スプリントにより顎位を安定させた症例

テーマ:矯正治療
◆スプリントにより顎位を安定させた症例

院長の北原です。年末年始は12月29日から1月5日まで休診とさせていただきます。患者さんにはご不便をおかけしますが、ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

当院では治療後の安定のため、矯正治療の前にスプリントというマウスピースを使用することがあります。このスプリントは顎関節症の治療に広く使われている装置です。

顎の関節に問題のある方や、下顎の位置が不安定な方にはスプリントを使用することで、顎関節症の症状を改善させたり、下顎の位置を安定化してから矯正治療を行っています。

    初診時


患者さんは20代の女性で、小学生から中学生にかけて非抜歯で矯正治療をしたものの後もどりしてしまったとのことでした。

上下に程度の重めな乱杭歯が認められ、しっかりと咬み合わせられない状態でした。

当院では全体の矯正治療をする患者さんは、中心位という咬み合わせを記録します。

中心位とは安定性と再現性が高いため、歯のない方の入れ歯を作る際の顎の位置の基準として採用されている咬み合わせです。

    中心位のマウント模型


この患者さんは普段咬んでいる咬み合わせと中心位のズレが大きく、咬み合わせがかなり不安定なことが伺えました。

そこで、まずスプリントを使用して、顎位を安定化することとしました。

    スプリント    


スプリントをお家にいる間1日10時間ほどを、約8ヶ月使っていただきました。

    スプリント使用後


その結果、中心位にて顎位を安定化させることができました。ここから、この顎の位置で歯がキレイに並んで、しっかりと咬み合うよう矯正治療します。

治療期間は長くなりますが、一生もののキレイな歯並びといい咬み合わせを得て、あともどりを起こさないようにするためには、顎位の安定化をを考えて治療していくことは大切なことなのです。

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2016-12-09

乱杭歯で、生えてこない歯を出した治療例

テーマ:治療例
◆乱杭歯で、生えてこない歯を出した治療例

院長の北原です。年末で忙しくなってきましたが、やるべきこと、やりたいことがあるのはありがたいことととらえ、こなしていきたいと思います。

今回は乱杭歯に加えて、埋伏歯があった症例をみていただきたいと思います。

埋伏歯とは骨の中に埋まっていて、生えてこれない歯のことを言います。

    矯正治療前



患者さんは20代の女性でした。

この方は上下顎の程度の重い乱杭歯で、矢印の上顎の右の前から5番目の歯の乳歯が、まだ生え変わっていませんでした。

レントゲン、CTをとったところ、永久歯が骨の中で内側にずれて存在し、生えてこれない状態でした。

この患者さんは歯を並べるスペースが明らかに足りないので、上下の小臼歯を抜いて全体のワイヤーの治療を行う診断となりました。

程度の重い乱杭歯の場合、通常は上下の前から4番目の小臼歯を抜く場合が多いのですが、この患者さんには、右上のみ乳歯と、骨の中に埋まっている5番目の小臼歯を抜いて、手前の小臼歯を残すという選択肢もありました。

ただしその場合は治療がやや難しくなり、この患者さんの場合は矯正用のインプラントの使用が必要でした。

そのことを患者さんに説明したところ、変則的な抜歯ではなく、通常通りの治療を希望されました。

つまり、4番目の小臼歯を抜いて、埋まっている歯を矯生やすという、左右が対称となる治療を希望されたのでした。

    歯の牽引


私の出身校である、東京医科歯科大学の口腔外科の先生に、皮膚を切開して骨を少し削って、埋まっていた歯の表面を出していただきました。

そこに小さなボタン状の金具を付け、リンガルアーチから少しずつ引っ張り出しました。

埋伏歯は大きくねじれていたのですが、ねじれを治しながら外側に引っ張りました。

    矯正治療後


歯並びがキレイになり、全体がしっかりと咬み合いました。

また、骨の中に埋まっていた小臼歯は、ねじれのない正しい位置まできて、かみ合う高さまで動かせました。

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2016-11-30

バーティカルコントロールと口元の変化

テーマ:矯正治療
◆バーティカルコントロールと口元の変化

院長の北原です。寒くなりましたが、冷えから体調を崩さないようお気をつけください。

私も週一程度でジムに行ったり、日帰り温泉へ行って温まったりして、健康維持に気をつけています。

今回は、前回の治療例の口元の変化について説明します。

著しい上顎前突を上の前歯を13mm後退させて歯並びだけでなく口元もキレイにしたのですが、下顎の位置も変わりました。

このような顎の移動は歯の垂直方向のコントロールにより可能で、バーティカルコントロールといいます。

治療前後のレントゲンの重ね合わせ(黒が治療前赤が治療後


これは下顎が小さい方に有効な方法で、今年の日本矯正歯科学会でもバーティカルコントロールを使って開咬を治した症例をいくつかみました。

上の奥歯を圧下といって、めり込ませるように動かすと、めり込んでいく上の奥歯に向かって、下顎全体が顎関節を中心にして回転し、矢印のように咬みこんでくるため、下顎の先のオトガイが前に出てきます。

実際の患者さんの矯正治療前後の顎の位置と口元の変化です。
  
    矯正治療前


    矯正治療後


治療後には下顎の先のオトガイが少し前へでて口元から顎にかけてのラインがキレイになりました。

このような矯正治療による臼歯のバーティカルコントロールは、やや難しい歯の移動法なのですが、インプラント矯正の普及により、以前よりはずいぶん頻繁に行われるようになりました。

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