空白の瞬間 ~くうはくのとき~

MALICE MIZERが大好きです。
青春を捧げ、今も尚愛し続ける最高のアーティスト。
記憶も感情も、呼び覚ますきっかけさえあれば瞬時に溢れ出します。

過去で時間が止まっているミゼラーさんも、マリス活動停止後から興味を持った方も
ファン歴やライヴ参加率に関係なく、お気軽に絡んで下さい(*´∀`)
苦悩も喜びも皆で一緒に分かち合いたい
そんな想いで情報共有の為の発信をしています。

MALICE MIZERファンサイト
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2017年06月27日(火) 00時25分51秒

忘れないから

テーマ:記念日

2017年のKamiくんの命日を振り返るの巻。



まるでお誕生日のように0時を意識して
丸1日それに意識を馳せる過ごし方が定着しつつある近年。
TwitterではMana様とKoziさんが色褪せない楽しさをお裾分けしてくれて
楽園祭ではGACKTさんが想いを乗せた歌声を響かせてくれて
メンバーたちそれぞれの想いを受け取りながら過ごした2017年6月21日でした。



Kamiくんが亡くなって18年。
当時よりは痛みの感覚が鈍り、寂しさにも慣れた頃なのかもしれない。
最近は「命日は楽しい思い出話を!」という空気が盛り上がっているのも
少しは笑って振り返れるようになった時の流れの成す技なのかな。

でも、私はなんとなく違和感があって。
マリス話大好きだし当時の情報に触れれば自然とはしゃぐし
知らないエピソードを教えてくれる人たちにはとても感謝してて嬉しいのだけど
それと同時に、哀しみも苦しみも全て思い出したかった。

皆が幸せになれるような空気作りをしていくことは大切で
笑顔は笑顔を呼ぶし、そう出来るならすべきなんだろうとは思うけど
痛みも忘れちゃいけない気がして。

Kamiくんのいない現実を平穏にしたくなかったのかもしれない。

でもそれがダメなことのような気もして押し殺していて
楽しい空気の中にいたい気持ちもあって、うまく自分に向き合えずにいた。



5/27のZIZちゃんワンマンの余韻が冷めやらぬ中迎えた6/6の楽園祭初日。
今を駆け抜けるKoziさんのエネルギーに満たされて
未来だけまっすぐ見ようとしていた私は
重苦しい過去からの手招きを振り払うような感覚もどこかにあった。
パンドラの蓋が重く感じたのは、そんな後ろめたさが含まれていたからだと思う。
でも、Kamiくんは過去にしかいない。
過去と今の上手な付き合い方が分からなかった。

GACKTさんの描く四季シリーズに「囚われの椅子」と呼ばれるものがあります。
『雪月花』『暁月夜』『白露』などのMVに登場する椅子で
LAST VISUALIVEでは死を迎える最期まで座っていた場所。



「社長の椅子」とか「院長の椅子」と同等に、何かの地位を意味するであろう椅子というアイテム。
私の勝手な憶測ですが、GACKTさんにとっては
MALICE MIZERのボーカルというポジションなんじゃないかと思ったりします。

それに囚われる、という表現が用いられていることに深く頷けるくらい

私の気持ちもシンクロしていた。

ただ、それは誰に強制されたわけじゃなく、自分の意思なのだけど。


第三者目線で見ればGACKTさんは十分ソロで成功しているし
人脈も人徳もお金もあって恵まれて満たされている環境かもしれない。
それでも大切な人を、大切な人たちを傷付けた罪悪感を手放すことなく
開放的な幸せに染まらずにいる。
「成功するまで米を食べない」と面白可笑しく扱われる願掛けエピソードの真意は
こういうことなのではないかと。

Weiboに綴られた日記の2016/11/11の投稿が印象深くて大好きです。

親友たちがボクの家に集まってゲームをしてるよ。
今日は雨の割に暖かいし皆も賑やかにやってる。
こんな時、ボクは自らに問いかけるんだ。
「オマエは幸せなのか?」って。
人生は儚い夢のようなもので二度と戻りはしない。


親友だと思える程心の距離が近い人が自分の側に居てくれて
一緒に楽しく遊んで穏やかに過ごす時間。
その話を聞けば安らぎや幸せを想像するけど
敢えて「幸せなのか」と自問してるところが囚われの意識なんじゃないかなって。
言い換えれば「その程度で満足なのか?夢は叶わないままなのに」と
過去を手放してしまいそうな自分に敢えて鞭を打ってるように思えます。

そんなGACKTさんが紫の照明に包まれながら歌った1曲目は
最近定番曲となっているらしい浜崎あゆみの『SEASONS』でした。
よほどGACKTさんの心境にリンクしているんだろうな。
カバーの域を超えて完全にGACKTさんの歌に仕上がっていて
自身の想いを目一杯乗せて歌っているように感じました。

今年もひとつ季節が巡って思い出はまた遠くなった
曖昧だった夢と現実の境界線は濃くなった


あまりに長い年月が経って
それを取り巻く空気の変化や自分の心境の変化に戸惑っていた私に
この歌い出しは十分すぎる導入でした。
Gacktさんが脱退した時「戻ってきて」以外の感情はなかった。
でもKamiくんが亡くなって5人のマリスが絶対に不可能になって
マリスの形も変わって、各メンバーがそれぞれ抱える今の環境が膨らんで
どんなに待ち焦がれてもGACKTさんはマリスに還れないままで
境界線が濃くなったって表現はとても的確だった。

