先行ロード・ショーで、ダークナイトを見ました。
噂に違わぬ、シリアスな映画でした。
おかげで、また、首が回らなくまりました(苦笑)
<解説>
クリストファー・ノーラン監督とバットマン役のクリスチャン・ベイルが
手を組んだ本作。シリーズ史上初めて“バットマン”を外した『ダーク
ナイト』というタイトルを冠し、バットマン伝説の起源と、再び混乱状態
に陥ったゴッサム・シティの悪を滅ぼす“ダークナイト”の誕生を描い
ている。
そして最大の見どころとも言うべきは、バットマンの最凶最悪の宿敵、
ジョーカーとの戦い。ジョーカーに扮したのは、若手実力派として今後
の活躍を期待されていながら、本作の完成を前にこの世を去ったヒー
ス・レジャー。
狂気と不気味さが際立つ名作『時計じかけのオレンジ』 のアレックスを
参考に、ティム・バートン監督の『バットマン』 でジャック・ニコルソンが
コミカルに演じたのに対し、リアルなジョーカーを体当たりで怪演し、
ノーラン監督に「とてつもなく素晴らしい、観る者を圧倒する演技」と言
わしめた。(eiga-fanより抜粋)
<コメント>
ネタバレの可能性あり?それはないと思います。なんといったて、展開
が早すぎて、とても追いきれない。なんで、ジョーカーがここにいるの?
なんて、考えていたら、取り残されてしまう。そんな感じでした。
だから、僕が憶えてるジョーカーの言葉を書きたいと思う。
といっても、全部憶えてるわけではなく、僕の頭によって作り上げられた
言葉だろうと思う。
「拳銃では、ダメなんだ。ナイフでないとわからないんだ。
ひとの本姓が、そのとき、その瞬間に現れてくるんだ」
「重力の法則と同じように、悪の法則が、この世にはあるんだ。
人間が追い詰められたとき、その法則が顔を出すんだ」
「人間は、善を求めるのではなく、生を求めているんだ」
こんな言葉で、バットマンを追い詰めるジョーカー。
ジョーカーに迷いはないようだった。化粧崩れした顔からは伺い知れない。
ときどき、舌を出すのだが、一瞬のこと。だが、妙に印象的で、そのアナー
キーな表情にアクセントを加えていたのだ。
稀代のトリックスターといわれていたジョーカーだが、この映画における
ジョーカーはリアルスターである。僕自身に覆いかぶさってくるのだ。
その息苦しさに思わざる得なかった。
「バットマンよ、はやく、奴をやってくれ!」
そんなリアルなジョーカーを演じたヒース・レジャーはあるインタビュー
で言っていた。
「ジョーカーに共感するとこ?同化するとこ?
あるわけないじゃん。俺はジョーカー全部否定するね」
しかし、彼は不眠症で、薬の過剰摂取をしていたという。
やっぱり、ジョーカーの役に没頭していたんだろうと思う。
悩み、苦しんでいたんだろうと思う。
いづれにしても、みるべき映画だと思いますね。
でも、小学生以下のこどもとは、行かないほうがいいんじゃないかな。