それでもいつか君に話した夢に嘘はひとつもなかった



今日がとても悲しくて明日もしも泣いていても
そんな日々もあったねと笑える日が来るだろう


ここまで18年泣きっぱなしで筋金入りの涙の毎日なのに
そんな風に歌ってくれるだけでなんだか嬉しく思える不思議。
実際に未来が変わるか変わらないかじゃなく
そういう方向に一緒に進もうとしていることが嬉しいんだ、きっと。
目の前に広がっている現実に対して、無理のない素直な感情だから。

それを歌い終わると小芝居タイム。
砂浜に打ちつける波の音を背景に

またここに来ちゃったな…昔は2人でよくここに来たよね

と呟いて、空に向けて話しかけるGACKTさん。

覚えてるかな

「この歌知ってる?」って聞かれた時に「知らない」って答えたら

怒ってたこと
 

状況設定が分からないながらに自然とKamiくんの姿が浮かんで
なんだか可笑しくなって「フッ(笑)」て顔がほころんじゃってね。

(か∀み)ねぇねぇガクこの曲知ってる?(期待の眼差し)
(楽∀斗)知らない
(か∀み)えーー!!?嘘でしょ!
(楽∀斗)知らないなぁー…
(か∀み)すげーヒットしてんのに!最近どこいっても流れてるじゃん!なんで知らないの!
(楽∀斗)なんでって言われても…流行に興味ないし
(か∀み)もーいい!

みたいなやりとり、脳内再生余裕だったよね(笑)。
こんなエピソード今まで聞いたことないし架空の作り話かもしれないけど
(少なくても曲のリリース年月からして絶対にこの後歌った曲ではない)
いかにもKamiくんすぐ怒りそうで(笑)。
それがまた可愛くて(*´艸`)

キミがいなくなってから、たまに口ずさむようになったんだ

え?聴きたいって?しょうがないなぁ


視線を斜め上の宙に向けていることから
いなくなった「キミ」は亡くなった人って設定で合ってるのだと思った。
ぼやけていたただの妄想が急に明確になる。

そして歌ったのはEXILEの『ただ…逢いたくて』でした。
アカペラで1フレーズを熱く歌い上げ、再び空に視線を向けて話しかける。


キミの場所まで、届いたかな…

楽園祭という茶番めいた流れの中で突然沸き起こる魂の震え。

そのセリフを空に向けたGACKTさんの想いと

それを受け取ってくれただろうかと言霊の行方に意識を馳せ始める。

架空の設定で描かれた小芝居の中に、物凄く生々しい現実が見えた。

ピアノの旋律が涙を誘う。

あの頃の僕と言えば 愛し方さえも知らず…ただ…
不器用にキミを傷つけて 優しさ忘れていた


愛してるつもりだったのに伝わらなくてダメになっちゃって

その愛が伝わらないままもう逢えなくなっちゃった2人の関係。

どれほど後悔しているか…。

悔しくて仕方ないであろう想いが歌声と表情からも伝わって

まるで自分のことのようにいたたまれなくなったり

そんなGACKTさんを少しでも楽にしてあげたくなったりで心がぐちゃぐちゃになった。

 

ただ 逢いたくて… もう逢えなくて
くちびるかみしめて 泣いてた

 

字の如く、この曲の時は私唇噛み締めてボロボロ泣いてるんですけど

それはライヴ会場だから周囲のことを考えて声をあげまいと力をこめているのであって

要は大泣きしたいのを我慢している描写なんですよね。

 

繰り返されるこのサビのフレーズに

それはもう切実な逢いたさと忍耐が伝わってくるわけで。

Kamiくんがもし逆の立場だったら、この苦境に耐えられるかなって思ったら

なんかもうモノとかに当り散らして怒ってる姿が浮かんできちゃって(笑)。

だってこの歌知らないってだけで怒るキャラだもん(ノ∀`)

 

なんかね、それを思ったら

GACKTさん本当に頑張ってるなぁって愛しくて仕方なくて。

血を吐きながら頑張ってること知ってたけど、改めてそう感じて

今日までの道のりは本当に戦いだったよねって噛み締めたりもして。

辛くて仕方なくて止め処なく涙が溢れるのに、嬉しくて仕方なかった。


最終電車 僕の肩に顔をうずめたまま
寝息を立てる 何よりも幸せだったよ…


何気ない日常の景色、側に居た日の穏やかな記憶。

失ってしまうとそんな些細な思い出があまりに眩しくて尊くなる。

Kamiくんとパチスロしてた思い出が蘇った日の「麻婆豆腐が辛くてさ」

のエピソード思い出して更にこみあげてきちゃって。

もう戻らない時間だけを悔んでしまうのは…何故?
ただ…愛しくて…涙も枯れて
キミの居ない世界をさまよう
忘れたくない…

キミの香りをまだ抱き締め眠る夜が孤独にさせる…

過去に囚われたネガティブな感情の中に存在する「忘れたくない」という意思。

ああ、私が求めてたのコレだぁってすごくホッとして

改めてGACKTさんと共に歩きたいと思いました。

傷を舐め合いたいわけじゃない。この人に寄り添って歩きたい。

最後のファルセットの「ただ逢いたく…」から「てぇええ」までの間が

6/21は特に長く感じて

GACKTさんの中でたくさんの想いと記憶が渦巻いて

意を決して吐き出したように見えました。

 

最後に空を見つめて微笑むのがいじらしくてとても素敵で

俯いて泣いてるわけじゃないよ頑張ってるよって

そんな微かな、だけど確かなポジティブさがそこにはあって。

6/20は上手に微笑えなくて表情曇ってたんだけど

6/21、頑張ってたな。

 

最後に、Kamiくんが亡くなった時、Koziさんが紹介してた絵本を貼っておきます。

 

 

こういう涙を流すのも、大切なことだと思うんだ。

何年経っても。

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